表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/13

第5話 桐也の苦難 (中)

更新が大変遅れて本当にすみませんでした。長いブランクでまた文章が悲惨な事になってますが、もしよかったら暇つぶしにいかがですか。

みなさんこんにちは、桐也です。

今ワタシは侑希と一緒に駅近くのランジェリーショップにいます。物凄い居心地悪いです。背中から凄く嫌な汗が出てます。しかもかなりテンパってるせいで、さっきから標準語喋っちゃってます。てかすごい他のお客さんとか店員さんに見られてるんですけど。しかもなんか噂してるし。−−−−もう死にたい。ワタシが着替え部屋の前でうなだれてると


「桐也〜一応着てみたんだけど、イマイチ自分じゃ分からないからちょっと見てくれない?」


カーテンの隙間から侑希が顔を出してきた。しかも凄い要求も一緒に。


「ハッハイ!?見るって何を!?てか誰が!?」


また嫌な汗が出てきてます。しかも今度は全身から。


「だから桐也がこの下着が似合ってるかを見るの」


なんの躊躇いも無く言いやがった。羞恥心とか無いのか!もしかして女ってみんなそうなのか!?かなり進んでる!?−−−女って怖え


「侑希は見られて恥ずかしく無いのですか?」


「そりゃ他の人だったら恥ずかしいけど、桐也とは幼なじみだし、昔は一緒にお風呂に入ったりしてたから恥ずかしくはないよ」


それは小学校一年生までの話だろうが!その頃からだんだんと女っぽくなってきたから入るの止めたけど


「いやでもちょっと待って下さい、確かにお前はそれでいいかもしれないですけどワタシはそうはいかないんです。ワタシが慣れてるのは『男の体』の侑希であって、『女の体』の侑希はまったく免疫無いんですけど」


「言い訳はいいから早くしてよ」


問答無用ですか!?


「――――分かりましたよ。ワタシも手伝うと約束した以上、しっかりと約束は果たします。だけど、どうやって見ればいいんですか?このままカーテンを開けるわけにはいかないし、かといって首だけ入れて見るような真似をすれば、下手すると変態と間違われて通報されかねないのですが」


「ノリと勢いで中に入ってこれば?」


―――――――ハイ?

コノコナニイッテルノ?

アタマオカシインジャナイ?

つーかどんなノリだよ!ただの変態じゃん!


「ほらほら、早くしてよね」


そう言って、カーテンの間から伸びてきた手に掴まれて無理矢理更衣室に引きずり込まれたワタシはその目に映った光景に息を呑んだ。


「イタタ、何すんねんいきな・・・・・・なっなんと言うエロさなんや!!」


思わず関西弁に戻るほどの驚きだった。

だってそうだろ!?こんな凄いもん見て驚かない奴なんているか?この反則なまでのプロポーション。

158センチという低身長はオレがカバーすると言わんばかりの立派なその胸。間違いなくCはあるだろう。そして、それと対照的なほっそりとした腰とキュッと引き締まった尻。この低身長にナイスバディというギャップは漢心をそそる。その上今身に着けてる黒のレース付きの下着が扇情的な雰囲気を醸し出している。


「ダメかな?これ。今時の子って、これぐらいが丁度良いって店員さんは言うんだけど」


「全然ダメやないで!ものごっつい似合ってるで!」


ワシには女物の下着の良し悪しは分からんけど、とりあえず侑希にはエロい下着が似合うっつー事は分かったで。


「ホント?じゃあコレにするね」


「イヤーそれにしても、見れば見るほどエロい体つきしとるな〜。特に胸がもう犯罪級やで。揉ませてくれへん?」


つい癖で本音を言うと


「豚箱にぶち込まれたい?」


怖!目がマジや!


「じょ、冗談やって!本気なわけあるかい!」


「まったくこれだから男って生き物は」


この気まずい状況を打破するには話を変えるしかないな


「なぁ自分下着決まったならワシもう出てもええやろか?」


流石なこないな場所に長時間いたらワシの理性が持たへん


「え、ああうん。この黒いのにするからもう出ても大丈夫だよ?」


「ほなワシは出るけど、この後どないする?他には必要なもん無いんか」


「うーん、服とかはまた今度でいいから、とりあえず今日はこれで終了だね。桐也は何か必要なモノとか無いの?また今度でいいから、とりあえず今日はこれで終了だね。桐也は何か必要なモノとか無いの?」


「食いもん買いたいけど、金が無い」


あのアホ親『漢なら1ヶ月くらい水と根性で何とかなるやろ』なんてぶっ飛んだ事抜かして殆ど金置いていかへんかったからほんまに餓死しそうや


「え、ちょっと待って。ホントにお金無いの?全財産どれくらいあるの?」


「うまい棒五本買ったらおしまいや。HAHA、笑えるやろ。てか笑いすぎて涙出てきた」


クソ、涙で前が見えへん!


「50円しか無いの!?じゃあ夕飯は?」


「H2O」


「大丈夫なの?夕飯家で食べてったら?」


「ええんか!マジで助かるわ。でも家の人に迷惑かからんやろか?」


「何言ってるの。桐也とは小さい頃からの付き合いでしょ?今更遠慮なんていらないよ。お父さんこの前言ってたよ?『この頃桐也君が来てくれなくて寂しいなぁ』って」


「おじさんそんな事言っとったんか、なんか嬉しいなぁ。・・・ほな今晩はゴチになります。」


やっぱり持つべきモノは友達やな


「うん、よろしい。あっでも今はお父さんもお母さんも仕事で家にいないんだ。だから夕飯はボクが作るね」


「侑希が作るメシを食うのは久しぶりやからごっつう楽しみや。期待しとるで?」


この時まだワシは全然気付いてへんかった。


「任せて、頑張って作るね」


侑希がワシを夕飯に呼んだ本当の理由に

未だに登場人物のキャラが決まらないという有り様です。先が思いやられますが、頑張っていきたいと思います。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ