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グランクレストRPGリプレイ 「新編:アロンヌ建国紀」  作者: 七無
第二章 千本の剣のもとで
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第1話 PC1オープニング「冷たい歓迎」


 GM   :はい、ではちゃっちゃとオープニング始めていきましょうか。最初はPC1からいきます。

 ましろ :おう、かかってこいやオラァ!

 GM   :場面としては、アルバン率いる本隊が帰って来た後。フレアとアルバン王が面会する場面です。


***


 久しぶりに会ったアルバンは、見るからに疲れ果てていた。

 以前より筋骨は逞しくなったようだが、瀟洒に着飾っていた服装は砂埃にまみれた戦装束に変わり、目も落ちくぼんでくっきりと隈が浮かんでいる。兄の亡き後も不利な戦況を支え続けて、心身ともに疲労が溜まっているようだった。

 それでもなお、その瞳は玉座を譲るまいとする気概に満ちており。フレアもまた、その点において譲る気はなかった。

 自分の目的は、君主(ロード)となってこの国の全てを……目の前の彼をも守る事なのだから。


 アルバン:「まずは、お帰りなさいませ、フレア姫。そしてわが国の窮地を救ってくださったこと、”この国の君主(ロード)として”礼を言おう」

 フレア :「あら、やっぱりプライドだけは高いのね」

 アルバン:「フッ、”だけは”とは言わないでくれたまえ。私も、兄から引き継いだこの国を守らなければならないんだ」


 苦笑し、目にかかった髪を掻き上げるアルバン。以前は品よく撫でつけられていたその髪も、今や戦塵に晒されて見る影もない。


 フレア :「そうね。私も、お父様の国を守る義務があるから」

 アルバン:「君の父上の国は、すでに私の兄上の国となったのだよ。……そして、どうだろう。どうか私に従属して、共にこの国を守ってはくれないだろうか?」

 フレア :「従属ねぇ……。それも悪くはないのだけれど、私には私の下についてくれる人達がいるもの。支えてくれる人がいる限り、私は諦めるわけにいかないの」

 アルバン:「別に、その者達ともども従属してくれても構わないのだぞ?」

 フレア :「それはご勘弁ね。私とあなたでは、実力が違いすぎる」


 真っ向からの「お前は君主(ロード)には相応しくない」という宣告に、アルバンは一瞬苦しそうな顔をした。


***


 amida  :煽っていくなぁ……w

 GM   :「い、一応データ上のレベルなら、私も同じくらいはあるんだぞ?」

 ましろ :天運が無いだろうが天運がぁ!

 GM   :PC達は誰に天運があるかとかはっきり分かんねぇもんw


***


 アルバン:「……そうか。だが先ほども言った通り、私は兄から託されたこの国をなんとしても守らねばならない。いくら先王の娘とはいえ、あなたのような少女に国を任せるわけにはいかないのだよ」

 フレア :「まぁ、そうね。私はまだ若いから」

 アルバン:「その上で私に刃向かうというのなら、国としては然るべき処置をせねばならないが……」

 ??? :「アルバン様。ならばこの者達に、大口を叩くだけの力があるか試してみればいかがですかな?」


 そう言って進み出て来たのは、でっぷり肥え太った体を宝石で飾り立てた男だった。ニタニタと下卑た笑みを浮かべ、フレアの顔を値踏みするように観察している。

 国王政務補佐官として、アルバンに準ずる権限を持つデイモスである。


 デイモス:「例えばそう、”あの魔境”の浄化をお命じになられては如何です?もし本当に、彼女がアルバン様を超える実力を持ち合わせているというのであれば、あの丘に住まう巨人さえも容易く打ち倒してしまわれることでしょう。……ねぇ、フレア様?」


 ”丘”、そして”巨人”。フレアにも思い当たる節はあり、そしてそれは非常に危険な……命を失いかねない試練であることを示していた。

 デイモスの狙いは明白だ。無理難題を吹っ掛けて、断って引き下がるならそれでよし。引き受けたとしても、魔境でフレア達が死ねばいいということなのだろう。どうあっても、こちらの要求を聞く気は無いということだ。


 フレア :「そんなの、当然じゃない。例え私だけでは力が及ばなかったとしても、私の仲間たちは優秀だからね」


 だからこそ、フレアは胸を張ってそう返答した。

 無理難題だからこそ、それを成し遂げた時の影響力は凄まじい。ならば魔境であろうとも乗り越え、玉座をつかみ取るだけだ。


 デイモス:「ではアルバン様、よろしいですかな?」

 アルバン:「うむ……。ならば、一度任せてみよう」

 デイモス:「もちろん、ある程度の支援物資はお渡しいたします。どうかどうか、ご武運をお祈りしていますよ?」

 フレア :「その程度、私達にかかれば簡単なのだろうけど。帰ってきたら、それ相応の態度はとってもらうわよ?」


 釘を刺すフレアに対しても、デイモスは人を食った笑みを浮かべたまま、慇懃無礼に頭を下げる。


 デイモス:「ええ、勿論ですとも。……帰ってこられましたら、なぁ?クックック……」



***


 amida  :こうしてまた、リオンくんが胃薬を飲む羽目になるのか……w

 GM   :そうだな(真顔

 ましろ :細かいことは、全部リオンに任せればいいやーって思ってるからw

 GM   :では次は、PC2のオープニングですね。リオンです。

 amida  :はいはい。

 

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