第1章:盗賊とオシャレ
第1章
ランドは目が覚めた。
昨日は驚いたなぁと思い、上半身だけを起き上がらせた。
外は生憎の雨模様…
頭を掻きながらベッドから起きた。
子分達はまだ寝ていた。
声をかけたが、起きる気配は無かった。
いや…起きていると言う匂いがしたが、多分毎日町へ出掛けてるので気を使って起きないようにしているのであろう。
空は雨模様…。外もどしゃ降り。
ランドは、雨に濡れながらいつものBARに向かった。
寂れたBARには、いつものマスターが1つ1つテーブルを拭いていた。「マスターおはよう」と声をかける。
マスターはランドが入って来たのに今、気付いたようだった。
「おはよう…ランド…」
元気が無かった。
「マスター、元気が無いけどどうしたんだ?」とランドは問いかけた。
「あぁ…実は、この店は潰れる事になったんだ。」と答える。
「何故?」とランドは、更に聞いてきた。
「王宮がな…、この町のこの店にプリムちゃんが入り浸って居ることを知ってな。こんな店があるから、毎日城に帰って来ない!って王様が怒って、この店を潰す事にしたんだ」と話して来た。
そんな自分勝手な!とランドは思い、ふと思いついた。
「プリムに、店を潰さないでくれ!って頼めば良いんだ!」と言う。「駄目だ…。プリムちゃん…今日、城に連れ戻されちまった…。悪いんだがランド…今日は店閉いだ…帰ってもらえるか?」とマスターに元気は戻らない。むしろ、更に落ち込んだ。
「なら、俺が直接城に行って…直接王様に言ってくる!」この時、プリムの事は頭に無かった。あったのは、BARの事しか無かった。
ランドはそう言い残し、扉を開けて出ていった。
マスターは
「そんな事したら…」と叫んで来るが、ランドの耳には入って来なかった。
町の中を走るランドは、ふと思った。
果たしてこんなボロボロの服と手入れをしてない腰まで伸びた髪の毛…
王宮に入れるのかと思っう
昨日、宿屋で追い返された事を思い出した。
しょうがないと毒つき、先に町の服屋と雑貨屋と床屋に向かった。
1時間後…
傘を射し歩いていたのは、黒の半袖のシャツに黒のズボンを穿き、白のマントをはおり…
髪の毛は綺麗な茶色をしているランドがいた。城は町を出て東にずっと歩いていけば『パルム』と言う城下町がある。
大体、徒歩で1時間くらいだった。
しかし、雨の中を1時間も歩いたら、オシャレをした服が汚れてしまうと思い馬車を借りてパルムまで行こうと思い…
馬車屋で馬車を借りた。




