『はじまり』
目が覚めると俺は真っ暗な部屋にいた
身に覚えのない景色だ
俺はさっきまで大学のレポートを書いていたはず…
起き上がって周りを見渡してみた
石造りの床、金属で出来た丈夫な柵
みすぼらしい服を着た女性や子供達、目には光がない
全員の首には金属で出来た首輪の様なものが付いている
首元を触ると俺にも無機物な首輪が付いていた
なんでこんなことになっているのか意味がわからない
どうやら状況から判断するに俺はどうやら囚人らしい…
そんなふうに”ぼ~”と考え事しているとお腹が張り裂けんばかりに膨らんだ朱色の髪の女性が話しかけてきた
「あんたは新人かいそりぁ災難だね…ここにいるオンナは全員奴らの玩具さ」
周りをよく見渡すと妊娠していると思われる女性が数人いた
なかには年端もいかない少女も妊娠しており少女の目には光が宿っていない
「奴らは子供も大人も関係ないオンナであれば犯してくる、そんな畜生だ…ここにいる殆どが奴らのせいで孕んだオンナばかりさ」
さっきから気になっていたけど”奴ら”てなんだろう
「……やつらって……なんですか?」
自分の声とは思わないような高い声
体をよく見ると明らかに19歳の男の体ではなかった
髪の毛は黒く体の特徴はまるで10歳の少女の様だった
「そんなことも知らないでここにいるのかい!!なんだいそりゃ…?」
ちょっと馬鹿にされた気がした
「じつはおr…わたしはここにいる以前の記憶がないのです……よろしければ色々教えてくださいませんか?」
もちろん嘘で以前の記憶はある、でもたぶん信じてもらえないだろう俺が19歳でしかも男だったなんて…
あと一応今のおれは女性らしいので一人称を「俺」から「わたし」に治した
彼女は何か納得したような顔になり
「成程…可哀想に……そう言うことかい…分からない事があったら私に何でもききな」
…彼女はたぶん俺が貴族で馬車の移動中に襲われ強く頭を打ち記憶をなくしたとかそんな感じの勘違いしていると思うが指摘はしない
俺は彼女に今の現状を少しでも多く知る為、質問を始めた




