動き始めた歯車・始まる復讐
「スミレは東壁から!私とタコッティーヌと……あとは、ナトは西から。アルはスミレにくっついて行って。鈴とピサロで正面を。武運を祈るよ!」
全員が了解の言葉を発する。
ここは、魔王城城下町。
以前は活気溢れ、人で賑わっていたのだが、現在は全くその面影がない。
ただ炎が辺りを照らしているだけだ。
今はちょうど夕暮れ。突入にはもってこいの時間だ。
ーそして、突入の合図が出されるー
「タコ、ゴーゴーゴー!!!!」
「タコッティーヌふざけるのストップ!」
「ふ……俺の超絶魔法で……」
「「お前もな!?」」
私達は、西門から突入する。
(まだ、完全には制圧されてないはずだ……間に合ってくれ!)
私はそう念じながら、グループ念話を繋げる。
「スミレ、報告を!」
「はい、こちら現在……っく!交戦中です!敵の数は約200!かなりの数が攻め込んで来てる模様です!」
状況は……最悪。
少ないと報告されていた敵だが、何かしらの方法で姿を隠していただけのようである。
「鈴、そっちはどう!?」
「私のところはねー……魔物だらけ……」
ということは、正面と東は時間がかかる……西だけでも突破するしかないだろう。
「2人とも、行くよ!」
私はタコとイカがどちらが美味しいかとかいう論争してるが構わず引きずって前進する。
さて、第3階層まで探索し終わったので階段を登ろうとした時だった。
「っふ!………あー、きたね。この先は行かせるわけにはかないんだよねぇー」
「ん!?」
階段上から、赤い翼が生えた6つの腕を持つ異形の人物が現れた。
「あ、私は今回のボスってことだね。さぁて……」
異形の人物は、どこからか笛を取り出すと、勢いよくそれを吹きはじめる。
すると、ぬっぷりとどこからかあの日の《影》が出てくるではないか。
《影》は、数週間前に死闘を繰り広げた相手で、私たちをコピーする力を持っていた。
それが、複数体。
「さぁて、貴方達の攻め手は全員これで終わりだね〜。さて、この数の影に勝てると思わないし……」
「あぁー。えーっと?そう思う?」
「……?」
私達以外にも、実は攻め手がいる。そう、誰も攻めていない上空から。
「そんなわけ……」
「ん?私達は6人だけじゃないよ?」
「なんだと?」
私たちの今回の攻略者は、8人だ。
今回、優香とサクラも飛ばされてきていた。そう、8人だ。キュレンとキラは先ほどまでいた場所に待機するように言っているが、それでも2人がいる。
あ、ちなみにマカワたちとは連絡がついていないので、場所はまだ分かっていない。
「早く答えろ!!」
「あー……もしもし?あ、優香?どう?」
私は敵が言うその言葉を無視して、優香に念話を飛ばす。
「ふーん、じゃ、突入よろしく」
報告を受けた私は、念話を切って、目の前の異形な敵にニヤリと笑みを浮かべる。
「......貴様!今のはブラフだな!?」
「え、いや、本当のことなんですけど……?」
敵は信じられないという様子でこちらを睨みつけてくる。
「……まぁいい。お前達を倒していけばいいだけだ。もしもとなれば私だけでも……」
「ん?あぁ、逃がさないよ?【魔法檻】
私が魔法を放つと、辺り一帯が半透明な壁に覆われる。
「っく!阻害とは……小癪な……」
「それは突然強襲してきた貴方達もだけど……」
そして、睨み合う。
「……私の名は《アルラ》唯一神の命令により、お前達を抹殺する」
「唯一神を倒してはいてもらおうかな?私はカリン・イース。全てのものに調和と平穏を授けるもの」
そして、しばらくの沈黙。
「じゃぁ……【冷雫】」
「まさかまた使うことになるとはね……【雷撃双撃】!」
私は仲間2人が某然と立ち尽くしているのを脇目に、魔法を構成し始めた。
アクセス数伸びてる〜!!
ついにそうアクセス数が30000超えました!!
これも読者の皆さんのおかげです!
これからも頑張っていきますので、よろしくです!!




