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グランクレストRPGリプレイ 「新編:アロンヌ建国紀」  作者: 七無
第二章 千本の剣のもとで
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第10話 ミドルフェイズ4 「暗躍する者たちと、力の試練



GM   :それじゃあいよいよ魔境に出発……なんですが、マスターシーンだけちょっと挟んでおきます。「音声を変更してお送りしています」って感じで。


***


 フレア達が出発するのと、ほぼ同時刻。ルーミル城内のある場所で、二つの人影が密会を行っていた。

 互いにフードを目深に被り、顔立ちは分からない。さらに誰にも聞かれぬように顔を近づけ、ひそひそ声で話し合っている。


 謎の声A:「親父、首尾はどうだ?」

 謎の声B:「問題ない、粗方準備は終わっておる」

 謎の声A:「へっへっへ……やっと俺が表舞台に出れるのか。あのザコどもに任せちゃおけねえからな」

 謎の声B:「油断するなよ。奴らのせいで、少し予定を急がせたのだ。手を尽くしているが、万全とまでは言えん」

 謎の声A:「けっ、そんなにビクビクすんなよ。あの三人さえ抑えておけば大丈夫だろ?」


 そのままいくつかの段取りを確認すると、二人は足音を立てないよう、滑るように部屋を後にしていった。


***


GM   :(以上を、匿名インタビュー時の加工された声っぽい高音と低音で演出するGM)

ましろ :……この無駄な完成度の高さはなんなんすかね?w

電磁炉 :むっちゃ上手かった……。

ニーグ :もしかして、ずっと練習してた?

GM   :いや、ただのアドリブですww

ニーグ :家でそれっぽい声出して、「もうちょっと低いかな?」とかやってたら面白かったのにwww


GM   :……はい、では今度こそ、魔境征伐に行きましょうか。

amida  :ヒャアーダンジョン探索だー!


***


 フレア :「これは、一体……」


 ……「剣山刀樹の丘」、巨人が住まい強者を待ち構えると言われる魔境。

 その入り口とされる場所に辿り着いた一行は、しかし丘も巨人も発見することが出来なかった。


 ローラン:「でっけぇ扉、か……?」

 オドネ :「扉、ですね……」

 リオン :「なるほど、確かに巨人が使いそうな大きさだね」


 そこにあったのは、平野の中央にぽつんと存在する巨大な扉だった。

 高さも横幅も、通常の10倍ではきかないほどの大きさがあり、さらに何かの金属と思われる重厚な造りをしている。これを開けるのは、並大抵の腕力では不可能だろう。 


 そして、その扉の取っ手の辺りには、「力無き者に入る資格なし」と刻まれていた。


***


GM   :ではPC達が出発し、指示された場所に行くと、そこには巨大な扉があり「力無き者に入る資格なし」と刻まれています。

ましろ :〈力技〉?

GM   :具体的には、〈力技〉判定を全員合計で80出す必要があります。おう出せるもんなら出してみろよ!(ドヤァ

amida  :あれっ?こんなところに神様のご加護が……(全員に〈力技〉達成値+6)

ましろ :80なら主様の加護引いて50、一人10出せば行けるから……w

GM   :……知ってた(涙目) おう早く判定しろよ80だぞ!?

amida  :あっ、リオン君はとりあえず傍観しまーすw

ましろ :じゃあフレアもw 


***


 リオン :「……どうやら、これは僕の領分じゃないみたいだね。ここは筋肉担当に任せるよ」

 フレア :「私もか弱い乙女だから……。ローラン、よろしくね?」


 スッと身を引くリオンとフレア。入れ替わりに、目を爛爛と輝かせたローランが進み出る。


 ローラン:「さぁて、やってやるか。”強靭な筋肉があれば、大抵のことはなんとかなる”ってなぁ!」


***


ななむ :ってことで、ローランから振りまーす!(コロコロ……)出目が9、固定値が15!

ましろ :ファーwww

amida  :草生えるんだけどw

ニーグ :ちょっと待て、先にワシへの信仰の祝詞でも挙げてもらおうか?w

ななむ :じゃあ、「イスキューロン神のご加護ぞある!」って叫びながらバァン!と扉に突っ込んで、達成値24です。

GM   :もうすでに4分の1抜かれたんだがw


ななむ :あと、これ【筋力】判定だから、オド君は《わが身は竜なり》(※)使ったら達成値ガンと増えるんじゃない?

電磁炉 :あっほんとだ、これすごい【筋力】増える……!これ、次の戦闘の時まで維持されるんですか?

GM   :いや、扉潜ってシーン変わったら消える。それに、変異律のMPコスト+4も乗るで?

電磁炉 :あー、それだとMP的に痛いんで、他の方3人やって頂いた後にしようかと……。

amida  :いや、別にドラゴンになんなくてもいいんじゃない?素で【筋力】高いやろ。

電磁炉 :わかりました、それじゃあ〈力技〉行きます。2d6+9+6……(コロコロ)22です!

ニーグ :神様への祈りも忘れずにな!w


***


 オドネ :「か、神様、お願いします! ……うわっ!?」

 イスキュ:「ふっ、加護を授けよう……」


 半信半疑で祈りを唱えつつ、扉を押すオドネット。その背後からイスキューロンの神気がまとわりつくと、一気に力が増大し扉を半ばほどまで開けることが出来た。


 オドネ :「すごい、これが神様の力……!」


***


GM   :あ、これはもうゾッコンだね、信仰するね。……ていうわけで、現在46/80です。

amida  :じゃあ、残りはフレアさんお願いしまーす。

ましろ :いやいやいや、先に主様お願いしますw か弱い女の子なんで!(強調

ニーグ :なるほどw 2d6+6で……(コロコロ)13、これに+6で19。低い!

ましろ :十分高いような……w で、残りはなんぼ?

GM   :えーと、65/80だから、残り15ですね。

ましろ :……フレアちゃん、2d6+13なんだけど……振る必要ある?w 1ゾロでも成功やぞ?

GM   :とりあえず振れよw ……はい、成功でーす(振られた出目を見ずに)

一同  :wwww


***


 イスキュ:「ま、ワシ自身の力はこんなものか……」

 フレア :「か弱い私でも、神様のご加護があれば!」


 ローランとオドネットが半ばまで押し開けた扉に、更にイスキューロンとフレアが取りつき、全員を更なる神気が包んで後押しする。


 すると、100人がかりでも開くかどうかと思われた扉が、ズズズ……と音を立て、とうとう完全に押し開かれた。


 リオン :「前々から思ってたけど、なにこの脳筋たちは……」


 後方で待機していたリオンは、その様子を眺めながら心底呆れかえった顔をするのであった。


***


ななむ :いや、フレア姫はかよわくない(断言

ましろ :え、いうてフレアちゃん、【筋力】7しかないで?

ニーグ :神様と同等なんだよなぁw

ななむ :そして【筋力】が神様より2高い邪紋使い(アーティスト)達なw


GM   :……はい、では最初の試練を突破して、次は魔境内の描写から入ります。




※《わが身は竜なり》について


竜模倣者(レイヤー:ドラゴン)の自動取得特技。

竜に変身し、【筋力】とHPが大きく増大するほか、《竜種の鱗》など他の「種別:竜」となっている特技が使用可能になる。


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