魔法薬作り
待ってくださった方ありがとうございます、第3話です
様々なコメントお待ちしております!
マリとジェイドは魔法薬である羽生え薬を作ろうとしている
「まずはムーンウォーターをある分全部入れて…」
マリが大釜にムーンウォーターを注ぐ
ちなみにムーンウォーターは天然の水を月の光が当たる場所に一晩置くと得られる
「次にコガネハッカを刻んで鍋に投入して」
ジェイドが細かくコガネハッカを刻んで鍋に入れる
大釜からポコポコと音が出るようになった
「シルフの粉とユニコーンの角の粉をスプーンいっぱい入れる」
シルフの粉は白く、ユニコーンの粉は銀色にキラキラ輝いている。マリが大釜をかき混ぜると水色の光を放ち始めた
「いい感じですね!マンドレイクの種を3つ入れる」
ジェイドがマンドレイクの種を入れるど大釜が銀色の光を放ち、ボコボコの沸騰する音がした
大釜をそのまま1時間置いている間、2人は本を読んでいた
「そろそろいいかな」
マリが鍋を覗くと、銀色の綺麗な魔法薬が完成していた。2人は鍋から小瓶に移し、ラベルを貼る。この魔法薬は明日来る商人に売るのだ。ざっと500瓶分は出来た
「素晴らしい出来ですね…惚れ惚れします!」
ジェイドが小瓶を見て目を輝かせているとキュ…キュウっと何かの音がした
「あれ、もしかして」
マリが振り向くと後ろにいたのは
宙に浮いているフワッフワの毛玉…小さな目が2つ付いている。白と黒の2匹だ
「これってケダマスライムですよね?見たものに幸運を与えるっていう」
ジェイドは驚いている。幻樹の森でしか生息できない超スーパーレアスライムだからだ
「そうそう。この前、野いちごと野ベリーを取ってたらこの子達が居たから使い魔にしたの」
キュ…キュ…っと鳴きながらマリの頬にスリスリしている
「こんな貴重なレアスライムを使い魔に!?」
「名前はね、白い方はシロモで黒い方はクロモ」
「ほぼそのままの名前ですね…でも、かわいい…」
今度はジェイドの方にシロモとクロモが頬にスリスリし始めた
「ふふっ、くすぐったいです。こら、やめてくださいってば…ふふふっ」
「キュ…キュ…」
とても微笑ましい光景だ。そろそろマチも帰ってくるだろう。晩御飯を作ろう
~
午前中に狩ったダイヤウルフの肉が沢山ある。それでなにか作ろう
「まずはダイヤウルフの肉を包丁の背で叩き伸ばして、塩、コショウ、振り小麦粉を薄くまぶす。フライパンにバターを溶かして肉を焼く。」
「うう、美味しそうな匂いですね。あ、マチさんが帰ってきましたよ」
大量の本を抱えて帰ってきたマチ
「ただいま。ご主人、ジェイドさん。大量の魔導書と薬草の本があった」
「おかえり、沢山買ってきたね」
「あぁ、どれもこれも俺の興味を引く本だ」
ダイヤウルフの肉が黄金色になってきた。
「肉が焼けてきたら、フライパンにバターを溶かして、シルバーガーリックとワイン大さじ1入れて煮立てる。そして肉にかける。ハーブを添えたら完成!」
「あぁいい匂いだ」
マチのお腹がぐぅーっと鳴った
マチ
性別 男
年齢 約?歳
得意魔術 星魔術
種族 マリの使い魔 ふくろう
好きなもの 甘いもの




