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第54話、クレア姉さんの結婚とマリュウスが婚約する



 ボロニァ帝国には1カ月間近く滞在して寒冷地でも育つジャガイモの他にも大根、ブロッコリー、白菜などの作物を作らせた。


 主食のパンをつくる小麦の栽培地を俺が大地魔法で荒れ地を農作地に変え、大幅に増やしたので失業者や奴隷だった人たちは農民になり、農業に従事しているので農民も増え食料不足は大幅に改善するだろう。


 エルトンやグレンたちに感謝されながらクリフォード陛下に報告をする為に王宮に移転して帰った。



 俺が王宮の前の広場に移転すると、突然現れた俺とツバキに門番が驚いていたが、構わず王宮に行くと庭を散策していたアネットが駆け寄り。


「マリュウス、久し振りね。ボロニァ帝国はどうでした」


「久しぶり。元気にしていたか。話は陛下に報告をしてからだ」


 ツバキは王宮は堅苦しいので帰るわと言い帰ってしまったのだが、何処に住んでいるのだろう。


 アネットの案内で応接間に行くと陛下とサウンド聖国の教皇レックスもいて教皇が。


「マリュウス様、お久しぶりです。やはりボロニァ帝国を破ったそうですな」


 クリフォード陛下が。


「ボロニァ帝国を視察してどうでしたか? 」


 俺がボロニァ帝国を視察した結果を話し最後に。


「俺は今までの領地を国にして国王になります」


レックス教皇とクリフォード陛下が残念がりクリフォード陛下が。


「やはり大陸の統一の王にはならんのか」


 レックス教皇が。


「仕方がない。せめてサウンド聖国とサンビア王国の顧問になり、両国の農業や治世を指導して頂きたいのじゃが」


「治世は無理ですが農業の指導は致します」


 簡単に顧問を引き受けたが、後に大陸を飛び回る事になって後悔したが、後悔先に立たずとはこのことだろう。


 レックス教皇が話が終わると退席して、レスリー王妃、ブレント王子、アネット、クレア姉さんが部屋に来た。


 王族一家が集まったので何事かと思っていると陛下が。


「今から家族会議を始める」


 俺は家族でないので。


「俺は家族でないので帰ります」


 と言うと、レスリー王妃様が。


「あら、マリュウス様はアネットと結婚するのでしょう。結婚すると私たちの息子になるから家族でしょう」


 アネットと結婚するが、今はまだ婚約もしていないのに息子扱いをするレスリー王妃様は気が早いみたいだ。


 家族会議はレスリー王妃様が仕切って。


「マリュウス様のお陰で平和になりブレントとクレアが結婚出来るようになりました。なるべく早く式を挙げたいのですが、いつが良いでしょう。女性は準備に時間がかかるので2カ月くらい先が良いと思います」


 ブレント王子が呆れて。


「そんなに準備に時間がかかるのか」


 結局2か月後に結婚式をあげることになったのだ。


 レスリー王妃様が俺とアネットの事を言い。


「マリュウス様とアネットの婚約発表は結婚式に皆が集まるのでその時に発表することにします」


 レスリー王妃様の独断で俺とアネットの婚約発表も行われる事に決まった。




 2か月後ブレント王子とクレア姉さんの結婚式は親族と高位の貴族たちの見守るなか行われ母上は父上の肖像画を持って参加した。


 披露宴は大勢の貴族と各界の代表者が招待され大広間に入れないくらいだった。


 陛下が披露宴の最後に俺とアネットの婚約発表と俺が独立して新しい国を興し国王になると知らせると、集まった人たちから歓声が上がり、祝福に大勢の人が来て応対で疲れたのだ。


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