表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
45/66

45初の鍛冶

「ご主人様おはようございます。」

「おはようございますご主人様。」


二人にキスされ起こされた。


いつもの様にあまりイチャイチャせず、朝起きて、「収納」していた食料で軽く腹を満たして、二人には買い出しを頼んだ。


買い出しの内容はエマにほとんどお任せしているんだが、キッチン、風呂、家具等々女性のセンスで頑張ってもらう。


僕は……鍛冶だ!


ダンジョン行く前から雑貨屋に炭は大量に頼んであって、昨日夜届いた。

これから定期的に届く契約になってる。


道具なんかは、前の人のがまだ使えそうだから大体は問題ない。


まず手始めに、「蟲」達の武器防具の金属を溶かして塊、インゴットにする。

まず、炉に火をつけ炭をくべて、(ふいご)で風を送り火力を上げる。


火挟みで炉に鋼を入れ、赤くなったら叩いて折り曲げを繰り返し不純物を減らしていく。


今日は三十人ほどの剣や防具に使われてた鋼。かなりの量だから、時間もかかる。


それでも昼前には全て潰し終えた。


蟲のリーダーが使ってたアダマンタイトの鎚は潰さずキープしたまま。


そんな鋼のインゴット一つ取り、それで鋼で試し打ちしてみる。


金床で赤くなった鋼を叩きながら、


僕は

『これで良い?』って


【加護 】に問いかけながら叩いていく。


鋼が真っ赤に染まるたび、


金槌で鋼を叩くたび 、


鋼からの火花をみつめながら


炉の炎を見つめるたび、


【加護】だけじゃない


炎や


道具


炭までも。


僕に何か教えてくれてるような………。


作ってみているのは

『ブロードソード』という剣。

この世界だと一般的な剣だ。


ある程度形になった。

油を入れた深い容器に真っ直ぐに入れ冷やす。

真っ赤な剣を入れると火が上がった。

そのまま放置する。


『どうせただで手に入れた鋼だ。』

と思い直し、数個のインゴットを同様に鍛えていく五本目の剣を油に入れた頃、最初の剣が冷めていた。


油を拭い、剣を水平に持ち、柄から刃先に目線を添わす。


…歪みがある………。


軽く鎚で叩き歪みを直し

少し炉に入れまた叩く。


ある程度整った所で、砂を入れた容器に入れ寝かせる。


それを残りの剣も同様に行った。


そこまで終わらせて一段落ついた。


そうだ、革をどうしよう?

「収納」に魔物から剥いだ皮が入りっぱなしだ。


そのままでは使えない。


鞣し(なめし)が必要だ。

細かい肉を削ぎ落とし、薬品につけて数日置いて、大人数人で、叩いて、擦って、柔らかくする。


地味で気が遠くなる作業だ。


ミノタウロスやオーク等の『牛や豚』のような素材と、リザードマンの様な『爬虫類』系統では薬品の調合も鞣し方も全く違う。


とてもじゃないが手が回らない………。


同じ産業区画の人に聞いてみるか…。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ