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ドスとエルフと異世界抗争  作者: 汐留ライス
Chapter 4 シマと組織と鉄パイプ
78/350

#78

「ギャア、あっちい! 誰か、誰か助けてくれ!」

 炎で焼かれた顔を押さえて、床をゴロゴロと転げ回るカヌレ。けど手下のゴブリンたちに助ける様子はナッシング。

 どうやら、誰を敵に回したのかようやく理解できた模様。

「テメー、女だと思っ――」

 炎。

「もう許しちゃおけ――」

 炎。

「ぜってえ――」

 炎。

「ころ――」

 さらに炎の連発がカヌレを襲う。こいつもいい加減学習すればいいのに。

「テツヤさんのショートソードを返しなさい」

 カヌレの頭を踏みつけて、ハギが冷徹に告げる。

「ハギさん、何もそこまでしなくても」

 さすがに見てられなくなったテツヤが止めに入るけど、ハギはスルー。

「これはもうテツヤさんだけの問題ではありませんのよ? テツヤさんが受けた屈辱は、ワタクシの屈辱でもあるのです。それともテツヤさんは、ワタクシに屈辱を与えたこのしゃべるクソを、黙って見逃がすつもりですの?」

「ぐっ」

 そこまで言われると、テツヤも反論できない。

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