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推理小説好きは名探偵を超える  作者: ちーさん
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探偵開始

〜7月11日午前11時とある道〜


私は裕也が居酒屋から帰ったと思われる道を辿っていた。


「あいつがそのままやられるような奴じゃい…….きっと何かしらあるはず……」


上下横、全方位を見ながら歩いていると、後ろから声をかけられた。


「お!ポンコツ探偵のつばちゃんだ」

「ゴミでも拾ってんのか?」


そいつは、この前電話で裕也が行方不明と教えてくれた小池怜だ。

と、その隣が窪田千紘だ……この2人苦手なんだよな……。


「ポンコツって……てかゴミなんか見つけてないし!」


と言い返したら下に光る小さなものが落ちていた。


ピアスだ。


その金色のピアスには血のようなものが付いていた。


「なにこれ?血か?」


と怜が言ってきた。


「ピアスしてたら耳が傷ついたりするんだから血がついててもおかしくないだろ。」


千紘はそう言ったが、私はそうは思わない。

何かしらの手掛かりになるはずだ。


ジップロックに入れてポケットにしまうと、怜がこう言ってきた。


「翼昨日の夜、遊戯とあったか?」


「え?会ったけど?」


嫌な予感がした


「遊戯昨日殺されたぞ、喉を切られて…」


「そんな!」


「あと、亮太のやつも昨日駅のホームから落ちて電車に轢かれたんだと……」


「嘘でしょ……2人も……」


2人のクラスメイトの死…しかも1日で。


もういつ自分達が殺されてもおかしくない。


「そこでだ翼、今いるC組の皆を集めて色々と話し合おうと思っている。こんなことになってるんだ、仕事どころではないからきっと集まるはずだ。」


怜が提案してきた。


色々と情報がもらえるし気持ち的にも楽だけど、もしかしたらそのメンバーに犯人が居るかもしれないと思うと気持ち悪くなる。


「うん、分かったまたその時連絡して」


そう言って、怜達はいなくなった。



でもあの2人、なぜここに来たんだ??




〜7月25日午後18時あべこ屋〜


あれから2週間が経ち、怜が言っていたクラスメイトの集まりに来た。


8人……ほぼ全員来ている。


クラスメイトの4分の1が亡くなってしまった。


来ていないのは、滝田理絵と伊藤千鶴の2人だけだ。


「みんな、集まってくれてありがとう。」


と、五木田賢治が言った。


「まじで、外出たくなかったよ…賢治が言うからきたけど」


と斎藤亜美が口を開いた。


「亜美の言う通り、危ない中来てくれて助かる……皆を集めたのはしっかりとした理由がある」



「俺は亮太死んでから、翼や怜と一緒に色々と調べてきた。単刀直入に言う。」



















「この中に殺人鬼がいる」


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