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とびら  作者: 久乃☆
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プロローグ

2年前に書き上げた作品ですが、今回読んでみて面白いな~ と、自画自賛www

面白くな~いという意見もあるとは思いますが、とりあえずお付き合いください^^v

プロローグ 


薄暗い空間。


光が無く、風を感じることも無い。


周囲に目を向けるが、どこまでも薄暗い闇があるだけだ。


建物も自然も無い、ただの空間。


敦は、ひたすら歩き続けた。


どこまでも、どこまでもただひたすら。


心に不安が渦巻く。


ここがどこなのか。


一体自分はどうしてしまったのか。


記憶を呼び覚まそうとしても、その記憶が無いのだ。


どうやって、この暗闇に紛れ込んでしまったのか全く分からない。


それでも、立ち止まり考えるよりは歩き続けたほうが楽だった。


歩き続けるうちに、きっとどこかに辿り着く。


その場に留まっていても何も変わらない。




しばらく歩くと、目の前に木製の扉があった。


暗闇の中に、ぼんやりと浮かぶ扉だ。


近づくと、重厚感のある古めかしいものだった。


敦はその扉を開けてみようとノブに手を掛けた。


すると頭の中に『開けてはいけない』と、重々しい男の声が響いてきた。


聞いたことの無い声だ。


深みがあり、重々しい地の底から響いてくるような声。


敦はドアノブを掴もうとした手を止めた。


体が硬直する。まるで、動きを封印されたようだ。


目だけを動かし左右を確認するが、人の気配が無い。


やっとの思いで声を出したが、果たして声になっていたのだろうか。


男は更に敦の脳に語りかけた。




『その扉を開けてはいけない』






どんなことが待っているのか、気になりませんか?

毎日20時に更新しますので、お付き合いくださいね~

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