第9話 ミドルフェイズ3 「武辺者の流儀」
一通りの情報収集を終え、魔境へと出発する少し前。ローランはオドネットを呼び出し、訓練場の片隅で向かい合っていた。
……オドネットには、確かに素質がある。だが同時に、戦場に夢を見すぎているきらいも見受けられる。
騎士道物語に憧れを抱くのはいいし、魔境で怪物と戦うことに名誉を感じるのも大変結構。だがそのせいで自分に酔ったり、独りで先走らないように釘を刺しておかなければならない。
自分が若いころは、バッシュに面倒を見てもらっていた。だから今度は、自分がバッシュの息子の面倒を見てやらなければならない。……そのことを思うと、ローランは身が引き締まる思いであった。
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ななむ :RPの前に聞いておきたいんやけど、オドネットはいつから邪紋使いになったん?
電磁炉 :あんまり正確に決めてないですけど、2年前くらいには……。自分で勉強して邪紋使いになる方法を見つけた、って感じの設定なんで。
ななむ :なるほど……。いやね、もしローランが亡命してる間に一人で勝手に邪紋使いになってたんだとしたら、「何無茶してんだ!」って怒ったかもなって思って。
ニーグ :親子で竜模倣者なら、代々同じ混沌核を受け継ぐのが使命で、幼いころから邪紋使いとしての訓練を受けてたって設定もありだと思うけど。
電磁炉 :うーん……GM的には、こっちの設定の方がやりやすいっていうのはあります?
GM :いや、どっちでもいいと思うよw 個人的には、父親に憧れた結果竜模倣者にも興味を持ったのかなって思ってたけど。
電磁炉 :ですね、僕も「自主的に父親と同じ道を選んだ」っていうイメージです。
GM :バッシュ自身も、無理強いはしない性格やと思うから。どっちかいうと、「お前も竜模倣者か、分かってるなぁ!」(バァン)って感じw
ななむ :オッケーw じゃあそういう前提で。
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オドネ :「どうしたんですか、ローランさん? こんな所に呼び出して」
ローラン:「いや、なに。お前は魔境は初めてだろう?それに、叔父貴の指揮下を離れるのもこれが最初のはずだ。だからちょっと、気になってな」
オドネ :「気になること……?」
ローラン:「お前はまだ若い、つーか幼い。そのせいか、ちぃっとばかし浮世離れした感じがある。その辺りのことを、注意しておきたくてな」
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ニーグ :いうて、他のPCも大分浮世離れしてるような……?
ましろ :まぁ、GMが浮世離れしてる時点で……w
ななむ :そこ、外野うるさいw
ましろ :いや、BGMみたいなもんだから、気にせず進めてw
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ローラン:「いいか。これから行く魔境は、お前が経験してきた普通の戦場とはわけが違う。邪紋使いの俺たちだって、いつ死んだっておかしかねぇ過酷な場所だ。それをお前は、ちゃんと理解してんのか?」
オドネ :「大丈夫!僕は天下の”竜将軍”、バッシュの息子ですから……あだぁっ!?」
ゴォンっ!と盛大な音を立てて、ローランの拳骨がオドネットの脳天に突き刺さる。そのままオドの頭を引き寄せると、ローランはグリグリとこめかみに指の関節を捻じ込んだ。
ローラン:「その辺が調子に乗ってるっつってんだよなぁ全く……」
オドネ :「いだだだ! 痛い痛い痛いです!」
バタバタと痛みに手足を振り回すが、生身のオドの体格では小さすぎて届かない。ローランはそのまま暫くグリグリを続けたあと、オドネットを下ろしてポンポンと頭を撫でた。
ローラン:「ま、今回は俺もいる。最低限のフォローはしてやらぁ。その上で言っておくとするなら……”怯えるな””迷うな”、そして”死ぬな”だ。お前はバッシュの叔父貴の跡を継ぐんだからな、こんなとこで死んでんじゃねぇぞ」
そう言って、にかっと豪快に笑ってみせるローラン。かつてバッシュがそうしてくれたように、オドネットの不安や恐怖を吹き飛ばせるように。
ローラン:「言いたかったのはこれだけだ、気負わず行け。……なあに、俺らの仕事は、まず突っ込んで殴ること。後の事はそれから考えりゃいいのさ!」
オドネ :「な、成程……!」
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ましろ :お兄ちゃんしてるなぁ……w
GM :結局脳筋じゃねぇか!!w
ななむ :そらPLの本音は、「脳筋が増えたよ、やったね〇〇ちゃん!」だからw
ましろ :ところでななむ、そこは「死ぬな、死にそうになったら逃げろ」じゃないのか?w
ななむ :え、逃げるって選択肢が僕らにあると思うかい?(真顔
ましろ :あっはい、ごめんなさーい(ドン引き
GM :邪紋使いゆえ致し方なしw
ニーグ :まぁまぁ、二人ともイスキューロンを信仰してるからね、きっと戦場でも生き残れるだろうw
ななむ :そうそう、〈力技〉の加護があるから!w
amida :あっそうか、オドは〈力技〉で避ける特技あるから、イスの〈力技〉強化が物凄く活きるのか。
GM :実際、今回その二つはすごく強い組み合わせだから。
GM :……それじゃあRPも終わったし、改めて魔境に行きますか。
ななむ :あ、その前にトイレ行って来ていい?
GM :いいよー。それなら、ここで一旦休憩挟もうか。




