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#36
そう言うなり、ハギはロボトムの町にクルーンと背を向ける。
「テツヤさん、引き返しましょう」
「引き返すって、森にッスか?」
「そうです。ワタクシだって森で野宿なんてまっぴらゴメンですけれど、それでもここにいるよりはマシですわ」
「えー、イヤッスよ。やっとメシ食えると思ったのに。せめてメシだけでも食ってきましょうよ」
不満たらたらのテツヤが、腹をグーグー鳴らして訴える。
「テツヤさん、貴方は異世界から来たばかりですから知らないでしょうけれど、この町は本当に危険です。ガイドブックにも『超危ない』『絶対行くな』『火事で焼ければいいのに』などと書かれていますわ」
「ボロクソッスね……」
町がどうこう以前に、どんなガイドブックだよってツッコみたくなる。




