20/350
#20
「このアマただじゃおかねえ」
「やっちまえ」
少女を囲んだオークたちは、次々とおだやかじゃないセリフを口走る。
(ひゃー、彼女には悪いけど、やっぱ関わらない方がいいッスね)
何しろ相手は6体。マトモにやり合って勝てる見こみはナッシング。
少女に背を向けて、こっそり立ち去ろうとしたところで彼女がテツヤに気付いた。
「ああっ、そこの人間! 今すぐワタクシを助けなさい! でないとワタクシ、この豚野郎どもにとんでもなくエロいことをされてしまいます!」
「エ、エロッスか!?」
少女の口走ったフレーズに、思わず反応しちゃうテツヤ。だって男の子だもん。
エルフの少女が1人に対して、オークが6体。放っといたらこの後何が起こるか、イメージできないほどテツヤもお子様じゃない。




