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#188
その後も勝負は続いたけど、運を味方につけたカヌレの力は圧倒的。ネリキリの銀貨はみるみる減って、カヌレの側へと移動する。
そして半分以上の銀貨を手にしたところで、カヌレが仕かけてきた。
「こうやって1枚1枚チマチマやっててもらちが明かねえ。そろそろデカい勝負をしようじゃねえか」
そう言うと、これまでの勝ち分を全部押し出す。額の大きさに、周りのギャラリーも思わず「おおっ」とどよめいた。
けどネリキリは「無理だ」って即答。
「アンタが賭けた額を受けるだけの手持ちが残ってない」
「それなら心配はいらねえ」
言いながら、カヌレは腰のベルトからハンマーを抜いてテーブルに置く。
デカくて重くて、武器にしか使いようのなさそうなハンマーだ。
「おまえの右腕を賭けろよ」
「……」
そんなごついハンマーでぶっ叩かれたら、骨がぐちゃぐちゃに砕けてバクチどころか日常生活もまともに送れなくなるのは確定。
しかも、ハギは治療の魔法を使えない。




