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いやー、大学はじまってよー、時間なくてさー、
まあ、元々不定期更新って言ってたし、いいよね☆
あ、あとさー、
今回はメシ時はだめだよー。
俺言ったからね?
にしても、後半テキトーだわぁww
「あ、ニャン吉だ。」
ニャン吉は近所の猫(たぶんノラ)だ。
『ニャン吉』という名前は俺が勝手にそう呼んでいるだけだ。
ニャン吉は俺にとても懐いていて、俺を見るといつも寄ってくる。
そのニャン吉が曲り角の向こうに行くのが見えた。
「おーい、ニャ………、って、今はそれどこじゃないんだよ!」
あーもー、ちくしょー。
ニャン吉のヤロウ……
いや、ニャン吉は決して悪くないのだけどね。
家から学校までは徒歩で30分ぐらいの距離だ。近いだろ。いいだろ。へへん。
……で、自称ドッペルゲンガーは恐らく、そこまでの途中にいるばずなんだ。雅が見たというなら。
俺は家から学校方面を走りまわって、隈なく探した。
一般民家が建ち並ぶ私道を駆け抜け、土手に出る。
この街には、そこそこ大きな川がある。源流は他県にあるぐらいの大きな川だ。
しばらく川沿いを河口の方向へ行き、大通りに出て、橋を渡る。
橋を渡ると、一気に都会っぽくなる。
なんかのオフィス的な建物や、お店が並んでいる。
この街の中心には、新幹線の駅があり、かなり賑わっている。
学校はその駅から電車で2駅だ。アクセスがいい。
いいだろ。へへん。
俺はその道や、周辺を走りまくった。
そして、
結局、海に来てしまった。
もう一度言うが、今日は天気が悪い。
そこそこ程度の雨と風であるが、それでも海はいつもとは、全く違う表情を見せていた。
あー、うん。荒れてる。
え? 情景描写?
いやいや、ちょっとちがうろ。
俺こんな荒れてないら。たぶん。
で、それだけ探しても、ヤツは見つからなかった。
海には、当然だが、誰もいない。
海はひとりで騒いでる。
うるさく騒いでる。
なのに、寂しい。
不安が渦巻いてる。
巨大すぎるその寂しさと不安の中で、俺は押し潰されそうになって………
「帰ろう。」
ーーー
風邪ひいた。今度はガチ。
だって昨日、天気悪い中を走りまわって、海行って……
4月だよ? そりゃそうなるて。
というわけで、今日も休み。
……雅は起こしといたから大丈夫。
いや、自分で起きろよ。まじで。
けっこう熱出てたんだよなぁ……
やばい。けっこうやばいヤツだ。
あ、
だるい。
ああ、なんかだるくなってきた。
あれ? なんか、これ、
やばいヤツかも。
鬱だ。ああ、鬱だ。
鬱ですとも。ええ、鬱ですとも。
だるいとか、もはやそんなんじゃなくて、
ひとりで、苦しくて、
苦しいということ以外、何も考えられなくて、
苦しい。苦しい。
ただ、苦しい。
誰か、誰か、
誰も……
独り。
暗い。嫌だ。鬱だ。
前も、後ろも、上も、下も、
わかんない。
苦しいよ。独りだよ。
俺だけだ。つらい。
死ぬ? 俺、死んじゃうんかなぁ?
動けない。潰れる。
時間が長い。いつまで続く?
永遠? やめてくれ。はやく終われ。
だめだ。ああ、ああ……
このまま、俺は独りで、
俺は世界から、忘れられて、
目眩がして、耳鳴りがして、
三半規管が、なんだこれ?
ぐるぐる。揺れて、まわって、
なんで、ベットに横になっているはずなのに、傾いて、倒れていく感覚。
喉の奥から、何か、が、登って、きて、、
「うぇ゛」
ギリギリで、何とか、洗面台に、辿り着いて、
「ぐえ゛えええぇぇっっ! げぼぉっ」
息苦しくて、止めていたモノを一気にぶちまけた。
激しい不快感。
悪臭と、酸の刺激、すっぱさが、
鼻の奥に残って、
気持ち悪くて、まだ吐きたくて、
でももう吐くモノがなくて、
口からは、だ液だけが、だらだら、
「おえ゛っ」
呼吸が苦しくて、深呼吸しようとしたら、また不快なモノを吸い込んで、
とりあえず蛇口を捻って、水を出して、流して、
口も、鼻も、流して、
やっと呼吸を整えて、
そこで俺は今、三半規管が狂っていることを、思い出し、
思い出したときには、遅くて、
床が見えて、
ガタンッ‼︎
ーーー
「おいおい、まじかよ……
……よっこらせっと。
……ったく、軟弱だな。
仮にも、今はまだ死んでもらったりしたら困んだよ。
お前が死んだら、俺も消えんだからさ……」
げろっ☆




