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ドスとエルフと異世界抗争  作者: 汐留ライス
Chapter 2 夜と迷子と底の町
36/350

#36

 そう言うなり、ハギはロボトムの町にクルーンと背を向ける。

「テツヤさん、引き返しましょう」

「引き返すって、森にッスか?」

「そうです。ワタクシだって森で野宿なんてまっぴらゴメンですけれど、それでもここにいるよりはマシですわ」

「えー、イヤッスよ。やっとメシ食えると思ったのに。せめてメシだけでも食ってきましょうよ」

 不満たらたらのテツヤが、腹をグーグー鳴らして訴える。

「テツヤさん、貴方は異世界から来たばかりですから知らないでしょうけれど、この町は本当に危険です。ガイドブックにも『超危ない』『絶対行くな』『火事で焼ければいいのに』などと書かれていますわ」

「ボロクソッスね……」

 町がどうこう以前に、どんなガイドブックだよってツッコみたくなる。

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