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ドスとエルフと異世界抗争  作者: 汐留ライス
Chapter 2 夜と迷子と底の町
38/350

#38

「必要ありませんわ。こんな町にある店なんて、どうせ悪質なぼったくりに決まっています」

 ハギにあっさり拒否られて、小鬼も黙っちゃいない。

「イヤだなあお嬢ちゃん。ウチはそういうのじゃねえから。お一人様2000パケットポッキリ、一括前払いの明朗会計だから」

(あー、これウソッスね。入る時に前払いで安心させて、後から追加オプションで取るパターンッス)

 小鬼の説明を聞いて、テツヤも納得する。新宿の歓楽街を、毎晩のようにアニキに連れ回された経験から、この手の客引きにはそこそこ詳しい。

「そんなこと言わないでさ、いいじゃないメシ食ってくぐらい。ねえ」

「触らないでください、ゴブリン風情が汚らわしい」

 伸ばされた手を、ハギが速攻で払いのける。その途端、無理して笑ってた小鬼すなわちゴブリンの表情がバキーンって一変。

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