表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドスとエルフと異世界抗争  作者: 汐留ライス
Chapter 5 塩とメガネと幽霊屋敷
93/350

#93

「町外れにな、幽霊が出るって評判の家があるんだよ」

「幽霊!?」

 ネリキリの話を聞いた途端、ハギが椅子ごと吹っ飛ぶんじゃないかってくらいの勢いで飛び上がる。

「何度か買って住もうとしたヤツがいるんだけど、みんな殺されちまったってウワサなんだ」

「へ、へえーえ。それでかか買い手がつかないからややや安く買えますのね。まあどうせゆゆ幽霊なんてウソに決まってますけどますけど。あはははは」

「ハギさん、落ち着くッス! お茶こぼしまくってるッス!」

 ティーカップを持った手はガクガク震えて、中に入ってたお茶はもう残ってない。

「なんだ、怖いのか?」

 ニヤニヤしながら尋ねるネリキリを、ハギはグーパンで一撃。こっちは実際に椅子ごと吹っ飛ぶ。

「確かにそこなら安そうッスけど……、ハギさんがイヤなら、他を当たった方がいいッス」

 そう言って、ネリキリを起こそうとするテツヤの手をハギが止める。

「お待ちなさい。誰もイヤだなんて言っていませんわ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ