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婚約破棄された悪役令嬢、日本へ嫁ぐ  作者: Crosis


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シャーリーフィルター

装備品をルルゥに渡してわたくしは再度旦那様と手を繋ぎ『いーおん』の中を歩いて行く。


装備品を買う前は、旦那様と手を繋ぐという行為に恥ずかしいやら嬉しいやらという感情はあったのだが、今はその感情に加えて変な緊張感も感じるようになってしまい、それにより手汗をかいていないかという不安も大きくなる。


それもこれも装備品を購入した事により、一層意識してしまうからなのだが、わたくしと違い旦那様はそんな事等微塵も感じていないかの様に先ほどと変わらず飄々とした態度である。


下手をすれば少し大きくなった姪と手を繋いでいる叔父さんと言われてもおかしくない程の落ち着きようだ。


そういう風に考えてしまうと何だかわたくしだけ変に意識してしまっている事に腹が立ってきた。


わたくしは今も尚こうして旦那様の事で頭がいっぱいだというのに。


「とりあえずはシャーリーが我が家で生活するにあたって必要な物やシャーリーが欲しい日用品でも見て回るとするか」

「そうですね。それこそこれから寒さが厳しくなってくる時期ですので電気ストーブを部屋に置くだけでだいぶ変わって来ますしね」

「あ、う、そ、その、今わたくしが当てが割れている部屋は羽毛布団や毛布等充実しておりますし、クローゼットにはもこもこした毛皮の様で毛皮よりも軽くて暖かい室内用のコートもあったのを見かけたのですが、あれではタリム領の冬を耐えしのぐにはまだ足りないという事でしょうか?」


いきなり旦那様がわたくしの方を向いて、きらきらとした(注意:シャーリーフィルターがかかっております)安心する微笑みで話しかけられて思わずトキめいてしまったわたくしは喋りはじめにどもってしまい顔を真っ赤にしながらも旦那様と、わたくしの横からルルゥが返した内容を聞いて思った疑問を聞いてみる。


タリム領は雪国という話も聞いたことが無いのだけれども、もしかしたら冬は凍える様な強風が吹き荒れる地域なのかもしれない。


「あぁ、冬は室内に暖房を施しますので全くもって寒くはないですし、タリム領も豪雪地帯と比べれば全然寒くない地域なのですが、それでもあると無いとじゃ大違いですので買って損はないでしょう。私なんて日本で買った防寒対策用の品々がない冬なんてもう考えられませんし、もう知らなかった頃には戻れませんね。特にコタツという冬用の家具は一度体験してしまったら最後、そこから出る事すらできなくなる魔性があるのでくれぐれもお気を付けくださいね、奥方様」

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