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愚者と呼ばれる異端者だけど今度こそ仲間を守りたい  作者: beginner


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2章2話 弟

5年前自宅にて

姉ちゃんと食事中


「何でっ!!?何でなんだよ、姉ちゃん!!?」


俺は叫んだ

姉ちゃんが冒険者ギルドの受付嬢なったと言ったからだ。

姉ちゃんに言うのはお門違いだ

だが、俺の魂がそう叫んでいた


両親は二人とも冒険者で、魔物討伐で死んだ。

姉ちゃんはそのことがあるにもかかわらず、冒険者ギルドの受付嬢になった。



「姉ちゃん、俺は・・・冒険者にはならない」

「・・・・そう、安心した」


お姉ちゃんはそう言いながら、食事にもどった。


そして、現在に戻る



俺は姉ちゃんに言ってないことがある。

俺は、冒険者になっていたのだ。

姉ちゃんに心配をかけたくなかったし、両親の仇を取りたかった。

今更、冒険者の事を嫌いになれなかった。

小さいころから聞いていた、両親の冒険譚、俺にとっては全部が憧れだった。


5年前のあの日から、冒険者ギルドの姉ちゃん以外の受付嬢に極秘に頼み、名前をフールと変え、冒険をしていた。


冒険者ギルドからは紅蓮パーティとの同行ならいいですよと言われたため、5年前から冒険をするときは常に一緒だった。


ちなみに、紅蓮さんとカレンさんをくっつけたきっかけもおれだった。

紅蓮さんは俺を弟のように面倒を見ている所でカレンさんが惚れたからだ。


今は、魔獣の森にてSランク魔獣 ベヒーモスの討伐に向かっている


「紅蓮さん、カレンさん、俺は、今日の姉ちゃんの誕生日の日に言うよ。

冒険者になって今、Sランク冒険者になったよ。って今まで黙っててごめんねって」



俺の手元にはSランクの冒険者ギルドカードがあった


「絶対、ぺータ怒ると思うけど、いいと思う」

「Sランクにもなればぺータも安心だろ」


「ありがとう」と紅蓮さんとカレンさんに礼を言う。


「しゃー、じゃ、ちゃっちゃと、ベヒーモス倒して、ぺータの家で誕生日会するか、あと、みんなで謝ろうぜ!!」

「そうね、ぺータの好きなお酒でも買っていきましょ」


紅蓮さん、カレンさん本当に優しい人だ、僕は将来、紅蓮さんみたいな人になりたい!!


「おっ!!?見えてきたぞ。あれがSランク魔獣ベヒーモス」

「あれでも色が変?」


「あれが・・・・両親の仇っ!!」


5年だ、やっと、お前を!!俺たちで討伐できる

俺は駆け出していた、やっとこの時が


「おい!!?まってて、カレン行くぞ!!」



通常のベヒーモスなら紅蓮パーティでも勝てた

だが、ベヒーモスの通常の色は緑だ、あの個体は真っ黒だった。


【あぁ、やっと来た。お前たちも俺を殺そうとするのか?】


黒のベヒーモスが人語で話しかけてきた

知能が高いみたいだ


【さて、5年ぶりだな、俺を殺そうとするやつは】

【人化】


黒のベヒーモスが唱えた瞬間、黒い長髪の人間になった


【瞬歩】


気づいたら、後ろにいた紅蓮さん、カレンさんが倒れていた。

精霊も2体倒されていた


「逃げろ、お前だけでも」「逃げて、助けを呼んで」


二人が這いつくばりながら、言ってくる


【やめろ、めんどくせえなぁ】

【瞬歩】


俺は、頭をつかまれていた

ミシミシという音がする

力が入らない


その時、突然、終末の咆哮が聞こえた

《《世界そのものが恐怖を刻まれた》》


人化していたベヒーモスは王国の方向をみて、にやりとすると


【あぁ、そこにいたのか、エアリス】


【俺の妻を殺したお前を必ず殺す!!】


辺り一面に全ての生命が気絶するほどの殺気が放たれる

紅蓮さんとカレンさんが気絶していた。やばい


【だが、その前に、てめえらを殺してからなぁ】 


「くそっ、侵せ、そして殺せ!!悪魔パズズ」


俺は叫んだ

身体が病原菌で包まれる

俺がSランクの冒険者になった原因でもある

悪魔パズズ、病原菌を操ることができる精霊だ

病原菌で抗体を作ることも可能だ


「紅蓮さん、カレンさん、受け取ってください」

「精霊魔法:回復の菌」


みるみる二人が回復していく

そして、ベヒモスには病原菌、この世界でいう、魔力暴発を起こす、病原菌を体外から体内へと流した。


【はぁ、めんどいな】


ベヒモスの俺の頭をつかむ手が緩む、無事逃げ出せた

心底いやそうな顔でこちらを見つめてきた


「これで形勢逆転打だ!!」


紅蓮さんの指示によりとカレンさんと俺は一緒にベヒモスの懐に入り込む

俺たちは無事、ベヒモスを討伐できた


そう、錯覚されていた


気づいた時にはもう、遅かった


紅蓮さんとカレンさんは深い傷を負った


俺は龍の爪で致命傷を受けた


【お前の能力は厄介だ殺しておく】

【あとは・・・・】


そういいながらベヒモスは紅蓮さんの目の前でカレンさんを回復させた。


「紅蓮!!助けて」

「おいっ!!?カレンをどうするつもりだ?」

【何、少し、実験をね、彼女の肉体ならもしかしたら】

【それに、今の貴様では何も守れまい】


そいうと、ベヒーモスは王国の方向に向かって飛んだ。

紅蓮さんが叫んでいた。


そんなカレンさんがっ!!?


くそっ、どうして


俺は、家に帰って姉ちゃんの誕生日を祝わないと「ごめんね」って伝えないと


俺は意識が朦朧とする中、家の前まで来た

そこに一人の女の子がいた。

銀髪で頭には王冠があり、純白のドレスコートに身を包んでいる

泣いていた

「どうしたの」って聞いたら

契約者が死んで、魂だけは保護してるが肉体が滅んだらしい。

どういう理屈だろうか?


ただ一つ、分かっていることがある。女の子が泣いている


「肉体が滅んでいるんだったら、僕の肉体でよければあげるよ。もう助かりそうにないし。」


ひとつ、悪魔パズズの能力は病原体である。常に菌に対する抗体が体にあるため回復魔法が使えない。つまり手遅れなのだ。先ほど、紅蓮さんにはこっそり回復の菌をかけておいた。カレンさんの事は気になるが紅蓮さんがなんとかするだろう。


【いいのかい。見ず知らずの人に対して優しすぎるのでは?】

「いいんだよ。僕はこの世界が好きだから」

【!!?】


僕の答えに対して精霊は驚いた

姉さんや紅蓮さん、カレンさん、色々な人と出会った

両親はベヒーモスに殺されたけど、やっぱり世界は輝いていた


【分かった、じゃあ、始めるよ、リベレイト】


僕の存在が黒乃空の意識と混ざり合う

よかった、この人ならきっと・・・・


「ねぇ。一つ、頼みごとをいいかい」


【・・・なんだい?】

「僕のパーティーメンバーが連れ去られていてね。それを助けてほしい。

名はカレン、多分、紅蓮が冒険者ギルドにいるから助けてあげて」

【・・・わかった】


最後に僕はボクの家にいるであろう姉にいうように玄関の扉に向かって

「誕生日おめでとう。大好きだよ。姉ちゃん」


姉ちゃんをよろしく、愚者


といい、僕の意識は眠った

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