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ドスとエルフと異世界抗争  作者: 汐留ライス
Chapter 2 夜と迷子と底の町
30/350

#30

「あのオークには悪いことしたッス……」

 出かけてる間に自分の家が爆破されてたら、そりゃ誰だって怒る。大勢で追っかけるのもある意味当然だろう。

 けど、ここで疑問が1つ。

「そんだけすげえ魔法が使えるなら、どうして逃げ回ったり、オイラに助けを求めたりしたんスか? 自力で倒せるはずッス」

 尋ねると、ハギの額に汗がタッラー。

「実は恥ずかしい話なのですが、巣穴を爆破するのに全ての魔力を使い果たしてしまいまして。今も残っていないのです」

「どんだけ殺す気だったんスか!? オークにどんな恨みあるんスか?」

「ムシャクシャしてやりました。誰でもよかったです」

「余計タチが悪いッス!」

 話せば話すほど、ハギの性格に潜んだ歪みがクリアーになってくる。面接官の判断はどうやら大ピンポンだった模様。

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