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赤ドラちゃんって名前ではあんまりなので、赤をイメージして、ポンと頭に浮かんできた名前で彼女を呼んだ。
紅姫は嬉しそうに近寄ってきて、私に頭を下げる。
もう、可愛いな。
仕方ないと言うフリで彼女の頭を撫でた。
「よろしくね、」
『こちらこそ、ですわ。暁さま。』
前から思ったけど、お嬢様口調もなんだか、この子らしくて可愛い。
ん~リボンとかレースが似合いそう。
お互いに見合ってニコニコしてしまう、やっぱ、ドラゴン萌えなんだわ、私。
「可愛い・・・。」
ぽそりと言った言葉に、紅姫が嬉しそうに頭を摺り寄せてくる。
と、クロから不機嫌そうな声が・・・。
『このポケットは譲らないから。』
紅姫の動きがピタッと止まる。
あ、あれ?不穏な空気が。
『そのように狭いところがお好きだなんて、変わってますのね、わたくしは、暁さまの直ぐ傍でいつも御守りする方がいいですもの。』
あ、何だろう修羅場のような空気に変化した?
「言っておくけど、仲良くね?」
二人とも直ぐに返事しない、こらっ!
『暁さまが、そう、おっしゃるなら・・・仕方ないですわ。物凄く不本意ですけど。』
こらこら・・・。
『言っとくけど、ボクの方が先輩なんだからねっ!!』
だからぁ・・・。
ぎゃいぎゃいと言い合いを始めるドラゴン達。
『暁様は、静かな環境がお好きですよ。』
エルアが一言。
すると、二人は黙った。
なんだか、ドラゴンよりも精霊の方が上っぽいぞ。
「そろそろ、声をかけてもいいか?」
存在を忘れていたセイランが声をかけてきた。
つづく




