52好青年設定
しばらく三人でイチャついてから、40階層まで行った。
元々エマはレベル自体は高いから、どちらかというと「スキル強奪」が目的だ。
1日目で、大概目ぼしいスキルを手にしたので
10階層で服を着て、空気を使わない状態で三人で戦ってみた。
なにしろ今は組合員があちこちに居る。
見られるのは仕方ないと思い戦った。
おそらく一番目立ったのはリザだ。
魔法を使えないと言われている獣人が、火や風水魔法を巧みに使い、剣で倒す。
しかも美女。
僕らの戦うところには、少々ギャラリーが出来るようになった。
エマは容姿は美女だが装備がゴツい。
チェインメイルで兜被ってるもんだから、
容姿がわからない。
残念ながら装備の見た目で負けているからね。
だけど、僕としては正直助かっている。
一人だけ美女を連れているのと、二人も美女を侍らせているのでは、周りの印象が大分違う。
そのうち僕たちに、ちょっかい出してくる組合の男とかも出て来そうだ。
僕は今日は自分で鍛えた剣を使っている。
『やっぱり自分で実際に使ってみないと』って思って使ってる。
しばらく使ってると重心や取り回しなど、何だかんだと気になる部分がでてくる。
「ご主人様、そろそろザックがパンパンになって来ましたので……。」
とリザに言われて。
「じゃあ帰ろうか。」
……と言って帰ろうとしたら、邪魔された。
通路を塞がれ
「おい坊主、ずいぶんといい女連れてるじゃねぇか?」
人属の四人組です。
「はい。ありがとうございます?」
この国に来てから、ずっと頑張っている、
僕の『若い好青年設定』でなんとか頑張ります。
「あ?いい女侍らせてアゴで使って、自分は『のほほん』と自分の『剣を弄って』遊んで『いいご身分だな』って言ってんだよ!」
絡む気満々です。
「はい。ありがとうございます。」
いい加減イライラしてきた。
一応ウチの娘二人には『手出し無用』ってアイコンタクトで伝えてます。
「銅タグがあんま調子乗ってんじゃねぇぞ!」
周りのギャラリーもニヤニヤして、非常に感じが悪いです。
「僕とケンカがしたいんですか?」
周りが『ドッ』と大爆笑。
「ぼくちゃん鉄タグに勝てると思ってんの~?」
「こっちは大勢だよぉ~?」
チッ、
ギャラリーうるせぇな。
殺すぞ!
あっ!『若い好青年好青年!』
必死に自分に言い聞かせます!
「どうしたいんです?」
頑張って聞いた。
「『銅タグが、先輩方に調子に乗ってすいません』って頭下げろや。
先輩方差し置いて討伐してんなコロスぞ!」
……………『好青年好青年』
「誰かが戦っているのを横取りしてませんし、見つけた魔物を先輩方に譲るというルールも聞いてません。」
俺36歳。頑張れ。
「だから、それを決めんのは俺らだっつってんだよ、糞がっ!(ペッ!)」
僕の頭に唾がかかりました。
「なぁ、ネェちゃん、こんなんと一緒に面白くねぇぞ?俺が『色々と』教えてやるから(モミモミ)」
男がリザの腰に手を回しお尻を揉みました。
その瞬間『俺』のナニかが弾けた。
リザにちょっかいかけた「ゴミ」を蹴り飛ばし、両手両足を折り、その「ゴミ」のツレに投げつけた。
他のツレの「ゴミ」どもが剣を抜いて向かって来たので、その剣を握ってる手を『握り潰し』た。
潰されて、何か喚いてる「ゴミ」を両手両足を折り、投げつけられて身動き取れなくなってる、「ゴミ」のツレの両手両足を折った。
これで「ゴミ」四人は終了。
あとは『ギャラリー』だ。
ギャラリー全員足を「空気」で拘束。
「てめぇら!見てるやつらも同罪だ!」と殴り付け。
全員説教!
最初のゴミ含み、計26人をボコボコにして、ぐったりしたのを紐で縛って『下層』に捨てに行く所を、人の良さそうな組合のおじさんに『説得』され、全員連れて、組合に戻りました。




