22仕上げは終わった
仕上げは終わった。
もう大丈夫。
さっそく二階のリザと合流した。
「リザお待たせ。」
「ご主人様、お待ちしてました。もう大丈夫です。」
「えっもう覚えたの?」
「討伐証明部位だけ覚えました。
元々家業が猟師ですから解体などもやっておりました。住んでた所の魔物とほとんど変わらないので問題無いです。」
そういえばそうだったな。
「じゃあ行こうか。」
「はい」
下に降りて外に出ようとすると、アイツが近寄って来るので、「空気」で足元を掬って転ばせてる間に外に出ました。
「?何か後ろで物音が…」
気にしているリザに、
「ちょっと隠れるよ」
と声をかけ、建物と建物の隙間に二人でしゃがんで隠れました。
アイツは必死に僕たちを探してます。
徒党を組んで来ないんですかね?
せっかく編み出した仕掛けが台無しです。
ちょっと煽ってみますか。
「僕たちに何か用ですか?」というと、
「酷いじゃないかこんなに探してるのに隠れる真似なんかして!」顔を真っ赤にして怒ってます。
「で、何の用です?」と僕。
「俺は新人二人のパーティーじゃ危ないだろうって心配して声を掛けようとしたんだ。」
「僕たちは二人だけで大丈夫です。」
「全く、これだから新人は困るんだ。」
ああ…もう殺したい。
街中はさすがに不味いしな…。
裏の倉庫連れ込まれましたが、少しだけ、その茶番劇に付き合う事にしました。
「とにかく、俺が君たちのパーティーに入っていろいろ教えてあげるから。」
だめだ我慢できない。
「あなた剣もろくに使えないでしょ?」
「えっな、何を言ってんだ!これが見えないの!?」
「剣ダコも無いスベスベな手で偉そうな事を言わないで下さい。」
さっさと手を出して来いよ。ウンザリです。
「新人が俺に偉そうにすんな!」
やっと剣を抜いてくれました。
……いやぁスッキリした。
長い時間をかけて、素手でボコボコにしてあげました。
もちろん、顔は一切殴って無いです。
基本基本。
「や、あ、わ、わかった!もうこれ以上やめとこう!な?な?」
「…ベテランさんこれで『力の差』ってのを分かってくれました?」
チラッとリザを見ながら
「分かっ…るだけど何かあったとき経験者がいるほうがいいんだよ。…」
…そろそろヤるか。
「ベテランさん僕は経験者を否定している訳じゃ無いんですよ?」
「じ、じゃあ!」
「僕はね?裏で貴方が『ヤってること』を知ってるから入れたくないんですよ」
言っちゃうよー?
「僕はね『女性を縛ってレイプしながら殺す』イカれた奴とは組みたく無いといってるんです。」




