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「とにかく、ここに滞在する時間が延びれば延びるほど危険は高まります。一刻でも早く立ち去りましょう。さあハリアップハリアップ」
アロハの裾をぐいぐい引っぱって、森へと戻そうとするハギ。あんまりしつこいから、テツヤも折れた。
「わかった、わかったッスよ。そこまで言うなら、森で野宿でも何でもするッス」
そう言って引き返そうとした矢先、近寄ってくる姿。
「お兄ちゃんお嬢ちゃん、こんなとこ突っ立ってどうしたの。メシあるよサケあるよ、可愛いお姉ちゃんいるよ」
寄ってきたのは小柄な背丈で、鬼みたいな険しい顔の男。無理して笑顔を浮かべてるせいで、余計に怖く見える。
「メ、メシッスか」
異世界に来てから何も食べてないもんで、小鬼の言葉に心が揺らぐテツヤ。それを察したハギが、裾を引く手に力をこめる。




