表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
未来世界に戦争する為に召喚されました  作者: 堕天の翼のあさぼらけ
惑星ファンタジー迷走編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

68/215

第68話 刻を超えたメッセージ

キャラ紹介が先に来ると、なんか邪魔なんで後にしました。

 これは西暦9980年のはるか未来のお話。

 この時代に召喚されたマイは、行方不明のケイを探しに、惑星ドルフレアの地に降り立った。

 ケイは千年前にタイムスリップしていた。

 ケイは千年前の時代から、三つの封印のほこらをマイ達に託す。

 ケイと行動を共にした勇者ローランの子孫、ローラスと共に、マイはひとつ目のほこらの封印を解いた。

 それは、二度も書き直すくらいの大変な作業だった。



「これ、何かしら。」

 封印のほこらにあった、一枚の石版。

 ほこらが崩れる前にローラスが取ったのだが、何が書いてあるのか、分からなかった。

 浮遊スクーターをしまい、マイとメドーラ、ミイも石版を覗きこむ。


 そこには文字が刻まれてるのだが、この星の文字ではない。

 マイの知る文字でもない。

 だが、この文字を刻んだのは、ケイだ。

 だから、サポートAIであるアイの補助で、読む事が出来た。


「これは、マイお姉さまへのメッセージのようですね。」

 ローラスから先に石版を受け取ったメドーラは、ひと通り目を通すと、石版をマイに渡す。

 マイは、石版を読み上げる。


 封印を解く必要が出来たから、遺しとく。

 バッドメアカンパニーには、営業特課がある。

 表立っては存在しないこの部署が、密輸にからんでる。

 あとよろしく。

 追伸

 冷蔵庫に残したプリン、賞味期限切れる前に食べていいからね。


 書いてある事は、これだけだった。

 その内容は、パートナーのアイにも伝わる。

 ここ惑星ドルフレアには、密輸調査のための調査員が派遣されている。

 この情報はアイからジョーを通して、調査員に伝わるであろう。

 ジョーとは、メカニックマンという肩書きだが、実質マイ達の司令官でもある。


 マイが読み終えた石版を、ミイが手にする。

 ミイは泣いた。


 ケイが石版を刻む姿が、容易に想像出来たからだ。

 最初の方の文字と最後の方の文字とでは、いわゆる上手さが違う。

 最後の方は慣れてきたのだろう。

 だが、最後の方は掘りがあまく、刻んだ文字が少しかすれていた。

 最初のうちは、何度か投げ出した跡が、見てとれた。

 刻み始めは力強く、次第に力が抜けていくと同時に、雑になっていく。

 これを何度か繰り返した後、文字の形が整いだす。

 今は消えてるが、おそらく下書きでもしだしたのだろう。

 それでも、途中で投げ出した事が、刻み具合から伝わってくる。


「それにしても、なぜ石版なのかしら。」

 ここでローラスは疑問に思う。

 南の森のほこらには、音声データの入った宝珠があった。

 それがこの荒野のほこらでは、石版でメッセージを遺す。

 この意図は、何を意味するのか?


「あれは、貴重なものだからのう。」

 悩むローラス達に、ナツキが加わる。

 ケイを思い出し泣いてるミイの顔で、普通にナツキが喋りだす。

 その姿は、どこか違和感があった、

 だがマイ達は、あえてその事には触れないでおいた。


「貴重って、この星では当たり前なものではないの?」

 マイはローラスに聞いてみる。

 ローラスは首をふる。

「あのような物は、私も初めて見ましたわ。」

「じゃあ、あれはなんなの?」

 ローラスの答えを聞いて、マイは改めてナツキに問いかける。

「あれか?あれは魔族が、おっと、これは言ってはいかん事じゃったわい。」

 ナツキは何かを言いかけて、慌てて口をつぐむ。


 ナツキは、魔族と口にした。

 魔族の痕跡は、勇者ローランが全て消したと、ケイのメッセージにあった。

 ナツキは知っている。

 だが、それを問いただすべきではないと、マイ達は思った。


「それにしても、音声データを残すデバイスなら、色々ありますけれど。」

 メドーラは、少し考えこむ。

 音声データを残しても、それを再生する装置が必要になる。

 それを込みすると、音声データではなく、文字データになる。

「なるほど、千年残すには、これしかないですね。」

 メドーラはそう結論を出した。

 紙に書いたところで、千年もつとは思えない。



 マイ達は、次のほこらへ向かう事にした。

 次のほこらは、山のほこらだと、ナツキはその方角を指さす。

 距離は、馬車で一週間といった所だった。

 だが、マイ達は徒歩である。

 浮遊スクーターも二台あるが、この長距離の移動は想定していない。

 しかも、ふたり乗りになるのだ。

 ならば、近くの町で馬を調達しようとローラスは提案する。

 マイもその案に賛成するのだが、メドーラは違った。


「飛んで行けばよろしいのでは。つめればふたり乗れますわ。」

 マイ達の戦闘機なら、一瞬で着く。

 元々宇宙での戦闘を想定した戦闘機だ。

 地上の移動など、一瞬だ。


「ならば、我はマイと一緒に乗るー。」

 ナツキはそう言うと、マイに抱きつく。

「離れなさい。」

 メドーラはそんなナツキを引きはがす。

「マイお姉さまに懐いているって設定、思い出したように出さなくていいですからね。」

 メドーラは笑顔を引きつらせて、ナツキに言う。

「マイー、お主も我と一緒がいいよのう。」

 ナツキはマイに助け船を求めるが、マイはすでに戦闘機をよんでいた。

 その戦闘機に、ローラスが乗り込もうとしている!

「あら、あなたも急いだ方がよろしくてよ。」

「ま、待って!」

 ナツキはローラスを止めようとするが、ナツキの腕はメドーラががっちり握ってる!

「さ、あなたはこちらですわ。」

 メドーラも戦闘機をよんだ。

 ナツキもメドーラの戦闘機に乗せられ、二機の戦闘機は、山のほこらを目指す。

この作品の登場人物は、その場にいない人も普通に会話に絡みます。

初めて読むお友達には、よく分からないと思うので、キャラ紹介載せときます。

古残なお友達も、これを機に復習しましょう。


マイ 

この作品の主人公。このドルフレア編ではメイドさんで、マイアミン・スケード・メドローアと名乗る。

緑のマナを使う。芽吹く命を運ぶ息吹の風のイメージで、治癒系マナを使えるぞ。

メドーラ

元は敵であったゴンゴル三姉妹のメドー。

マイ達と仲間になって行動するために、幼女の姿からマイと同じ二十三歳の姿になる。

自分を救ってくれたマイの事を、姉のように慕っている。

このドルフレアでは、メドーラ・ミツエーモ・トクナーガと名乗る。旅のお嬢さまだ。

紫のマナを使う。腐る大地とその再生のイメージで、よく分からん。

ローラス

千年前に魔王を倒したとされる、勇者ローランの子孫。

青系のマナを使う。水のマナを使うのだが、水にも色々イメージがあって、どのイメージの水なのかは、定かではない。

ミイ

行方不明になったケイの、パートナーであるサポートAI。

ケイが千年前に飛ばされ音信不通の今、ナツキの依代になっている。

ナツキ

神武七龍神のひとりグリーンドラゴンが少女に化身した姿。

その姿を顕現出来る場所が限られてるため、ミイに憑依している。

憑依状態でも、ミイの意識はナツキと同時に存在する。

アイ

マイのパートナーのサポートAI。

この場から離れた宇宙ステーションにいる。

マイが額にまいたはちまきのチップから、通信可能。

色々な情報も、インストールしてくれるぞ。

アイツウ

メドーラのパートナーのサポートAI。

アイと同様。説明同じ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ