第213話 地球歴程
これは西暦9980年のはるか未来のお話し。
この時代に召喚されたマイとマインは、パートナーであるサポートAIのアイとミサ、そしてマイのクローンであるベータとともに、地球へ向かい出発した。
マイの戦闘機、シリウスアルファーワン。
マインの戦闘機、シリウスアルファーツー。
そしてアイとミサが乗る、シリウスアルファースリー。
この三機が、45億6千万光年先にあるはずの、地球を目指す。
アイの身体には、マイのクローンであるベータが憑依している。
だけどアイの身体への負担を考え、ベータは必要な時以外沈黙している。
三機の機体は真っ直ぐ地球を目指さず、まずは八時方向へと進路を取る。
地球へ向かうには、特殊な次元空間を通る必要がある。
そのために使う特殊なブースターは、使用中は直進しか出来ない。
そのため、障害物の無い長距離の直線区間が必要だった。
三機は、目標宙域に到達する。
そして地球方向を向いて、トライフォースを展開。
アイの身体で沈黙していたベータが、覚醒する。
アルファーシリーズ三機のトライフォースに、もう一機のアルファーシリーズの機体、シリウスアルファーゼロが反応する。
アルファーゼロの有る場所、地球の位置が確定する。
そこは、マイの指し示した座標から、2光年ずれていた。
そしてそこへの最適経路を、ミサとナコとアイツウが算出する。
この算出にアイも加わる予定だったが、ベータの憑依は思いのほか負担がかかるものであり、アイの算出参加は見送られる。
そして、ここから十時方向の宙域を目指す。
三機の機体は、特殊ブースターを点火。
トライフォースを維持したまま、超加速で多次元空間に突入する。
激しい振動が、機体のパイロット達を襲う。
マイ達は、その振動になんとか耐える。
機体の操縦桿が少しでもブレたら、機体は爆散する。
今三機の機体は、光速の263%の超速度で飛んでいる。
程なく三機は、多次元空間を抜け、目標宙域に達する。
三機は特殊ブースターを止め、減速する。
そして特殊ブースターの整備に入る。
この整備には、子猫ロボットがあたる。
今回の地球行きにあたり、三機の機体に五匹ずつ、子猫ロボットは乗っている。
それと同時に、レーダーはレンジツーに多数の機影を捉える!
戦闘機内にアラートメッセージが鳴り響く!
五千の戦闘機が、三機の戦闘機を待ち伏せていた。
特殊ブースターを装着している今、戦闘機本体は戦闘に参加出来ない。
投影した伴機で、切り抜けるしかなかった。
アルファースリーに乗るアイとミサには、戦闘経験はない。
ここはマイとマインで、なんとかするしかなかった。
まず、三機の機体はシールドバリアを強力展開。
そしてマイとマインの機体は、伴機を投影する。
数は、一度に操れる最大限の数。
マイは、11機。
テトラフォーメーション二つの、トライフォースひとつ。
マインは、18機。
テトラフォーメーション三つの、トライフォースふたつ。
二時間ほどの戦闘で、マイとマインは敵機五千を落とし尽す。
マイとマインも、無傷ではなかった。
マイは伴機をプラス8機投影し、最後に残ってたのは5機だった。
マインは伴機をプラス7機投影し、最後に残ってたのは8機だった。
そして子猫ロボットも三匹ずつ、エネルギーがきれる。
マイとマインは疲弊し、8時間の休息を余儀なくされる。
その8時間の間、アイとミサがレーダーで監視する。
途中二度ほど、敵機の襲撃を受ける。
どちらも20機ほどの襲撃だったので、アイとミサでなんとか撃退出来た。
そして8時間が経ち、マイとマインが休息を終える。
二度目の特殊次元空間への突入を試みる。
今度の目標宙域は、一時方向。
そこは地球から500天文単位の宙域だった。
二度目のトライフォースを敢行する直前、敵機の襲来を受ける。
その数80機!
マインが三機の伴機で応戦する。
マイには、アルファーシリーズでのトライフォース敢行と、敵機撃退の同時進行は無理だった。
マインの伴機三機も、特殊ブースターの点火の直前に、コントロールを失う。
敵機78機の襲撃を振り切り、特殊次元空間に突入する。
今度の突入では、光速の98%しか速度が出せなかった。
マイ達が休息を取っている時の敵機襲来で、アルファースリーは直撃ダメージを食らっていた。
一応、応急処置で出来る範囲では、完璧に修理した。
理論上はプラス100%は可能だが、安全航行速度は、今の速度が限界だった。
そして光速100%をきった事により、敵機の追撃を受ける。
その数、戦艦四隻!
元々戦艦は多次元空間に居て、そこから艦載機で襲撃していた。
戦艦での多次元空間突入は、繰り返し出来るものではなかった。
そしてこの次元空間では、艦載機での追撃は出来ない。
しかし戦艦からの激しい砲撃は、対撃する術はない。
ただ、逃げるしかない。
そして今の三機は、直進しか出来ない。
戦艦は主砲にエネルギー集中。
主砲の砲撃速度は、光速の99%に達する!
アルファーシリーズの三機は急遽、光速の188%まで速度をあげ、砲撃を振り切る。
目標宙域に到達し、多次元空間を抜ける。
と同時に、アルファースリーの特殊ブースターが爆散。
アルファースリーに乗っているのは、サポートAIのアイとミサ。
直前にシールドバリアを展開し、爆発の衝撃をやわやげるが、多大なダメージを受ける。
アルファースリーは亜空間航行エンジンにダメージを受け、光速航行が不能になる。
今居る子猫ロボットは一匹。
この応急処置には、子猫ロボット四匹は必要だった。
最高速度マッハ200しか出せなくなった今、アルファースリー自力での地球到達は、事実上不可能になった。
そしてこの宙域でも、敵連合艦隊の待ち伏せを受ける。
その数戦艦29隻、艦載機推定36000!
アルファースリーは多次元空間に隠れてシールドバリア展開、そしてステルス機能全開。
最後の子猫ロボットのエネルギーは、あと二時間で尽きる。
マイとマインは、特殊ブースターを切り離し、伴機を上限の99機投影。
今度の戦闘は、自機の参戦可能。
そしてふたりの連携が可能!
戦略の幅が数段広がる!!
二時間後、敵機は戦艦5隻、艦載機推定6500まで減っていた。
そこへ、敵の増援!その数戦艦5隻、艦載機推定6000!
アルファーシリーズ三機は、ここで黄色の変形合身スティックを使用。
三つ首のドラゴンに変形合身!
一時間後、戦艦3隻撃沈、戦艦10隻を航行不能にする。
そしてアルファーシリーズ三機は、赤色の変形合身スティックを使用。
怪鳥の姿へ変形合身!
その場で力強く翼を羽ばたかせると、その場の全艦載機2540が一時制御不能となり、怪鳥は瞬時に土星軌道まで突入する。
と同時に、アルファースリーのエネルギーが尽き、合身解除される。
アルファースリーはアルファーツーから航行給油を受ける。
そしてアルファースリーは他の二機に牽引され、マッハ2500で地球を目指す。
マイもマインも、疲弊が限界を超えていたが、この場で休む訳にはいかなかった。
ふたりはアバター体のリミッターを74%解除。
これで本来なら爆睡状態でも、運動可能になる。
しかし、この状態を長く続けていれば、アバター体は二度と動かなくなり、魂がアバター体を離れられなくなる。
このタイムリミットは、人により、リミッターの解除状態により、異なる。
そのタイムリミットは、6秒から2時間35分37秒!
そして二時間後、シリウスアルファーシリーズの三機の戦闘機は、地球の月軌道内に入る。
ども(・ω・)ノ
ついに地球へ向けて出発。
地球着いたら、この物語は終わるぜ。
(・∀・)
今回、全く台詞がありません。
いちいち入れてたら、4話くらい費やしてた思う。
(´・ω・)
で、思いつきで横道にそれて、もっとかかったんだろな。
(・∀・)




