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ドスとエルフと異世界抗争  作者: 汐留ライス
Chapter 3 宿と魔力とサイコロ賭博
63/350

#63

「ジジイがイカサマしてねえってんなら、代わりにテメーが親でサイコロ振れや。1回勝負でテメーが勝ったら、おとなしく引き下がってやるよ。だがもしオレが勝ったら、テメーの目玉1個よこせ」

「……」

 テツヤの見立てでは仕掛けはサイコロにしてあるから、誰が振っても結果は変わらない。中年はそこに気付いてない模様。

 ただ、それでも絶対勝てるって保証はナッシング。

 リスクはあるけど、ここまで言っておいて引き下がるワケにもいかない。

「いいッス。その勝負受けるッスよ」

「へっ、いい度胸だ」

 テツヤは震える老人から受け取ったサイコロを、ティーカップの中に振り入れる。

 カップとサイコロがぶつかって澄んだ音を立てて、カップの中で出た目は。

 2のゾロ目。合計して4。

「……」

 老人の方を見ると、ショックで死んだんじゃないかって思うくらい真っ青な顔で、カップの中と手に残ったサイコロを見比べてる。

(よりによって、このタイミングで渡すサイコロ間違えたッスか!?)

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