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グランクレストRPGリプレイ 「新編:アロンヌ建国紀」  作者: 七無
第二章 千本の剣のもとで
22/35

第2話 PC2オープニング 「不吉な予言」

予約投稿をミスしておりました、申し訳ありませんでした。

 GM   :ではPC2、リオン君のオープニング。ルーミルの筆頭魔法師(メイジ)、カーラと久しぶりに会う場面です。

 amida  :はいはいー。



***



 カーラ :「あらーリオンちゃん!大きくなってまぁ~!」


 リオンが部屋に入るやいなや、ふくよかな女性が嬉しそうに大声を上げて駆け寄り、リオンの頭を撫でまわして来た。魔法師(メイジ)らしくゆったりとしたローブを身に付け、口元の小じわが表情に温かさを加えている。

 ルーミル国筆頭契約魔法師、カーラ。反乱や戦の最中にも、この国の内政を支え続けた立役者であり、リオンのかつての上司でもある。


 リオン :「……そういうのはいいから。とりあえず、僕がいなかった間のことを教えて欲しいんだけど」

 カーラ :「あらあら。リオンちゃん、そういうところはあいかわらずね~」


 カーラの手を押しのけ、邪険な態度をとるリオンだが、カーラはまったく応えた様子もなく書類を探し始めた。

 

***


 ななむ :っちょw 近所のおばちゃんw

 電磁炉 :あめちゃんくれそうw 鞄の中にあめちゃん入ってそうw

 ましろ :っていうか、ちゃん付けなのか。

 GM   :いうてリオン君10歳なら、このくらいの対応やろ?w

 amida  :じゃあ、それを半ば無視しながら書類を見せてもらう感じで、魔法師《メイジ》の仕事をしていきましょう。


***


 カーラ :「今のルーミルの財政状況はこんなところね~。去年飢饉があったから、やっぱり出費がかさんじゃって~……」


 カーラが書類をパラパラとめくりながら、リオンがいなかった間のことを説明していく。矢継ぎ早にリオンへ話しかけながら、テキパキと対応する書類を取り出し机に並べていく様は、なるほどベテランの文官と呼ぶに相応しい。


 カーラ :「それで、リオンちゃんはどうだったの?お姫様と一緒の亡命生活っ!」

 リオン :「ま、お守りって感じだったね」

 カーラ :「フレア様もお転婆ですものね~。まぁ、でも大丈夫! これからは一緒に、この国を守っていきましょっ!」

 リオン :「まぁ実際、この先どうなるかは、不透明なところがあるけどね」

 カーラ :「まぁそうよねぇ~。そういえばフレア様って、従属はされるのかしら?」

 リオン :「んー、僕には何とも言えないんだけど、多分しないんじゃないかな?彼女のことだから」


 この国の全てを守るのだと、その為に一番上に立つのだと言っていたフレアの姿を思い出しながら、リオンは答えを返す。あの彼女が、従属と言う形を良しとするとは思えない……またぞろ何か、面倒ごとを引き受けてくるに違いない。


 カーラ :「やっぱりね~。……ほら、魔法師(わたしたち)って国に仕えるものだから、フレア様とアルバン様のどっちに仕えればいいのかいまいち分からないのよね~。この国の君主(ロード)に相応しい方なのか、何とも言えないわ」

 リオン :「ま、そうだね。でも結局、好きな方に付けばいいんじゃないのかな?」

 カーラ :「リオン君はやっぱり、フレア様についていく感じ?」

 リオン :「ま、当面はね。一応、付いていくって約束はしたし」

 カーラ :「成程ね~……」


 世間話をしながらも、二人の作業は止まらない。説明を受けたリオンも参加して、溜まっていた案件をドンドンと片付けていく。

 やがて粗方の書類が片付くと、ふとカーラが手を止めて、静かな様子で呟いた。


 カーラ :「……そうねぇ。アルバン様も、物凄く無理をされているように思えるもの。でもあんな小さな女の子に重荷を背負わせたくもないし……でも私達はあくまで補佐、そういうことには口出ししない方がいいのかもしれないわね」


 ロドクルーンからルーミルへ、更にディーノからアルバンへ。戴く君主が目まぐるしく変わる中、変わらずに国を支えて来た彼女の、それは実感であったのかもしれない。

 

 リオン :「……ま、気に入らない君主(ロード)なら、首をすげ替えちゃえばいいだけだしね」

 カーラ :「もぉーまたそんな、滅多な事言わないのリオンちゃん!」(バンバン


 からりと調子を取り戻し、バンバンとリオンの背中を叩くカーラ。すると何を思いついたか、書類を片付けると大きな水晶玉を一つ取り出して来る。


 カーラ :「私の専門が、時空魔法なのは知ってるでしょう? 折角だから、将来有望なリオンちゃんの未来を占ってあげましょう!」

 リオン :「別にいいよ、そんなのは……」


 鬱陶しそうに返答しつつも、興味深げにカーラの作業を眺めるリオン。

 一方のカーラは、ブツブツと呪文を呟きながら暫く水晶玉を覗きこんでいたが、突然サッと顔色を変えて金切り声を上げた。


 カーラ :「っ!だ、駄目! リオンちゃん、あの丘に行くのは止めておきなさい!!」

 リオン :「あの丘?」


 言葉の意味を捉えかねたリオンが、つられて水晶玉を覗き込むと……


 そこには、血塗れになって巨人の足元に倒れ伏す、フレア達一行の姿があった。



***



 GM   :……というところで、このシーンは切らせて頂こう。

 ましろ :「あんたたち、死ぬわよ?」ってやつか。

 amida  :あの丘……。

 ニーグ :ゴルゴダの丘かな?(白目


 

 

 

次話は予定通り、明日の0時に投稿いたします。

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