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第3話 親友

なんとか兄さんに追いつこうとしたけど、途中で力尽きて今はコンビニで休憩中のボク。ちなみにこの時点で遅刻とかもうどうでもいいです。

とりあえず朝の分と昼の分の食糧を調達しようとうろついてると、見覚えのあるツンツン頭を発見したので話しかけた。


「おはよー桐也!今日も遅刻?」


「え?・・・・・あの〜自分誰や?」


話しかけた後になって気付いたけど、今ボク女の体だったんだ。まぁとりあえず、ここは冷静になって冗談の一つでも言ってあげようかな?


「え!?だ、誰ってボクのこと忘れちゃったの?ボクにあんな情熱的な愛の告白をしたくせに!あんなにも真剣な告白受けたの初めてだったんだよボク!だからボク、桐也に気持ち良くなってもらいたかったから慣れなくても一生懸命頑張って奉仕したのに!もう桐也無しじゃ生きれない弱い女にボクをしたくせに!酷すぎるよ!!」


「エェェェーーーー!!ワシいつの間にこないな別嬪さんをモノにしとったんや!?ワシやるやないか!まだまだ棄てたもんでもないなワシ!」


「普通ならあんな嘘言われたら大抵の人は狼狽えると思うのに、桐也はホントにいい性格してね」


「へ?嘘やったんか!?こんにゃろー、よくも純粋な青年の心弄んでくれたな!許さへんで!」


「じゃあお詫びに今度一杯気持ち良いことしてあげるから許して?」シナを切って、上目使いで見ると


「グゥッハァァァァァ!?ま、ままままマジでか?マジ気持ち良いことしてくれるんか?しかも一杯!?ワシもう死んでもええ!」


「嘘だよ」


「最悪やな自分!?クソ〜一度ならず二度もワシのこともて弄びやがって!この〜・・・・・えっと自分名前何や?」


「だから忘れちゃったの?君が一番よく知ってる人だよ?」


「ワシが一番よく知ってる人?」


「ヒントその1。君が幼稚園生の頃、何を思ったか知らないけど着替えの時間に全裸になって教室の中を走り回ったことを知ってる人です。」


「ウソだぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーー!!!!なんで自分あのこと知っとるんや!?」


「だって同じ幼稚園だったもん。しかも同じ組」


「同じ幼稚園で同じ組やと?おったかな〜こないな性格ねじ曲がった女?いや性格ねじ曲がった女みたいな男はおったけどな〜」

それがボクで〜す


「ヒントその2。君が中学2年生の頃、学校に持ってきたエロ本を昼休みに教室で堂々と広げて見てたら、たまたま通りかかった先生に見つかって没収されたのを知ってる人です」


「何故だぁぁぁぁぁぁーーーーーーーー!!!!なんでそないな事まで知っとるんや!?」


「だってすぐそばにいたもん。さらに言っちゃうと桐也見つかった後、三階のトイレに籠もって出て来なかったでしょ?」

「ギクッ!!」


「まぁボクがなんとか説得して引きずり出したんだけどね」


「は?何言っとるんや自分?あん時ワシを引きずり出したんは侑希っつーワシの一番の親友や!」


「もしボクが侑希だって言ったらどうする?」


「はぁ?まぁ確かに自分あいつと性格似てるところあるけど、あいつは男で、あんたは女やぞ?なにアホなこと言ーとんねん」


「ウソじゃないよ!だって証拠があるでしょ?ボクが桐也の今までしてきた人には言えない恥ずかしい思い出知ってるのは何故?しかも事細かに」


「た、確かに!」


「桐也が望むならもっと話してあげるよ?例えばは『修学旅行夜這い事件』とか『文化祭視聴覚室AV上映会事件』とか」


「ギャーーーーーーーーーーー!!!!分かった!信じる!自分が侑希って信じるから勘弁してくれ!」


「ヒヒヒヒ、分かればいいんだよ。分かればね」 「その意地悪い笑い方確かに侑希そっくりやな。ところでなんで女になってもうたんや?なんか事情があるんやろ?」


「う〜んとね、簡単に説明すると神様が条件付きで、なんでも願い事叶えてくれって言うから、女に変えてもらったの。」


「自分頭大丈夫か?それとも薬でもやっとるんか?もしくわ電波?」


「予想は出来てたけど、それでもやっぱりその反応は傷つくな〜。」


「いやだって有り得へんやろ?神様とか」「だって本当の事なんだもん仕方ないじゃん!じゃあ桐也にどうやってボクが女になったか説明できるの?」


「う、う〜ん!・・・・・・・無理や。てかそんなんワシが分かるわけ無いやろ!」


「じゃあ信じてよ」


「しゃ〜ない信じたる。なんかいろいろメンドーやから」


「ヨッシャ!」


「話変わるけど、自分ここで何してるん?サボりか?」

「サボりじゃないよ!遅刻しないように急いでたけど途中で力尽きてここで休憩してるだけ。あと朝と昼の食糧調達。」


「それをサボりって言うんや!あと朝飯食って来んかったんか?」


流石に関西人、ツッコミが速い。


「兄さんに事情を話してたら、朝ご飯食べてる時間無くなっちゃった。」


「あぁ〜確かに、それやったら時間無くなんのも当たり前やな。」


「うん、だから食糧買ったら学校行くつもり。」


「ほんならワシも一緒に行くで。今から行けば一校時目始まる前には着くやろ?」


「そうだね。でもちょっとめんどくさいや。」


「何がや?」


「この体の事だよ。どうやって説明したらいいのか。兄さんと桐也は昔の恥ずかしい思い出話したら信じてくれたでしょ?でも学校のみんなはどうしたら信じてくれるかな?」


「信じたってゆうか、脅迫された気がすんやど・・・・・・・・はい、すんません。気のせいです。だからそんなに睨まんで下さい。」


「だって桐也が人の話の腰を折るからだよ?」


「すまん!つい・・・」


「『つい』どうしたの?」


「つい・・・・・・・・・可愛かったから、イタズラしたくなったんや!!」


なんでそんな事大声で言うんだよ!聞いてるこっちが恥ずかしいじゃないか。てか周りのお客さんこっち見てるし!


「桐也ってホントに自分に正直だよね。それが仇になることもあるんだけどね。」


「しゃーないやろ。これが性分なんやから。

あとさっきの話やけど、そんなに心配すんなや。いざとなったらワシがフォローしたるから。」


素でそんな事を言う桐也はズルいと思う。いつもはふざけてばかりいるくせに。言われるこっちの身にもなってほしいよ。


「ありがとね、桐也。あんまり期待はしてないけど、頼りにはしてるから。」


「おう任せろや!ほんなら行こか学校に」


これからの事を考えると少し気分が萎えるけど、今は桐也の優しさが嬉しかった。

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