表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
100/100

Epilogue

1.Epilogue.


 時空の狭間では玲音が去った後も、死神と創造主は話している。


「思う以上に、信念の強い男だったですね」

 死神は玲音が自分の思う以上の活躍をして興奮気味に言う。

 それとは反対に意気消沈気味に創造主は答える。

「あぁ、あの魂こそ死神にぴったりだったんだかね。本当に残念だ」

「彼は何処と無くルシフェルに似ているんですかね?貴方の寵愛を受ける所からしても。

 しかし、貴方の意図に反して現世に戻っていったのですから……。

 彼は堕天したんですかね?

 私は彼を知りませんが以前にミカエルに少しだけ彼の話しを聞いた事があります」

「あの転生した魂は天界を拒否したからね元々天界に居ないのだから堕天とは言えないね。

 ルシフェルか……。

 懐かしい名だな。奴も同じように聡明で美しく、頑固だったな……。

 私は、また同じようなものを作ってしまったのかな………」



「゛If you don’t stop wishing, your wish is sure to come true.“(願い続ければ、いつか叶うと信じられる人生は素晴らしい)

 やっと私にも、この言葉が素直に受け入れられるような気がします。こんな気分は何年ぶりだろう?何十年?何百年か?」

 死神は自分の出来なかった事を自分の代わりにやってくれたように感じ喜ぶ。

 反対に創造主はさらに意気消沈の度を深めながら死神に対して重い口を開く。

「さて、今度は君の番だね……。次の候補者選びが大変だ……」

「私ですか?」

「解放されたいんだろ?死神の任から」

「あぁ、そうですね。もう色々な人生を見すぎて疲れてしまいましたよ」

「そうだな。君は長くこの仕事してきたからな。残念だが、約束は約束だ。

 そろそろ君も堕天するといい。

 さて、君はどうしたい?君も最初のゲームの舞台に戻るかい?当初の望み通り、ちゃんと君の願いのあの事件は排除してあげるが?」


「そうですね。かつての私の望みはあの事件を………。彼女をあの事件からなんとか助けたかった。

 でも、私はあの男とは違い、愚かにもこのゲームで数えられない程、何度も何度もあの悪夢を繰返してしまって、自分の浅はかさ、無能さに絶望し、リタイアしてしまいましたからね。

 それが、今でもしっかり脳裏に焼き付いてますから、もうその哀しみから解放されたい、忘れてしまいたいですね。

 でも、彼女の魂には、これから素晴らしいと思える運命を与えてあげてください。

 運命ではないか、運命は切り開くものですね。あの男ように……。

 創造主、あなたのたくさんの祝福を与えてください。

 彼女の魂が、これから歩む新しい人生は、前世とは比べ物にならない程、笑顔にあふれた素晴らしい出来事に心をときめかせ、ずっと幸せに暮らして居られるように……。

 運命の理不尽に遭わない様にあなたの祝福を愛情をできるだけ多く与えてあげて下さい」

 死神は以前の重い苦悩は消え去りすっきりとした顔でそう願った。

「では、君のその願いを叶えよう。君も新しい輪廻の輪に戻り、新な人生を歩むといい」

「ありがとうございます」

「では、新たな現世を生きるといい」


 死神の姿は消えて拳大の眩しくひかり輝く塊となり、現世への時空へと向かう。


 いつか、出来る事なら、玲音達の魂と供に人生を生きて行ってみたいと夢みながら………。


挿絵(By みてみん)



 創造主は現世へと向かう死神の魂を見ながら呟く。



「さぁ、これから君の向かう現世には、

 君の未来に、

 君が心から願った、

 君と出逢う事を心から待っている人が居る。

 今度は希望にあふれる人生を歩むといい。

 私は、お膳立てはできるが

 君の運命は君次第だよ」




The future starts today.




Every man is the architect of his own fortune.

(誰もが自分の運命の設計者)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ