↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
グランクレストRPGリプレイ 「新編:アロンヌ建国紀」  作者: 七無
第二章 千本の剣のもとで
29/35

第9話 ミドルフェイズ3 「武辺者の流儀」


 一通りの情報収集を終え、魔境へと出発する少し前。ローランはオドネットを呼び出し、訓練場の片隅で向かい合っていた。


 ……オドネットには、確かに素質がある。だが同時に、戦場に夢を見すぎているきらいも見受けられる。

 騎士道物語に憧れを抱くのはいいし、魔境で怪物と戦うことに名誉を感じるのも大変結構。だがそのせいで自分に酔ったり、独りで先走らないように釘を刺しておかなければならない。


 自分が若いころは、バッシュに面倒を見てもらっていた。だから今度は、自分がバッシュの息子の面倒を見てやらなければならない。……そのことを思うと、ローランは身が引き締まる思いであった。


***


ななむ :RP(ロールプレイ)の前に聞いておきたいんやけど、オドネットはいつから邪紋使い(アーティスト)になったん?

電磁炉 :あんまり正確に決めてないですけど、2年前くらいには……。自分で勉強して邪紋使い(アーティスト)になる方法を見つけた、って感じの設定なんで。

ななむ :なるほど……。いやね、もしローランが亡命してる間に一人で勝手に邪紋使い(アーティスト)になってたんだとしたら、「何無茶してんだ!」って怒ったかもなって思って。

ニーグ :親子で竜模倣者(レイヤー:ドラゴン)なら、代々同じ混沌核を受け継ぐのが使命で、幼いころから邪紋使い(アーティスト)としての訓練を受けてたって設定もありだと思うけど。


電磁炉 :うーん……GM的には、こっちの設定の方がやりやすいっていうのはあります?

GM   :いや、どっちでもいいと思うよw 個人的には、父親に憧れた結果竜模倣者(レイヤー:ドラゴン)にも興味を持ったのかなって思ってたけど。

電磁炉 :ですね、僕も「自主的に父親と同じ道を選んだ」っていうイメージです。

GM   :バッシュ自身も、無理強いはしない性格やと思うから。どっちかいうと、「お前も竜模倣者(レイヤー:ドラゴン)か、分かってるなぁ!」(バァン)って感じw

ななむ :オッケーw じゃあそういう前提で。


***


 オドネ :「どうしたんですか、ローランさん? こんな所に呼び出して」

 ローラン:「いや、なに。お前は魔境は初めてだろう?それに、叔父貴の指揮下を離れるのもこれが最初のはずだ。だからちょっと、気になってな」

 オドネ :「気になること……?」

 ローラン:「お前はまだ若い、つーか幼い。そのせいか、ちぃっとばかし浮世離れした感じがある。その辺りのことを、注意しておきたくてな」


***


ニーグ :いうて、他のPCも大分浮世離れしてるような……?

ましろ :まぁ、GMが浮世離れしてる時点で……w

ななむ :そこ、外野うるさいw

ましろ :いや、BGMみたいなもんだから、気にせず進めてw


***


 ローラン:「いいか。これから行く魔境は、お前が経験してきた普通の戦場とはわけが違う。邪紋使い(アーティスト)の俺たちだって、いつ死んだっておかしかねぇ過酷な場所だ。それをお前は、ちゃんと理解してんのか?」

 オドネ :「大丈夫!僕は天下の”竜将軍”、バッシュの息子ですから……あだぁっ!?」


 ゴォンっ!と盛大な音を立てて、ローランの拳骨がオドネットの脳天に突き刺さる。そのままオドの頭を引き寄せると、ローランはグリグリとこめかみに指の関節を捻じ込んだ。


 ローラン:「その辺が調子に乗ってるっつってんだよなぁ全く……」

 オドネ :「いだだだ! 痛い痛い痛いです!」


 バタバタと痛みに手足を振り回すが、生身のオドの体格では小さすぎて届かない。ローランはそのまま暫くグリグリを続けたあと、オドネットを下ろしてポンポンと頭を撫でた。


 ローラン:「ま、今回は俺もいる。最低限のフォローはしてやらぁ。その上で言っておくとするなら……”怯えるな””迷うな”、そして”死ぬな”だ。お前はバッシュの叔父貴の跡を継ぐんだからな、こんなとこで死んでんじゃねぇぞ」


 そう言って、にかっと豪快に笑ってみせるローラン。かつてバッシュがそうしてくれたように、オドネットの不安や恐怖を吹き飛ばせるように。


 ローラン:「言いたかったのはこれだけだ、気負わず行け。……なあに、俺らの仕事は、まず突っ込んで殴ること。後の事はそれから考えりゃいいのさ!」

 オドネ :「な、成程……!」


***


ましろ :お兄ちゃんしてるなぁ……w

GM   :結局脳筋じゃねぇか!!w

ななむ :そらPLの本音は、「脳筋が増えたよ、やったね〇〇ちゃん!」だからw

ましろ :ところでななむ、そこは「死ぬな、死にそうになったら逃げろ」じゃないのか?w

ななむ :え、逃げるって選択肢が僕らにあると思うかい?(真顔

ましろ :あっはい、ごめんなさーい(ドン引き

GM   :邪紋使い(アーティスト)ゆえ致し方なしw

ニーグ :まぁまぁ、二人ともイスキューロンを信仰してるからね、きっと戦場でも生き残れるだろうw

ななむ :そうそう、〈力技〉の加護があるから!w

amida  :あっそうか、オドは〈力技〉で避ける特技あるから、イスの〈力技〉強化が物凄く活きるのか。

GM   :実際、今回その二つはすごく強い組み合わせだから。


GM   :……それじゃあRPも終わったし、改めて魔境に行きますか。

ななむ :あ、その前にトイレ行って来ていい?

GM   :いいよー。それなら、ここで一旦休憩挟もうか。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。