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番号重複してました。
赤ドラちゃんは、指差して言った。
『では、人間!私の仮主になりなさい!』
エルアがそっと教えてくれた。
レッドドラゴンは、気位の高いドラゴンだと。
怒らすと火を噴くらしい。
なんて、傍迷惑な。
「仮主になるとして、私はあなたをどう呼んだらいいのかしら?」
赤ドラちゃんは、考える。
『・・・名前?』
「そうよ、私が名前を付けちゃったら、本当の主になっちゃうかもしれないじゃない。」
思ってもいなかったのか、赤ドラちゃんは言葉に詰まっている。
「・・・エルア、親から名前を貰えなかったドラゴンが主以外から呼ばれる場合の都合のいい名前はないの?仮の名っていうのかしら。」
救いの目をエルアに向ける赤ドラちゃん。
エルアは首を傾げてから、ニッコリと笑った。
『色の総称で呼べばいいと思います。』
「いろ・・・じゃあ、クロなら、そのまま黒で、この子は、赤と言うことね。ま、妥当じゃない?」
赤ドラちゃんは、少し不満そうだったが、闇のドラゴンが“クロ”だったことで溜飲が降りたようだった。
『あなたの主って単純な名前しか付けないのね。』
少し鼻で笑ったような赤ドラちゃんに幾分小さくなったクロがガルルと唸った。
「クロ、唸らないの。」
多くは語らなくていいとクロに目で念を送った。
『・・・あかちゅき・・・分かった。』
ギロッと赤ドラちゃんを睨んでる。
おいおい、ケンカは駄目だよ。
兎も角、もちっと穏やかな空気にしてくれないかしら。
そろそろ町に行きたいし。
「あ、そうだ。クロ、もうちょっと小さくなれる?」
ガルルと唸っていたクロは私を赤ドラちゃんから庇うように前に立っていたけど、私の言葉に体全体で振り返った。
『それは、お願い?』
「うん、そうだよ。もちっと小さくなってくれたら、暁嬉しいな。」
って、おい。
お願いって何だよ。
いい年こいた大人の科白じゃないでしょう・・・。
言っていて、落ち込んだ私だけど、私からのお願いにクロの機嫌が少し戻ったようなのでよしとする。
まじ、爬虫類フェチかも・・・いや、ドラゴンフェチか。
眉間の間をこちょこちょするとクロが笑った。
本当に愛いヤツじゃ。
『うん、なれるよ!!これくらい?』
ポワンッとクロが掌サイズになった。
か、可愛い・・・。
「じゃ、白衣のポケットにでも入ってて。」
ボールペンとか入っていたポケットを空にして、ソコに入るように促した。
『うん。』
闇のドラゴンは貴重らしいから、念のためね。
つづく




