心強い二人
とりあえず、
凛と亜騎をリビングのソファに座らせた。
もうすでに外は暗く、覗き窓から月が見えた。
亜「月明かりがキレイだな…」
凛「電気つけねえのもいいね!
なあ、亜騎ー! ここに住めたらいいのにね」
などという話を口々にしている。
亜「無理だ。私たちの役目は
空を守ることだからな…」
空「俺を守ること?」
亜「24時間ってわけにもいかないが…
空がいつロボットにされてもおかしくないんだよ」
亜騎は腕を組んで真剣な様子で話す。
凛「だから、2人も派遣されたの!
ったく、お前にそんなに価値があんの?」
空「え?」
俺は愕然とした。
すると、凛は身を乗り出して必死にしゃべる。
凛「そう、あいつらは研究が順調に進んでる」
空「あいつらって?」
亜「そこまでは機密事項で詳しくはいえない」
亜騎は手を広げ、首を振る。
空「お前らはどこの機関に居るんだよ」
凛「それも教えらんねーや」
凛はというと、ざまあみろというような顔つきをしている。
亜「が…、空がいつ、どんな方法で半ヒューマノイド体に
変換されてもおかしくないしな」
凛「あいつらの手口は予想できないの」
亜「というわけで、どちらか1人、もしくは2人とも
この家で空を見張っていたりすると思う、これからは。
しかし、任務なんだ、許してくれ」
凛「俺もロクな報酬もらってないんだよ?!
いいじゃん? 飯ぐらいおごってくれたって
比べ物にならないぐらいこっちは命がけなの」
凛は、ニシシと笑っている。
空「ちなみにお前ら、年は?」
亜「機密事項だ」
凛「いいじゃん!
お前は空に何も教えない気か?^^
ちなみに俺は12-!」
亜「私は自身の個人情報を教えるつもりはない。
年齢も本名も性別もな。」
凛「俺は亜騎の何でも知ってるけどね~」
空「お前らその名前はコードネームか?」
凛「コードネームかって?
それはn」
と凛が言いかけたところで
亜「機密事項だ。」
と亜騎が決まり文句を言った。
空「ったく…お前らは俺のことを知ってるくせに
俺はお前らのことを知ることはダメだってか?」
凛「俺は12歳で空よりも年下だけど、
エリートだからな!
なめるなよっ♪」
亜「人のうちであまり騒ぐな、夜だぞ」
空「とりあえず性格はわかった…;」
凜はやんちゃで亜騎は冷静。
相性バツグンだ!(いろんな意味で)
亜「あと…今日だけ泊まらせてくれないか?」
空「なんでよ!?」
凛「トラストミッターを忘れた」
亜「お前の場合はポートも忘れているだろ」
凛「何で分かるのっ」
亜「それぐらい予想はつく」
俺には何の話をしているのか分からない。
亜「ってなわけで…つまり、
移動手段がないんだ。
部屋も、私たち2人で使うから、
1部屋だけでも借りさせてほしい」
空「それならダイジョブ、
空き部屋なら何個もある」
凛「お前は金持ちか? なあ」
空「違うよ、ここは元研究所。
膨大な研究に挑むためにって
この狭い部屋から
引越ししたのが今の研究所。」
亜「その膨大な研究が、このざまだ」
凛「膨大すぎて俺ら…
ついていけなくなっちゃうよ!」
亜「しかし、これで狭いというのも
どうかと思うがな」
亜騎は鼻で笑った。
凛「最初、宮殿かと思ったけどな」
空「そんな広くねーよw」
とりあえず追加で、
凜はバカ、亜騎はしっかりものであることが分かった。
ただ、それだけだ。




