楽しいことをしよう
薄紅の風が袖を揺らして
眠りかけた願いを呼び戻す
月明かりの線路を駆け抜けたなら
昨日より少しだけ遠くへ行ける気がした
キラキラ跳ねる鼓動
泳ぎ疲れたら眠る魚はきっと私に似ている
それだけの理由で海に親しみを覚え
まだ冷たい海の底へ飛び込んでみた
そしたら知らない景色が名前を呼ぶ
とっておきを秘めた彗星が理想で作られていたこと
知って解る
探しかけだった回答にすっぽり当てはまった
立ち止まる理由なんてこれでない
始まりはいつだって今なんだ
楽しいことをしよう
涙の跡もそっと連れていこう
手をつないで飛び出したら
一歩ハッピーに繋がると思う
あなたとならどんな夜も越えて
光の先を夢見れる
星のしずくが髪をすべるたび
忘れていた勇気が息を吹く
ふわり揺れる灯火
背中がじんわり熱くなる
迷っても大丈夫だ
あなたがいればそれでいい
楽しいことをしよう
転んだ日々も抱きしめたまま
新しい空を迎えに行こう
あなたとならどこまでも行ける
光を連れて
満ちていける
欠けることのない
めでたしを描けるだろう
「行こうよ」
「まだ見ぬ世界へ」
千年先の物語だって
あなたとなら笑って
ずっと心をドキドキ弾ませながら進める
朧月の下で交わした小さな誓い
どんな時も忘れないよう
手を伸ばせばほら
触れられそうな真ん丸の月
風を切って走るよ
つかまえに行こ
特許権ともいう免罪符を
楽しいことをしよう
胸の奥まで響くままに
運命さえも塗り替えてしまお
あなたとなら絶対世界さえ変わる
光の中へ溺れ
纏った衣を脱ぎ捨て
舞台に立つ衣装で迎え出るよ
さぁ、楽しいことをしよう




