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いまは緑色の芝生  作者: 三号


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ピンク色の電灯

 机の上に置いていた花が枯れたの。


 四角いプラスチックの容器に水を入れて、花を挿していたの。薄いクリーム色と、その縁がピンクに染まった薔薇。わたしは少しだけ、そう少しだけだけど、いつまでも咲いてくれればいいのに、って期待してた。


 一週間前までは、わたしに観られていることを喜んでいるようにして、茎を伸ばして、そして花弁を開いていたのに。


 いまは全てに疲れてしまった誰かみたいにして、水分が無くなって下を向いてる。それが、わたしを苛んでいる風に見えて、わたしは、花を容器から取り出してからゴミ箱に捨てたの。濁った水が花から滴った。


「もう、会わない」

「どうしてなの」

「理由を知りたければ、自分で探して」

「厭だわ、探したくないわ」

「そのままでいいの」

「いいわ、そのままでいいわ」


 きっと、わたしは枯れてしまったのだ。そう考えれば、わたしも捨てられるだけなのだと考えれば、心地良くなって眠れるのかもしれない。

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