第10話 ミドルフェイズ4 「暗躍する者たちと、力の試練
GM :それじゃあいよいよ魔境に出発……なんですが、マスターシーンだけちょっと挟んでおきます。「音声を変更してお送りしています」って感じで。
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フレア達が出発するのと、ほぼ同時刻。ルーミル城内のある場所で、二つの人影が密会を行っていた。
互いにフードを目深に被り、顔立ちは分からない。さらに誰にも聞かれぬように顔を近づけ、ひそひそ声で話し合っている。
謎の声A:「親父、首尾はどうだ?」
謎の声B:「問題ない、粗方準備は終わっておる」
謎の声A:「へっへっへ……やっと俺が表舞台に出れるのか。あのザコどもに任せちゃおけねえからな」
謎の声B:「油断するなよ。奴らのせいで、少し予定を急がせたのだ。手を尽くしているが、万全とまでは言えん」
謎の声A:「けっ、そんなにビクビクすんなよ。あの三人さえ抑えておけば大丈夫だろ?」
そのままいくつかの段取りを確認すると、二人は足音を立てないよう、滑るように部屋を後にしていった。
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GM :(以上を、匿名インタビュー時の加工された声っぽい高音と低音で演出するGM)
ましろ :……この無駄な完成度の高さはなんなんすかね?w
電磁炉 :むっちゃ上手かった……。
ニーグ :もしかして、ずっと練習してた?
GM :いや、ただのアドリブですww
ニーグ :家でそれっぽい声出して、「もうちょっと低いかな?」とかやってたら面白かったのにwww
GM :……はい、では今度こそ、魔境征伐に行きましょうか。
amida :ヒャアーダンジョン探索だー!
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フレア :「これは、一体……」
……「剣山刀樹の丘」、巨人が住まい強者を待ち構えると言われる魔境。
その入り口とされる場所に辿り着いた一行は、しかし丘も巨人も発見することが出来なかった。
ローラン:「でっけぇ扉、か……?」
オドネ :「扉、ですね……」
リオン :「なるほど、確かに巨人が使いそうな大きさだね」
そこにあったのは、平野の中央にぽつんと存在する巨大な扉だった。
高さも横幅も、通常の10倍ではきかないほどの大きさがあり、さらに何かの金属と思われる重厚な造りをしている。これを開けるのは、並大抵の腕力では不可能だろう。
そして、その扉の取っ手の辺りには、「力無き者に入る資格なし」と刻まれていた。
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GM :ではPC達が出発し、指示された場所に行くと、そこには巨大な扉があり「力無き者に入る資格なし」と刻まれています。
ましろ :〈力技〉?
GM :具体的には、〈力技〉判定を全員合計で80出す必要があります。おう出せるもんなら出してみろよ!(ドヤァ
amida :あれっ?こんなところに神様のご加護が……(全員に〈力技〉達成値+6)
ましろ :80なら主様の加護引いて50、一人10出せば行けるから……w
GM :……知ってた(涙目) おう早く判定しろよ80だぞ!?
amida :あっ、リオン君はとりあえず傍観しまーすw
ましろ :じゃあフレアもw
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リオン :「……どうやら、これは僕の領分じゃないみたいだね。ここは筋肉担当に任せるよ」
フレア :「私もか弱い乙女だから……。ローラン、よろしくね?」
スッと身を引くリオンとフレア。入れ替わりに、目を爛爛と輝かせたローランが進み出る。
ローラン:「さぁて、やってやるか。”強靭な筋肉があれば、大抵のことはなんとかなる”ってなぁ!」
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ななむ :ってことで、ローランから振りまーす!(コロコロ……)出目が9、固定値が15!
ましろ :ファーwww
amida :草生えるんだけどw
ニーグ :ちょっと待て、先にワシへの信仰の祝詞でも挙げてもらおうか?w
ななむ :じゃあ、「イスキューロン神のご加護ぞある!」って叫びながらバァン!と扉に突っ込んで、達成値24です。
GM :もうすでに4分の1抜かれたんだがw
ななむ :あと、これ【筋力】判定だから、オド君は《わが身は竜なり》(※)使ったら達成値ガンと増えるんじゃない?
電磁炉 :あっほんとだ、これすごい【筋力】増える……!これ、次の戦闘の時まで維持されるんですか?
GM :いや、扉潜ってシーン変わったら消える。それに、変異律のMPコスト+4も乗るで?
電磁炉 :あー、それだとMP的に痛いんで、他の方3人やって頂いた後にしようかと……。
amida :いや、別にドラゴンになんなくてもいいんじゃない?素で【筋力】高いやろ。
電磁炉 :わかりました、それじゃあ〈力技〉行きます。2d6+9+6……(コロコロ)22です!
ニーグ :神様への祈りも忘れずにな!w
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オドネ :「か、神様、お願いします! ……うわっ!?」
イスキュ:「ふっ、加護を授けよう……」
半信半疑で祈りを唱えつつ、扉を押すオドネット。その背後からイスキューロンの神気がまとわりつくと、一気に力が増大し扉を半ばほどまで開けることが出来た。
オドネ :「すごい、これが神様の力……!」
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GM :あ、これはもうゾッコンだね、信仰するね。……ていうわけで、現在46/80です。
amida :じゃあ、残りはフレアさんお願いしまーす。
ましろ :いやいやいや、先に主様お願いしますw か弱い女の子なんで!(強調
ニーグ :なるほどw 2d6+6で……(コロコロ)13、これに+6で19。低い!
ましろ :十分高いような……w で、残りはなんぼ?
GM :えーと、65/80だから、残り15ですね。
ましろ :……フレアちゃん、2d6+13なんだけど……振る必要ある?w 1ゾロでも成功やぞ?
GM :とりあえず振れよw ……はい、成功でーす(振られた出目を見ずに)
一同 :wwww
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イスキュ:「ま、ワシ自身の力はこんなものか……」
フレア :「か弱い私でも、神様のご加護があれば!」
ローランとオドネットが半ばまで押し開けた扉に、更にイスキューロンとフレアが取りつき、全員を更なる神気が包んで後押しする。
すると、100人がかりでも開くかどうかと思われた扉が、ズズズ……と音を立て、とうとう完全に押し開かれた。
リオン :「前々から思ってたけど、なにこの脳筋たちは……」
後方で待機していたリオンは、その様子を眺めながら心底呆れかえった顔をするのであった。
***
ななむ :いや、フレア姫はかよわくない(断言
ましろ :え、いうてフレアちゃん、【筋力】7しかないで?
ニーグ :神様と同等なんだよなぁw
ななむ :そして【筋力】が神様より2高い邪紋使い達なw
GM :……はい、では最初の試練を突破して、次は魔境内の描写から入ります。
※《わが身は竜なり》について
竜模倣者の自動取得特技。
竜に変身し、【筋力】とHPが大きく増大するほか、《竜種の鱗》など他の「種別:竜」となっている特技が使用可能になる。




