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愚者と呼ばれる異端者だけど今度こそ仲間を守りたい  作者: beginner


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7/10

精霊契約2

エアリスの指示により姫様と五葉が襲い掛かってくる

精霊も2体顕現している

実質4VS1だ


『そもそも、精霊顕現をしていない貴方ではまず勝てないですよ。』


エアリスがこちらを見つめながら声をかけてきた

その通りだ

精霊顕現している奴としていない奴とでは戦力がけた違いに違う


精霊顕現をしているということは姫様は五葉と一緒の第1世代




精霊紋には2種類ある

第1世代・・・・生まれた時から精霊紋がある

第2世代・・・・適齢期で発現するもの



この2種類にはある決定的な違いがある

何年か前に精霊学研究論文で発表されたものだ

第1世代はAからSランクの精霊が宿り、魔力量も第2世代と比べるとかなり多い、そして、精霊顕現がしやすい

第2世代は逆に第1世代に比べてすべてが劣っている。精霊顕現も遅い


俺は向かってくる攻撃を捌きながら考えていた

この攻略法を

だが、敵はそんなに悠長に待ってくれない


まず動き出したのは、姫様の精霊だった

「ホーリーライト」の精霊魔法で俺に目くらましをした後そこにすかさず

姫様が打撃で追撃


「はッ、あああああ!!」



俺は木に衝突した



「くッ・・・!!?虚無魔法」


俺はすかさず、虚無魔法で痛みを消した


だが、そのすきに五葉がさらに追撃をかけてきた


「ダークボール」


どす黒い闇色の球が俺にあたり、吹き飛ばされる


「お兄ちゃん、弱いね、前と何にも変わってない、死んでお兄ちゃん」


五葉は右手を前に出し手をかざした


「暗黒魔法、ブラックホール」


あれはまずい、どす暗い球体が展開され、周りの魔力が吸い込まれていく


『これは・・・・・・・』


「殺す!!魔力変換、《デイスター》DAYSTAR」


球体が空に打ちあがり、そのまま幾億の星が俺を中心にに降り注ぐ


「くっ、ああああああああああ」


俺の体は魔法で痛みを消しているとはいえ、もうろくに動けない

手足は千切れ、体もところどころはじけ飛んでいる


『これで死んでしまうか、情けない』


エアリスの声が聞こえた


「ごめんな、五葉、お兄ちゃん、お前の事助けられなかった」


そういえば、俺の人生何もなしてこなかった


毎日、あの夢を見るたびに俺は思うよ


「あんなことになるなら、嫌われて、仲間なんていない方がよかったんだ」


だから、俺は、俺自身のスキルの事も話さず、ひたすら女の子に告白していた

ひたすら、愚者を演じていた

努力もせず、どうにかなるだろうと、嫌なことから逃げてきたんだ

知っていれば、努力していれば、誰かを助けられていたかもしれない

逃げていればそのうち人生は終わるだろうと目を背けていた


「そんなはずはないのにな」


人生は残酷だ、今でも二人の命を助けられない自分がいる




どうして・・・おれは






【ねぇ、力が欲しい?】


声が聞こえたと思ったら、周りは暗闇だった


目の前には一人の女の子がいた

銀髪ロングでドレスを着ている

そして頭には銀の王冠が乗っている

まるでお姫様だ


いつもなら告白するのだが、告白する気になれない

ただ一言


「・・・・・なんで、いまなんだ?」


俺は感情のままに彼女に問いかけた


【ん?どういうこと?】


感情が昂ぶり、そのまま、彼女にぶつける


「・・・・なんで!!今現れたんだ?」


だって、だって、もう少し


【あぁ~。そういうこと、自分が早く顕現してれば色々かわったかもですって?】


ふむふむ、なるほど、これは重症だぁ


彼女はさぞ、おかしそうに、そして笑いを含めて言葉を放った


【笑わせないでよ~】


彼女に一言に俺の心は揺らぐ


「はっ!!?」


【そもそも私の力だけでもあいつには勝てたよ。なぜ勝てなかったかは君の怠慢でしょ?あの夢を見て、努力ではなく逃避に走った。仲間がいれば、変わったかもしれない。勉強してれば、目の前にいた仲間を救えたかもしれない。精霊スキルのできる範囲さえ知らないでしょ、あの時、虚無魔法で辺り一面の殺人花を消すこともできた】


それを知らなかった、貴方が悪い



彼女の指摘は的を得ていた


いつの時代も強者は弱者をくらい、嘲笑い、全て奪っていく

もう駄目なのだ、己を顧みた時にはいつもすべて失っている


あの時みたいに・・・・ん?あのとき



【そんな君に私は称号を与えよう、ホントはダメなんだけどね、運命に翻弄されし者

愚者の称号を】


【さて、愚者よ、もう一度言うね、力が欲しい?】

【何物にも負けない力を、全てを蹂躙する力を】


彼女はおかしそうに問いかける

分かっているのだ、おれがその提案を受けることを


「何かを守るためには、何かを失わなければならない、世界は残酷だから」


【分かった、契約成立だね】


彼女はいまだにおかしそうに笑みを浮かべていた


五葉待っててれ、あと姫様も、俺は二度と大切なものを失わない



気づいたら、視界が戻っていた

あの精霊の森の景色だ


「あぁ、戻ってきたんだな」



俺は目の前に手をかざす、つかみ取るようなしぐさをする

今度こそ、おれが守りたいもののために


『あの状態から戻ってくるとは、やはりあなたは』


エアリスが驚愕の声とともに声をかけてくる


俺は起き上がり


「そんなことはどうでもいい、おれは、目の前にある命を守る」


操られている、五葉と姫様をみて


「俺が助けるから、まってて」


「来い!!全てを無に帰せ、ヴァニタス」

【やっほー、ヴァニタスだよー、よろしくね】


ヴァニタスは両手をゆらし、出てくる


「ヴァニタス、代償は俺の命だ、頼む」


《《わかったよ》》


【汝、虚無の精霊の約定においてこれは可決した】


【存分に力を振るえ】


ヴァニタスの言葉を聞くと同時に俺の体に変化が現れた

瞳の色は金色に、服装は王様に、そして気づいた

二人が正気に戻っていることに


「良かった、精霊キングスの能力が効いたみたいだね。

キングスの固有能力は絶対王政、あらゆる状態異常を無効にする」


姫様が声をかけてくる


いやそこじゃない

姫様の体が金色の粒子に変換されている


「あれ、ヴァニタスから聞いてない?貴方の可能性ではエアリスには勝てないし、状況の打開もできない、だから、ヴァニタスと話しをして互いに同意したの」


「知っているのか、ヴァニタスの力は代償の対象の未来の可能性の消去、つまり、姫様消えるんだぞッ、なんで、なんで、そんなことを」


「私、この国の姫様なんだよ、誰かを守る責任がある」


気づいた、彼女の体が震えている

消えたくないのだ


「私ね、怖いよ、消えるのが、でもそれ以上に怖いのが、いま、ここで逃げて誰かが死んで何もできなかったことを悔やんでいる自分はもっと嫌なんだ」


彼女は震えている

消えたくないと、でも彼女の瞳に宿るのは後悔でも恐怖でもなく、ただ、強い覚悟だけだった


「この命で守れる誰かがいるのなら私は喜んで差し出す。だって、私はこの国のお姫様だから」


俺は覚悟を決めたと思っていた

でも、本当に彼女以上に覚悟があったかというとわからない


『あぁ、面白い、だからやめられない、くくくくくく』


エアリスは笑いながら


少し本気で行きますよと俺に魔物を放ってきた


『魔獣コカトリス』『魔獣黒龍』『魔獣ゴブリン×10000』


「行って、貴方が守りたいものを守って」


姫様が行くように促す


「ごめん、行ってくる。

姫様が守りたいものを、俺が守りたいものを守るために」


彼女から離れる


「あと、ありがとうね。私に告白してくれたの。あなたが初めてだったの。

最初は軽薄な男だと思った。でも、意識が朦朧として敵に操つられてるなか、

貴方の顔は誰よりも苦しみ後悔をしていた。だけど、今のあなたは頼もしい」


彼女の言葉が俺の心に突き刺さる

そして

行ってくる


彼女は金色の粒子になって彼に吸い込まれた



エリアスは上空にコカトリス、黒龍

地上にゴブリンを放っている


それぞれ、学園や俺を狙っている

このままではまた死人が出る


「させない、もうこれ以上、誰かが死ぬのは嫌だ」


「こい、キングス、固有能力【絶対王政】発動」


この力は異常状態回復だけではなく発動者の身体能力に超強化のバフをかける

俺の体が全身金色の魔力に包まれる


まず、コカトリスの頭を超強化した身体能力で上空まで飛び、破壊する


「はッ、ああああああ」


コカトリスは地上に撃ち落された



次にゴブリンと殺人花


金色の魔力で俺は魔力探知を行い敵だけ殺す


「フルバースト」


金色の魔力の柱が敵の所に降り注ぎ殺す


「きゃー」「うわぁあああああ」


人の悲鳴が聞こえる


「くッ、やばい、黒龍が」


黒龍が学園にブレスを放っている


「ふざけんな、キングス、宝剣顕現」


目の前に王家の家紋が入った剣が出現した


「この宝剣でとどめを刺す」


俺は金の魔力を全身から宝剣に集中する


「行くぞ、精霊魔法、キングススラッシュ」


黒龍がバッサリと死んだ


良かった今度こそ守れた


あとは・・・あいつだ


ぱちぱちとエリアスが拍手している


『強くなったね、他人の力だけど』


「えーりーあーす」


俺は宝剣でエリアスに向かいそのまま刺した


「えっ?」



普通ならここで戦いが起こるかもしれない

だが、違うのだ

一つ彼が思ったことはあっけなさすぎることだった

だが、そんな彼の疑問に答え合わせをするかのように

一人の生徒が近くにいたことに気づかなかった


生徒から見ればいつも愛想のよく面倒見のいい先生が入学生に刺されている構図なのだ

しまった


そして、エアリスは口を開く


《《はやくにげて、あなたたちだけでも》》


なんということだろう

その一言で生徒は逃げて先生を読んできたのだろう

それにつられてほかの生徒達も見に来た


そう、はめられたのだ


『あぁ。おもしろい』


彼女はそう言いながら、死んだ

否、精巧に作られた人形はそのまま血を流しながら倒れた


















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