表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
加護の世界線〜28歳普通の独身女性は7歳のチート美少女に転生する〜  作者: お茶の部屋


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

7/7

走るレイヨウ

本日連続投稿です。

よろしくお願いいたします。

今にもコワモテ巨大魔物の一体は青年騎士に

襲いかかろうとしている。


しかも、なんとこの魔物は核となる瘴気溜まりを生む

魔物だ。そう、瘴気溜まりは加護力しか対抗できない。


「なんなのよ!まったく!初っ端から!」


私は悪態をつきながら魔力ではなく

加護力を両手に込め

その青年騎士の前に立ち、金色の光を魔物に向けて

放出した。


あえなくその魔物は消失し、なんなら少し距離があった二体目の魔物も消えていた。


首をコテンと傾けつつ

「どっちも核だったのかな?」などと思いながら

私は踵を蹴り振り返ったのだ。


振り返った先には

藍色の髪にアイスブルーの双眼を

意識を失わないよう必死に開いてこちらを見ている

美青年な騎士がたたずんでいた。


しかし、この美青年騎士はどう見ても重傷だ。

腹からは大量の血が溢れ、身体の左半分は瘴気に

よって侵食が始まっている。

マズイ。非常にこれはマズイ。


私は一刻の猶予も無いと感じ、

先日座学で学んだ応急処置を思い出した。


『瘴気侵食は加護力を持つ者の血や体液で浄化できる』


それを思い出した瞬間


私は彼の剣で自分の左手の平を切った。

「なっっ、何をしている…うっ…」


「騎士様!!一刻の猶予もありません!必ず助けるので私を信じて下さい!」


左手の平からトクトクと血が流れ出たと同時に

加護力をその血に向かって集めた。

金色の光が左手の中から溢れ瞬く間に

赤い血石ができ、私はその血石を彼の左胸に押し付けた。


血石が体内に入り金色の光を放つ。

徐々に瘴気は体内から抜けていく。

腹の傷には魔術で治癒をおこなった。


私はホットしたと同時に自身の体内がみるみる間に

変調していくのを感じとり、

これは私がマズイかも…。


うん。マズイな…!

私はスクっと立ち上がり、ダッシュでその場から立ち去った。


「待ってくれ!名を教えて欲しい!」


と美青年騎士は言ったが、当の私にはその声は

届かなかったのである。



私はとにかく走った。走って走って。

もうここなら大丈夫だろうと思った時には

鼻からも口からも血を吐き出していた。


血石を作るのに加護力を使いすぎたのだ。

自分でも分かっていた。

これは過剰だと。

危険だと。

でもどうしても救いたかった。


でも一番はあの美青年騎士にこの血塗れな姿を見せたくなくて私はとにかく走ったのだ。







「殿下!!ロウェルバルト殿下!」

「どちらに行ってしまったのだろう!?」

「ロウェルバルト殿下!どこに!?」

大勢の帝国騎士団の騎士たちがある青年を探す。


「セバス!!私はここだ!」


「殿下!良かった…ご無事で…」


「肩を貸してくれっ…まだ身体がしびれて動かないのだ。」


「殿下!お怪我をされたのですか?」


「いいや。怪我は…治してくれた…瘴気侵食も…」

セバス!帝都に帰ったら調べて欲しい者がいる!」


この美青年騎士はヒペリカム帝国の

現皇帝の年の離れた皇弟であり、数年後には

帝国騎士団の総師団長になる青年だ。


この、ロウェルバルト=ヒペリカムこそが

私の運命を左右する人だということに

レイヨウ本人はまだ気づいてすらいない。



ありがとうございました。

主要登場人物がやっと出てきはじめました。

不定期連載ですが

頑張って投稿いたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ