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第1話 まず最初

これ書いてると自分には文才がないなと再確認させられます

でも頑張って書きますから見捨てないで下さい

朝起きると胸に重みを感じた。触ってみるとすごく柔らかかった。大きさも平均より少し大きいくらいだ。そうしていると実感が沸いてきた。


『ボク女の子になったんだ』


嘘じゃない。夢でもない。紛れもない事実であり、現実である。永年願い続けたことが本当に実現した。だからボクは叫んだ。この幸せを表すために。


「ヤァァァァッタァァァァァーーーーー!!!!」


なんてかわいい声なんだろ。

しかも声が白石〇子に似てる。叫んでも可愛らしさを損なわないのが素晴らしい。

そんなことを考えていると、足音が聞こえてきた。しかもだんだんボクの部屋に近付いてきてる。


ヤバい兄さんだ!


この家にはボクと兄さんしか住んでない。両親は2人とも仕事のためアメリカにいる。職業は父も母もファッションデザイナー。自慢じゃないけどそれなりに有名だ。

てか今はそんな事言ってる場合じゃない。たぶんあの足音からするとかなり怒ってる。理由は簡単だ。あの人普段は優しいけど、寝てるのを邪魔されるとスゴくキレるんだ。どうしようかと悩んでいると、


いきなりドアが吹き飛んだ。


吹き飛んだドアはボクの部屋の窓ガラスを突き破って外に飛んでいってしまった。ボクは唖然としつつもドアのあった場所に目を向けるとヤツが回し蹴りの姿勢のままそこに立っていた。


ボクの兄である、荒川礼二が、しかも笑顔で、その顔を見たボクは戦慄した。そして本能が警告してきた。このままでは『殺される』と。だからボクは急いで行動する事にした。頭まで布団をかぶり、寝たふりをする事にした。起きてるところ見られたから意味ないじゃんと思うかもしれないけど、この際しょうがない。ていうかこれ以外のいい方法が思い付かなかったのだ。

そして、ボクが布団の中でブルブル震えて死を覚悟した。


一方、荒川礼二は困っていた。朝っぱらから大声を出して安眠を妨害した我が麗しの弟に制裁を加えるべく、意気揚々と部屋に乗り込んだはいいが、そこにいたのは、弟では無く、


誰もが心奪われるような絶世の美少女だった。


もちろん礼二も一目見た瞬間から彼女に心奪われている。

だけど、礼二はあることに気付いた。


彼女めっちゃ怯えてるじゃん


後悔した。何故あんな乱暴な登場の仕方をしてしまったのか。そのせいで彼女は今布団の中でプルプル震えている。だからオレはこれ以上彼女を刺激しないために紳士的に接することにした。


「すみませんお嬢さん。朝から驚かせてしまって。だけど悪気は無かったんです。ただ弟にちょっとお仕置きをしようとしただけで、決して貴女に危害を加えようとしたわけでないのです。だから、そんなに怯えないで下さい。」


さすがだオレ!完璧に紳士だ。あまりの紳士らしさに、彼女オレに惚れちゃったりしないだろうな?

そういえば弟という単語で思い出したが、我が麗しの弟こと、侑希はどこに行ったんだ?


・・・・・・アレ?


ちょっと待てよ?

何故彼女が弟の部屋にいる?

何故彼女が弟のベッドで寝てる?

それはつまり彼女が弟のアレということか?

恋人ということなのか?


・・・・そ、そんなバカな!?


散ったよ。オレの恋。ふふ、短すぎるぜ。出逢って、たった2分で散るなんてよ。

ちなみに今『弟の彼女なら奪っちゃえばいいじゃん』と考えたヤツ。辞めといた方がいいぞ?昼ドラだとそういう事するヤツって大抵ラストで死ぬから


そんなことを考えていると布団の中から彼女が可愛らしく顔をのぞかせてこう言った。


「もしかして兄さんボクのこと分からないの?」


え?どっかで会ったことあったっけ?


「何を言っているんだい?分かるに決まってるじゃないか!第一君みたいな可愛い子一目見たら絶対忘れないよ!」


「絶対分かってないなこの反応だと。ボクだよ、貴方の弟の侑希だよ?」


「侑希だよ?と言われてもな。オレの記憶が正しければ侑希は男だった筈なんだが。」


「そうなんだよ神様がボクを条件付きで女の子にしてくれたんだよ!」


何言ってんだこの子?

あ〜〜アレか?電波か?それとも最近流行りのアキバ系とかそうゆうのか?うんきっとそうだ。そうにちがいない。だってオレの弟ならこんなイタい事言わないもん。


「あの〜君、病院はあっちだよ。大丈夫?1人で行ける?何なら送ってこうか?」


「うわ、ヒド!全然信じてないでしょ!?まぁ確かにこの体じゃ信じられないのも分かるけど。・・・・よし分かった!それじゃあボクと兄さんしか知らない秘密が言えたら信じてよ!」


「は?秘密?そんなのある訳ないだろ」


「兄さんが小学3年生の頃、ボクのクラスの由美ちゅんて子のリコーダーなめ・・・」


「うわぁぁぁぁああぁぁぁぁーーーーーーー!!!何故それを知っている!?あの時教室には誰も居なかったはずだ!」


「なんでだろ〜〜?不思議だね?」


ヒヒヒヒと意地悪く笑う女。

オレはそこでふとあることに気付いた。


オレはこんなふうに意地悪く笑うヤツを知っている。しかもスゴく身近に。1人だけ。

たったそれだけを理由でこの子を侑希だと判断することは出来ないけど、この子はオレの秘密を知っていた。


「キミホントに侑希なのか?」


性別が変わるなんて、とても信じられるような事じゃない。なのに


「うんボクは侑希だよ。」


この子はさも当たり前のように答えた


「嘘だろ?一体どうして?」


「ちょっとこの体じゃないと出来ないことがあってね。」


「それって・・・・・まさか!?」

「うん!そのまさかだよ。」


「嘘だろ?まさかあんな約束護るためだけに神様とやらに女にしてもらったのか?」


言った後になって気付いた。いまの言葉は軽率過ぎたと


「兄さんにとってはあんな約束かもしれないけど、ボクにとっては大切な約束なんだよ。」


「わ、わりぃ今のはヒドかった。謝る。スマン!」


「まぁ素直に謝ってくれればそれでいいんだけでね?ところでさ・・・」


「ん?」

「もうそろそろで学校でしょ?」


「ああそうだな、早くしないと遅刻するな。」


と言っても遅刻の常習犯であるオレにとっては遅刻なんて屁でもないのだが


「でね?学校には制服着て行くわけだから・・・」


「そんなの当たり前だろ?」


「・・・・・・・まだ分からないの?」


「何が?」


「遠回しだけど、ボクは着替えたいから速く出ていってくれないかな?って言ってるんだよ」


「すみませんでした、すぐ消えます。」


オレが光よりも速く部屋から出ようとすると、オレはいきなり右手を掴まれた。


「あ、ちょっと待って!」


オレは内心心臓バクバクだった。何故かって?そりゃ女の子に体触られるのが初めてだからさ。


「どっどうしたんだい?」


微妙に声が裏返ってるよ


「朝の挨拶まだしてなかったよね?」


「ああそういえばそうだったね?」


「おはよう兄さん」


「お、おう!おはよう!」


オレはそう言って急いで部屋を後にした。


ダメダメダメ過ぎる!今のは反則だ!『おはよう』って言いながらニコッて浮かべる笑顔は反則だ!ていうかオレの理性が持たん


とりあえず自分の部屋まで避難して、内側から鍵を掛ける。


「はぁ〜これからどうしよう。いろいろと。てかあんな笑顔毎日食らったから、多分その内オレ死ぬ」


早めに何とかしようと思う兄だった

終わり方がまたビミョー過ぎた〜〜

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