2話 隣の人は寿司屋の娘
だんだん1話1話がながくなってきています(^-^;。
その後荷物を寮に入れ入学式に参加。教室でのホームルームを終えて寮に戻る。
「親は帰ったし・・・さあどうしよう。」
時間は正午。6時に集まるとはいえ一応5時からウォーミングアップを開始するとしてさあ時間をどう潰そう。
「そういえば・・・」
隣の人に挨拶をしていない。一応しておくか。
自分の部屋は端っこなので挨拶は一部屋でいい。まだ表札を入れてないので名字がわからない。別にかまわないが。ピンポーン。
インターホンを鳴らす。
「はい?」
女性の声。この寮は防犯がきっちりしているし、寮内での交際についても妊娠させなければオーケーというアバウトというか何と言うか。
「隣の部屋の森ですけど。ちょっと挨拶に・・・」
ドアが開く。
制服姿の女性は髪は黒くて長く、背丈は160よりちょっと高いくらいか。普通にかわいいって何考えてんだ俺は。
ん?
声だけでは分からなかったが・・・
「同じクラスのえっと後島さんだったかな?」
「はい。でもゴトウじゃなくてアトシマって読んでください。」
「アトシマさんか。・・・えーーと、挨拶しにきただけだからこれで・・・」
一礼して去ろうとする。
「あの!」
まさかの呼び止めになんかの小動物のようにビクッとなる。
「よかったら、食事でも食べていかれませんか。料理は自信があるので・・・」
そういえば食べてないし、断る理由はな・・・ちょっと待て。
「それってさ、男女が二人っきりで部屋の中にってことになるんだけ」
「まあ校則でも子供作らなければいいってなってますし・・・」
いい終わらないうちにこう言われるともう従うしかない。
「すぐにできるのでまっていただけますか?」
テーブルには食べかけの自分で作ったのであろうサンドイッチとポテトサラダ、それに何かのスープを飲み干したあとがある。食事中だったらしい。
ただ、これだけで少なくとも料理が下手ではないのがわかる。
10分後。
「すいません今ちょっと時間がかかって・・・」
「いいよ気にしなくて。」
みると卵にキャベツ、それにハムがはさんであるものとなにかを揚げたものをはさんものと2種類のサンドイッチにポテトサラダにさっき謎のまま終わっていたスープが出てくる。スープはコンソメだ。
「いただきます。」
まず揚げ物をはさんだ去ろうからもらう。あっこれエビカツだ。
「そのエビカツは自分が揚げたものなんですが味のほうは・・・」
泣きかけている。ちょっとまて!!
「いや、うまいから、だから安心して、ね?」
「本当です?」
だから泣かないで・・・
慌ててポテトサラダともうひとつのサンドイッチを一口たべ、コンソメスープを口に流し込む。なんかマズイ彼女の料理を食わされ必死で彼女をフォローする彼氏のようだ。うまい料理なのになんか逆になっている。
「よかった・・・父以外の男の人に食べてもらうのは初めてで・・・」
涙をハンカチでふきながらいう。
「ご両親は何してるの?」
他の話題へうつす。
「父は祖父からの寿司屋をしています。母はそのお手伝いをしています。」
「手伝わなくていいの?」
コンソメスープを飲み干す。
「兄が継ぐので・・・それに自分には店を継がせないと父が・・・」
「うちの親父は元プロ野球選手なんだ。かなり活躍したけど今は行方不明なんだ。『やり残したことがある』とかいってそのままいなくなったんだけど」
「クスクス・・・」
ん?なんか今変な事言ったか?
「すいませんちょっと・・・でも、お父さんのこと好きなんですよね。今も。」
「なんでそう思うの?」
「活躍したってところで目が輝きましたもの。それになにかよくわからないけど帰ってきてほしいって気持ちを感じて。」
最後の一口を放り込む。
「あなたも野球をされるんですか?」
今度は逆に質問される。
「うん。あっ今日6時からちょっとするけどくるかい?」
この時なぜ彼女を誘ったのだろう。なにか自分の中であったのだろうか。
「森君がいいなら・・・」
「それじゃごちそうさまでした。今度はなにかご馳走するよ。6時までに下にいてね。」
「楽しみにしてます。」
部屋に戻る。時間は1時50分を指す。
・・・なんか晩飯の食材でも買ってくるか。そのあとは・・・どうしようか。
どーも。予定を変えて後島のエピソードを入れました。その後島のプロフィールを・・・ 後島麗奈 寿司屋を継がないということでかなり勉強した。なので成績はかなりいい。泣き虫だがいざという時は強い。本編では主人公がアレなのでかかれませんでしたがスタイルはいいです。 各キャラの野球的観点は今度別でアップします。




