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未来世界に戦争する為に召喚されました  作者: 堕天の翼のあさぼらけ
異次元からの侵略者(仮

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第96話 偽物との戦い

 これは西暦9980年のはるか未来のお話。

 この時代の人類は、地球を離れ宇宙に進出していた。

 そして宇宙をまたにかけて争っていた。

 脱出用ポッドの出現により、誰も死なない戦争が可能になった事で、戦争もゲーム感覚になっていた。

 しかし、この脱出用ポッドを使えるのは魂の波長のあった人間のみだったので、魂の波長のあう人間が、過去の時代から召喚される事になる。

 こんなこの時代の常識も、覆りつつあった。

 宇宙は広い。

 未知の侵略者には、そんな常識も通用しない。

 その未知の侵略者を、北部戦線に調査にきたユアとメドーラ。

 ふたりはここで、過去の時代へと行方不明になったケイの姿をした、謎の人物に出会う。

 こいつはどうやら敵らしいのだが、ユアとメドーラは捕獲の機会を逸してしまう。

 敵とおぼしき人物は、ユアとメドーラの等身大立体映像を連れてきて、本物のふたりの行手を阻ませる。

 そして物語は泥沼化する。

 べ、別にこの先の物語を、思いついてない訳じゃ、ないんだからね。

 過労で構想をねる時間が、ないだけなんだからね。



 ケイの姿をした謎の人物は、その部屋をあとにした。

 残されたのは、立体映像のユアとメドーラと、本物のユアとメドーラだった。

 偽物のふたりは、ソウルブレイドの剣を展開すると、本物のふたりに襲いかかる

 偽物のふたりは元々、マイが退屈しのぎに作った立体映像である。

 その時立体映像のふたりに剣戟戦をさせたため、立体映像のソウルブレイドでも、剣への展開が可能だった。

 しかし、剣以外への展開は、出来ないぞ。


 本物のユアとメドーラも、ソウルブレイドの剣を展開させ、偽物の一撃を受ける。

 ちなみにこの時、メドーラは右手に光線銃を、左手に剣を持っている。

 ユアは右手に剣を持ち、もう一本のソウルブレイドはクダ状に戻し、左脚の太ももの定位置に収めている。


 偽物のふたりは、本物と同等のちからを持っていた。

 いや、作り手のマイの思いが込められている分、本物よりも強かった。


 ユアは偽物の動きを先読みするも、防ぐのが精一杯だった。

 反撃の糸口を見いだせない。

 ユアは自分と同等以上の相手と戦うのは、初めてだった。

 久しく忘れていた死への恐怖が、ユアの心の奥底からあふれてくる。

 しかしユアは、どこかそれが心地よかった。

 それがユアの感覚を冴え渡らせ、自分と同等以上の相手に、互角の戦闘を繰り広げていた。


 メドーラは苦戦する。

 偽物の剣戟を左手の剣で受けながら、右手の光線銃を撃つ機会をうかがう。

 だが、偽物の動きは、それを許さない。

 鋭い一撃が、メドーラの反撃を許さない。

 メドーラはいつしか、光線銃を剣に変え、二本の剣で応戦していた。

 これでとっさの反撃も出来るようになった。

 しかし、メドーラの劣勢は変わらない。


 自分の偽物と戦う時の必勝法は、ふたつある。

 ひとつは、偽物のちからを上回る事。

 そしてもうひとつが、偽物の知らない新技を繰り出す事。もしくは、相手を変える事。


「ねえ、相手を交換しない?」

 ユアは偽物の攻撃に耐えながら、メドーラに声かける。

「じょ、冗談言わないでください。」

 メドーラも偽物の攻撃を受けながら、ユアに応える。

「私がユアお姉さまのお相手を、務まる訳がございません。

 瞬殺されて終わりですわ。」

 メドーラのその言葉に、ユアはハッとする。


 ユアは偽物のメドーラを瞬殺して、それからふたりでユアの偽物を攻撃しようと思っていた。

 だがそれは、相手の偽物達にも出来る事!

 ユアの偽物は、突然メドーラに狙いを変える!

 ユアの偽物の鋭い一撃が、メドーラを襲う!

「くっ。」

 ユアはその攻撃に反応し、メドーラの前に移動してメドーラをかばう!

 しかし不意を突かれた攻撃だったため、ユアの踏ん張りが効かず、ユアはバランスを崩す。

 そこへ、メドーラの偽物が斬りつける!


 やられた!


 ユアは自分の死を覚悟する。

 バランスの崩れた今の状態で、メドーラの偽物の一撃に対応する事が出来なかった。

 だが本物のメドーラが、ユアに足払いをかます!

 バランスを崩しながらも踏ん張ろうとするユアの身体が、こける。

 偽物のメドーラの攻撃はスカされる。

 本物のメドーラは足払いした右足が、床に着く寸前で左脚で床を蹴って飛び上がり、そのまま左の後ろ回し蹴りをかます!

 まともに蹴りをくらった偽物のメドーラが吹っ飛ぶ!


 足払いをくらったユアは、死への覚悟を、瞬時に切り替える。

 ユアは足払いで身体が宙に浮いてる状態から、床に叩きつけられる間の一瞬に、全てをかける。

 足払いをくらった瞬間に、両膝を曲げて身体を丸める。

 この動きで勢いがつき、ユアは頭から床に落ちる体勢になる。

 右手をソウルブレイドの剣から離すと、頭の上に右手をもってくる。

 ソウルブレイドを握る左手に力をこめると、偽物のユアの動きが一瞬にぶる。

 だが、作用反作用の法則で、ユアの床に叩きつけられる動きが加速する。

 ユアの右手が床につくと、ユアは丸めた身体を瞬時に伸ばす!

 偽物のユアの胸元目がけて伸びたユアの足先が、クリーンヒット!

 偽物のユアは後方に吹っ飛ぶ。


 ユアは逆立ち状態から元に戻ると、メドーラに礼を言う。

「助かったよ、メドーラ。」

「いいえ、助けられたのは、私の方ですわ。」

 メドーラもユアにお礼を返す。


 吹っ飛んだ偽物のふたりが立ち上がる。

 偽物との戦いは、まだ続く。

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