第61話、内政に力を注ぐ
食料事情は改善したので農業以外の内政に力を注ぐことにして一番最初に教育大臣オードリを呼び。
「その後、義務教育はどうなっている? 」
「学校の建築も終わり、生徒の募集を始めたのですが、思うように生徒が集まりません」
「何だとー! 勘違いしているのではないか。義務教育とは無償で教育を受ける義務があるのと言うのを分かっておるのか」
オードリは自分が、俺に怒られたと勘違いして。
「申し訳ございません。国民にはそのように説明しているのですが・・・・・・」
「オードリを怒っているのではない。国民が義務教育を理解していないみたいだな。義務とは国民がしなければいけないものだと分かっていないみたいなので、告知板を立てて子供を学校に行かせないなら親からは罰金を取ると知らせなさい」
本来ならば国民のほうから子供に教育を行って欲しいと言われ、国が教育を始めるのが良いのだが今は国民の意識が低いので国が強制的に教育をするしかない状態なのだ。
子供を学校に行かせないと罰金を取ると告知すると、親が罰金を取られるなら大変だと思いい学校に行かせるようになり義務教育が軌道に乗ったのだ。
筆頭秘書官のアンが俺の執務室に来て。
「今でも移住者が増え続けているので失業者も増えているので困っています。何とかなりませんか」
「そうなのか。農業の方に就業させれば良いのではないか」
「それが農業の方は人手が余るくらいで新しい人を雇えないくらいです」
「分かった。何とか考えてみるよ」
今までは人手がなくて困っていたのに失業者がでるとは困ったものだ
財政、農業、漁業、建設は良いが工業が遅れているので工業大臣を任命しようと思ったが、この世界に工業と言う言葉はなく知識のある人材もいないので失業者対策には俺が中心になって工業を盛んにするしかないだろう。
幸いバーンズが移住して来たのでバーンズを中心に工業の近代化を進めて発展させれば働く場所が増えるので良いと思った。
バーンズの工房に行くと、俺が工房に来たのを気が付かないでバーンズがパソコンを夢中で見ていた。
「バーンズ、夢中で何を見ているのだ」
「わぁー! ビックリした。この電車を作れないか見ていました」
パソコンを見ると新幹線の写真と動画を見ていたみたいなので。
「バーンズこの電車を作れるのか? 」
「使っている金属がこの世界にはないので難しいかもしれません」
俺は大陸を縦断する列車があれば便利だと思い、蒸気機関車なら作れると思い。
」。
パソコンの画面に蒸気機関車の写真と図面を出して。
「この蒸気機関車なら作れるのではないか」
バーンズが暫く図面を見ていたが。
「これなら簡単なので作れやすが、2年以上はかかると思いやす」
「そうか。時間がかかってもいいから作って見ろ。最初はキィウ王都まで走らせ、最終的には大陸を縦断させるつもりでやってくれ」
「いやー、面白いぜ。やりがいのある仕事に会えてマリュウス様と知り合えて良かったぜ」
2年間か、それまで失業者を放って行くわけにはいかないので、前世の家電品を作らすことにして、扇風機、冷蔵庫、暖房器具を作らすことにして、新しく工場を建てることにしたのだ。
そのために失業者対策として従業員を募集した。
今日は久し振りにアネットに会いに行くとアネットが。
「ねえ、久し振りにどこかに出かねない? 」
そう言えばこの世界には遊ぶ所がないので、前世のテーマパークみたいのもあると良いと思い、今度は作ってみようと思った。
結局ドライブをすることにしていつも空間カバンに入れてあるオープンカーで出かけた。
初めて乗るオープンカーにアネットは最初はビックリしていたが慣れると運転させろと言ったので運転を教えた。
最初はノロノロ運転をしていたが慣れるとスピードを出し始めて俺は怖くなり。
「オイ! 余りスピードを出すな。事故たなら大変だぞ」
「大丈夫よ」
そんな話をしていると道路に1mくらいの小さなネズミ魔獣が飛びだし、アネットが急ブレーキをかけたが間に合わず跳ね飛ばし車は道路を外れて草むらに突っ込みアネットが「キャァー! ・・・・・・」
と悲鳴をあげて車を止めたのだ。
幸い2人とも怪我はなかったが車のフロントが凹んでいた。
俺が叱る前に謝り。
「ごめんなさい。調子に乗り過ぎたわ」
「怪我がなくて良かったが、これからは俺が運転する」
車のエンジンを掛けたが故障したみたいでエンジンがかからない。
空間移動で帰れるので時間がまだ早く海沿いで景色が綺麗なのでブラブラと歩いていると、アネットが。
「クレアさんがもう直ぐ子供が生まれるので私も早く結婚して子供が欲しいわ」
そう言えば俺も20歳になるので。
「来年に結婚しようか」
アネットが俺に抱き着いて。
「嬉しい。やっと結婚出来るのね」
前世では20歳で結婚するのは早いがこの世界では10代後半で結婚するのが普通だ。
アネットが可愛すぎるので思わず抱きしめてキスをしたのだ。
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