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ドスとエルフと異世界抗争  作者: 汐留ライス
Chapter 4 シマと組織と鉄パイプ
89/350

#89

 いきなり仲間入りを希望してきたのは、賭場にいたコボルドの青年。

 さっき中年男をフルボッコにした鉄パイプをまだ持ってる。

「オレの名前はラスク。いろんな国を旅してて、ここ数日はこの宿に泊まってるんだ」

「それであの時賭場にいたんスね」

 そりゃ宿の食堂にいるんだから、宿泊客かネリキリみたいな従業員に決まってる。

「で、その旅人がどうしてワタクシたちの仲間に?」

「いや、なんか面白そうなんで」

「……」

 テツヤとハギ、ついでにネリキリも加えてヒソヒソ話し合う。

「どうするッスか? すっげーノリ軽いッスけど」

「いくら人手不足とはいっても、誰でもホイホイ加えていいワケではありませんからねえ」

「だが、そこそこ腕は立つようだぞ」

「あんなデブをボコったぐらいで参考にはなりませんわ」

「えーと、全部聞こえてるんだけど」

 テツヤの背後から声。

「……」

 非常に気まずい。

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