直面
「おーいハヤトーそっちのモンスターはどお?」
「やっぱり雑魚ばっかり。これは殲滅に時間かからないって。浩介は先戻って置いてくれ。その方がいいだろ」
「分かった~みんなにも言っといてくれる?じゃぁ、帰っとくねー」
教室に居た自分のクラスメイトをどうにか説得したあと、四国それぞれに別れて、効率よくモンスターを倒しているところである。大体5時間くらいそんなことをしていた。モンスターの数はもう少なくなっており、避難所には紫月さんがついているから大丈夫だろう。幸い強いモンスターは全くおらず、ゴブリンやスケルトンなどの弱小雑魚コンテスト優勝のモンスターしかいなかった。
「よし......転移!皆は大丈夫かな……」
そんな思いを持ちながらも、城へと帰るのであった。
「ただいま~あっちの世界はもうほとんど大丈夫だよ。あとはこっちだね」
ルークにそう話しかける。お茶をこぼしてるけど(ビックリして)しりませーん。
「あぁ、それは良かった......それよりカリン。スミレがいないんだ。さっきまで勇者と戦ってて、もう戦闘音はしないのに……」
「スミレが勇者と戦ったの!?......どっちの方向!?」
「西門。あっちの方で……」
「転移魔法陣、発動!」
「速すぎるだろ......何だあれ」
私は急いでスミレの元へと駆けつけるのであった。
「……ふぅ、着いた……スミレースーミーレー!スミ………!?」
少し離れた場所に、誰かが倒れている。一体誰が……
そう思いながらそこへと近ずいて行く。
「……………………………!!」
あまりのことに、声も出ない。そこに倒れていたのは......スミレだったのだから。
「す……スミレ!!大丈夫!?……脈が……ない!?まさか……死んでる……」
この世界にきて、自分達と関わり合いがあった者との二回目の死だ。
「転移」
私はスミレを持ちながら、転移魔法を使った。
「ルーク」
「へいへい、なんでしょーか?スミレは?どこにいるんだ?」
軽く訪ねてくるルークに、私は首を横に振る。
気がつけば涙が出ていた。
「そん……な……いや、カリン。今はスミレの死は隠すんだ。士気を下げないためにな。奥のお前に部屋なら誰も入れない」
「............転移」
私はスミレを自分の部屋のサブベットに寝かして置いておく。
自分に関わった者は死んでしまうのか。
しかし、そんなことを考えている場合ではなかった。
「ごめんね……スミレ......転移」
私は元の場所へと戻る。
「みんな!スミレは魔力が足りずに気絶している!その代わり、今から戦闘指揮は、この魔王カリンと、ルークが行う!!」
「「「「「ウォォォォォォォーーーーー」」」」」
(スミレ......スミレのあとは、私がやる!優香……目を覚ましてくれ!!)
私はそう願うのであった。
スミレさんが死んでしまいましたね……
ちょっと悲しいです.....…スミレさんについて感想送ってくださると嬉しいです……
ルミドールについても......お願いします......(泣)




