No.18 Eランク試験編:2 試験内容の説明
華吹さんにEランク試験の受付をしてもらい、Eランク試験会場の案内状をもらった。この冒険者協会の2階にだそうだ。
案内状に従って、エレベータに乗って会場に向かった。
今は、8時50分。試験開始時間ギリギリになってしまったが、問題なく会場に入ることができた。
『席はご自由にどうぞ』と案内状に書いてあったので、一緒に来ている人もいないので、空いている一番前の席に座ることにした。すでにグループっぽいのを作っていたし、疎外感を少し感じるが気にしないことにした。
チラッと他の受験者たちを見たが自分を含めて20人ぐらいの人が居たように感じた。
今は6月中旬だ。1年ほど前に制定された『将来の冒険者育成のために15歳以上限定許可』により、若い人たちの冒険者支援は活発になっている。今年度18歳になる者達はFランクダンジョン限定が解除されて、レベルもある程度上がった者は、4月になった瞬間Eランク試験に臨んだのは容易に予測できる。彼らは、今年度の第一陣新冒険者として今後活動していくだろう。
今回試験を受ける人たちは、第二陣いや、第三陣の新冒険者としてEランク試験に臨んでいると思われる。出遅れ組と揶揄されるが、趣味の範囲の人が大半だと思う。
もしくは、僕みたいな状態の人が試験を受けているんじゃないかな。
少しすると、試験官が入ってきた。
「はーい。Eランク試験始めます。席についてください。
初めまして、今回、試験官を代表します華吹レイカと申します。よろしくお願いします。他に3人の試験官がいますが、時間が押してしまいそうなので紹介は省かせていただきます。」
試験官、華吹さんかなって思ってたけど、やっぱり華吹さんだった。なんか運命的なものを感じたが、今は心を落ちつかせよう。一番前に1人で座っていたために、目が合ってウインクされたような気がしたけど、きっと幻想のたぐいだろう。
「Eランク試験の試験の内容を説明していきます。
今回の試験は、この会場にいる24人で3~6人のパーティー組んでもらい、こちらが指定するFランクダンジョンを攻略してもらいます。制限時間は、日没前の午後4時になっておりますので頑張ってください。」
「Eランクダンジョンは、Fランクダンジョンと違い魔物の強くなります。
また、複数体で襲ってくることもありますので、パーティーを組んで攻略することを冒険者協会ではススメております。そのため、少しでもパーティー戦闘経験を積んでもらうためにこのような試験になりました。」
「強制は致しませんが、友人同士、すでにパーティーを組んでいる方も今回、他の冒険者と組んでみるのも良い経験となると思います。攻略できれば合格になりますので難しいことはないと思います。」
「10時になりましたら、試験のダンジョンにバスで出発します。それまでご自由に受験者同士お話ください。パーティーを組む際は、試験官のもとに行き、冒険者カードをくっ付けて『チーム』を組んでください。」
他にも注意事項、守秘義務関係など説明があったが、試験の説明を聞いて、今の僕の頭の中は『どうしよう』という思いでいっぱいであった。
組む奴いない居ないし、スキル『シャッフル』がどのように作用するか分からないし、覚醒者ってあんまりいい顔されないんだよ。マジでどうしよう。
おまけ:魔法によるダメージについて(例)
現在の主人公のINTは、26+18(44)です。
「ワンペア」
MP3 クールタイム 10秒
指と指の間に、トランプサイズのカードを挟み、それを飛ばして攻撃する。
5属性(火、水、雷、土、風)のうちランダムに1つ属性がカードに付与される。
ダメージ 10 (火、水、雷、土、風)
もし、相手のRESが0だった場合は、44ダメージが入ります。
相手に弱点属性で攻撃した場合、54ダメージに変化します。
そう考えると、無属性の魔法攻撃って強いそうだなと感じると思いますが、そういった魔法はこの世界に存在しません。
この世界では、魔法は相手に合った弱点属性を選んで戦うというのが一般的です。
代わりに、闇と光の属性は、《《どの属性》》にも通ります。
光と闇の弱点関係は、通常の2倍のダメージを与え合うことになります。
今回の状態なら、本来は44ダメージ、
通常弱点によるダメージなら54ダメージ、
光と闇の関係の弱点ダメージは64ダメージ(44+10《《×2》》)。




