キャラストーリー 村人オルアナとエアリス
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「オルアナ姉様、オルアナ姉様、今日はなにして遊ぶの?」
「うーん、今日はね、オセロで遊びましょうか?」
私の名前はオルアナといいます。
なんと、私には前世があるのです!!
前世は高校生1年生、交通事故に遭ってこの世界に転生しました。
ふふーん、すごいでしょう、そうでしょう。
あぁ、憧れの異世界、胸が高鳴ります。
最近では前世の知識を活かして、オセロを作りました。
異世界漫画あるあるだよね!!?
「もう、ダメでしょう?今日は精霊学園への入学式でしょう?」
今、声をかけてきたのは母のアルシア、妹のアルテです。
今日はアベル精霊学園の入学式でした・・・うかっり、忘れていました。
「あ、そうだった、アルテ、今日は精霊学園への入学式だから、また帰ってきてからね」
「うー、オルアナ姉様のいじわるぅ」
「仕方ないでしょ、じゃあ、行ってきます」
少し素っ気なかったかと思ったが、アルテにごめんねっていう言葉を伝えるのは気恥ずかしさの方が勝ってしまい言えなかった。
また会える、あとからでもいいか。
入学式を無事終えて、帰って、「ごめんね」って、「あそぼっ」って言って、たくさん、たくさん遊ぼう。
「「いってらしゃい」」
アルシア母様とアルテが本当に嬉しいのだろう。
二人とも物凄く笑顔だった。
あぁ、温かいな。
体温が熱を帯びるのがわかる。
目頭がふいに熱くなり、涙がこぼれた。
「行ってきます」
私はもう一度二人に伝えた。
私は精霊学園の制服を着て母様と妹に見送られて、アベル精霊学園へと足を踏み入れた。
入学式......なんか、男の子が「訂正しろ、俺の告白回数は1000回だ」とか言ってる。コワい
あれ、ここ、入学卒業が難しいアベル精霊学園であってるよね?
入学するところ間違えた?アベル精霊学園から入学通知書が来たときはめちゃくちゃうれしかったんだけど。
あ、先生が来て、座るように言ってる。
なんか告白し始めたんだけど……コワいコワい。
先生がまんざらでもなさそうなのがなおさらコワい。
やばい、もう時間だし、みんな時計見て着席してる。
私も着席しよ。
あれ隣の席空いてるんだけど。
まずいあの子こっちに来てるんだけど、来ないで~。
着席した瞬間に寝始めたんだけど。
(ふ、不良すぎるよ)
あ、入学式始まった。
どうやら、先ほど隣で爆睡している男の子が告白していたのはこの学園の学園長らし
い。
(この子、すごいね、学園長に告るなんて、)
隣の彼は今も爆睡している。
周りの生徒や先生たちが彼に対して呆れや蔑みの視線を集中しているのに対し、未だに爆睡している、彼、メンタル強すぎるでしょ。
あと、入学式が始まってから今でもなのだが、アルカナ学園長の顔が紅潮している。
そんなにさっきの告白がよかったのか。
そういや、私も前世で彼氏1人居たけど、一緒にいて楽しかったなぁ。
私はつい、彼の頬にツンツンと人差し指でついた。
「この、この~罪作りな男め」
冴えないけど入学式の雰囲気をぶち壊している彼に対して興味を持った。
入学式が無事終わったら友達になろ、その方が面白そう。
「今から、精霊契約を行います。皆さんは2列になって精霊の森へと移動してください、引率はこのエルロが行います、皆さんついてきてください。」
引率の先生の名前はエルロという男性の先生だった。
イメージはしっかり者というイメージだ。
うぅ、緊張するよ、今から行かないと。
「すみません、少し宜しいですか?」
と背後から声をかけられ。
「こちらの手違いがありまして、エウロ先生の所ではなく私の所になっていましたので私についてきていただいてもよろしいでしょうか」
この時の私に力があれば、あの災厄は起こらなかったのだろか......。
......まぁ、今はどうでもいいことだ。
「あぁ、そういえば、知ってました?精霊契約なんですけど偶に失敗して入学できない事例があるみたいで、私なら失敗しない方法を知ってますよ、聞きますか?」
『無知とは罪である』
私に力があれば、私が博識であれば、あんな出来事は起きなかったのに......ほんとバカだな、私。
「はい、教えてください」
只より高い物はないとよくうちの親が言っていたっけ。
後に。
私は......その女性に『魔物化』を使われた。
「あぁ。本当にバカな子、せっかく有能な精霊、しかも竜王が守っていたのに、『魔物化』の能力でその契約自体も無効になる」
彼女の顔は恍惚とした表情を浮かべ、口は歪んでいた。
その表情を見たのを最後に私の意識は暗闇に放り込まれた。
《暗闇の中》
「ここはどこなの?」
辺り一面、暗闇で広がっている。
世界にただ一人、建物も人も動物もいない。
(あぁ、さみしい、こわい、さみしい、こわい、さみしい、こわい)
(暗い、早くここから出して、誰かいないの)
だが、何年、何百年たったか分からない頃。
目の前におそらく私が見ている光景であろうものが映し出されていた。
それは……私の家だった
ただ、おかしいのは、体がいつもより簡単に動かせることとおなかが満腹だったことだ。
ガチャンという音とともに私は家に入った。
「「おかえり~」」
と母様と妹の声が聞こえた。
母様と妹は料理を作っていたのか。
顔がまだ見えない。
私も「ただいま」と声を出そうとしたのだが。
代わりに出てきた声は奇声だった。
「タ,ダィマ」
母様と妹は料理が終わったのか出てきた。
母様は私を確認すると泣き崩れ、妹は悲鳴を上げた。
私はすぐさまどうしたのと駆け寄るが、妹が近づかないでと精霊魔法を発動した。
え、なんで、なんで、なんで、そんなこというの?
「ドぅ、シテ」
途中から気付いていた。
二人の目に映る私が異形の化け物になっていることを。
(あぁ、そっか、私化け物になったんだね)
その瞬間、感情のコントールがうまく制御できなくなった。
(壊せ、壊せ壊せ壊せ壊せ壊せ壊せ壊せ)
壊せという感情とともに。
私は気づいたら家を破壊していた。
目の前に母様が私のしっぽで貫かれた姿が映る。
妹は確認できなかったが多分死んだのだろう。
「ご、ごほっ オルアナ、私の大事なオルアナ、入学おめでとう」
そう、大切だったものは一瞬で崩れ去る、
どうして、どうして、あの時、
そして、私の意識はまた途切れた。
《暗闇》
「あははっはあはあはっははあはっははふjふvhbヴklひうぎyふぃぐおひうぎyふいぐおうgっゆいいふいういっぐいgふぃぐおふgyふぃぐおhg97うひお9う、」
また一人・・・暗闇の中で
いつのまにか手にあったナイフで何度も
グサッ
何十回も どうして私ばかり
グサッ、グサッ、グサッ、グサッ、グサッ............
何万回も なんであの時
グサッ、グサッ、グサッ、グサッ、グサッ、グサッ、グサッ......
たくさん死んだ、だけど死ねなかった。
また刺そうとしたのだが、今度は目の前にいたやつに止められた。
名前を竜王というらしい。
竜王というのは竜の長である。
そんなすごいやつが私の精霊だとは驚きだ。
「早く出てきて、私を助けろよ」
竜王は私の生まれた時から目をつけていたと語った。
「何でこんな世界に転生したんだろ、どうして、どうして、私は平穏に過ごしたかっただけなのに、あいつが悪いんだ、そうでしょ?」
私の疑問に竜王は静かに口を開いた。
「前世がある?」
「科学が発展していたそうだな
なのにお前は、それを活用しなかった、何故か?」
「そ、それは、だって、この世界平和だと思っていたから」
「この世界が平和だと? そんなわけないだろう? 昔は魔王がいたが今は人類と条約を結び互いに共存しあっている。
だが、その条約の発端はそもそもあ・い・つ・ら・が出てきたからだ」
「あいつら?」
「もう、おまえには関係ない話だが、世界には昔、禁忌とされた大罪を冠した精霊が7体、存在した。その大罪は一人でも上級精霊使い1000人を相手にしても敵わない」
「そ、そんな化け物がいたんだ」
「さて、話を戻そう、答えはただ一つ、恐れたからだ」
「この先の結末を自分自身の手で成し遂げようと支配できないと自分自身を弱く見せたからだ」
「お前自身の世界を否定したくなくて、いいところだけを見ようとする」
「その結果を頭は理解しているの何もしようとはしない」
「前世でお前の行動、俺は理解しているぞ」
「お前は交通事故となっているが、実は自・殺・なんだろ?」
あぁ、そうだ
私は前世で裕福とはけして言えないけれど、それなりに幸せを謳歌していた
でも、自殺したあの日......私は......逃げたんだ
この現実が受け止められなくて、吐きそうで、心が悲鳴を上げていた
「人を信用し、騙され、搾取され、強者が弱者を踏みにじる、それがこの世界の構図だ」
「 だから、聞くぞ? 」
「 お前は力が欲しいか 」
「ごめんね、みんな、私もう戻れないや、あのころには」
ナイフで竜王を刺す
「お前だってその人だろ!! 私はもう誰にも利用されたくない。
利用されるくらいなら死を選ぶ」
「くくく、今まで何かをしてこなかった奴が、死を選べるとでも?
片腹痛いわ、小娘が、げんに震えているぞ、その手」
「それでも、私はッ」
首元にナイフをあてる。
(忘れられないんだ、あの時の二人の表情が)
「もう・・・誰かを傷つけたくない」
(許せないんだ、己の不甲斐なさで二人を殺した自分自身が)
私はナイフで思いっきり首を掻き切った。
意識が朦朧とする。
魂が音を立てて崩れ去るのがわかる。
(何故だろう、今回は死ねる気がする......二人とも今行くよ)
私の運命は私自身が掴む。
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「やれやれ、まさか、最後の最後に死ぬ選択をするとはいい覚悟だ
いついかなる時も死は覚悟しなければならない。小娘よかったな、貴様は今、我のお眼鏡に叶ったぞ、だが、もう遅いが。ただ、もう少し付き合ってやるか」
「これから、精霊契約をする」
「本来なら『魔物化』の能力で精霊契約はできない。だが、俺の魂と同化させることでそのデメリットはなくなるはず。オルアナが覚悟を決めたのだ。 今ここで死なせるのは惜しい。お前は、アイツによく似てる」
「我の名は竜の王を冠するドラゴン。 名をウロボロス、オルアナを俺の魂の器と認め、魂との同化を始める」
「オルアナ、お前を死なせはさせんぞ」
それに確かにこの世界は残酷だ。
だが、だからこそ、
「弱者は強者になりうる」
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