【完結】さよならの代わりに、この一皿を〜私が好きになったのはこの世にいない料理人でした〜
大学二年生の夏。
叔父から「腰を壊した」と連絡を受けた私は、叔父が営む小さな洋食店で働くことになった。
ふと思い出の料理を作っていると、背後から聞き馴染みのない無愛想な声が。
なんでも、一年前までこの店を任されていたシェフらしい。
けれど彼は──もう、この世の人ではなかった。
私以外には誰にも見えない存在。
それでも彼の料理は、ちゃんと温かくて、ちゃんと美味しくて。
料理の腕も確かだったけれど、それ以上に──
無愛想だけど、優しくて、思いやりがあって、ちょっと不器用な人。
気づけば、私はそんな彼に恋をしていた。
でも、ずっとこのままではいられないって。
どこかできっと、わかっていたんだ。
さよならの代わりに、私があなたにできること。
※他サイト掲載中
味見程度に
First Taste
2025/07/21 01:01
第一章 その人は、幽霊でした
第1話 私が代役!?
2025/07/21 01:34
第2話 未知の料理人
2025/07/21 02:05
第3話 ほんとに幽霊?
2025/07/21 02:31
第4話 よろしくお願いします
2025/07/21 09:00
第5話 営業初日
2025/07/21 10:05
第6話 無事に終えて
2025/07/21 11:21
第7話 火傷みたいな熱さじゃなくて
2025/07/21 12:06
第8話 少しずつ、気持ちが
2025/07/21 13:18
第9話 その先の感情へ
2025/07/21 14:14
第10話 彼女もまた、魅せられた人
2025/07/21 15:26
第11話 やさしいあなたのことが
2025/07/21 16:43
第二章 二十歳になった夏
第12話 誕生日なので
2025/07/21 17:21
第13話 八月二十四日
2025/07/21 18:15
第14話 小さな灯火に大きな幸せ
2025/07/21 19:23
第15話 初めてのアルコール
2025/07/21 20:11
第16話 お開きして、その後
2025/07/21 21:21
第17話 ほろ苦いけど、甘酸っぱくて
2025/07/21 22:43
第18話 知りたいけど、触れられない
2025/07/21 23:22
第19話 誕生日の夜に
2025/07/22 00:11
第20話 周波数を合わせて
2025/07/22 01:12
第21話 ふたりだけの時間
2025/07/22 02:06
第22話 長月のはじまりに
2025/07/22 08:24
第三章 今を生きて、あなたに触れたい
第23話 記憶の破片
2025/07/22 08:41
第24話 変わりはじめた季節
2025/07/22 09:52
第25話 ラストオーダーのあとに
2025/07/22 10:31
第26話 季節と関係の変わり目に
2025/07/22 11:35
第27話 彼と私のあいだに
2025/07/22 12:05
第28話 あなたのことが好き
2025/07/22 13:11
第29話 気持ちが通じ合って
2025/07/22 14:30
第30話 ずるいけど、好き
2025/07/22 15:10
第31話 彼の存在証明
2025/07/22 16:21
第32話 想いを唇から
2025/07/22 17:30
第33話 違和感
2025/07/22 18:10
第34話 あの味を、もう一度
2025/07/22 19:20
第35話 そのときまで、もう少し
2025/07/22 20:20
第36話 最高のひと皿
2025/07/22 21:30
第37話 最後のぬくもり
2025/07/22 22:23
(改)
第38話 幽霊とさよならする日
2025/07/22 23:22
第39話 抜け殻な日々
2025/07/23 00:11
第四章 君と過ごした時間
第40話 甲月龍之介 〜出会い〜
2025/07/23 01:03
第41話 甲月龍之介 〜気づき〜
2025/07/23 02:02
第42話 甲月龍之介 〜意識〜
2025/07/23 07:50
第43話 甲月龍之介 〜自戒〜
2025/07/23 10:05
第44話 甲月龍之介 〜愛情〜
2025/07/23 12:03
第45話 甲月龍之介 〜異変〜
2025/07/23 14:43
第46話 甲月龍之介 〜手紙〜
2025/07/23 16:05
第47話 甲月龍之介 〜別れ〜
2025/07/23 18:05
最終章 いつか、また
第48話 あなたに会うために
2025/07/23 20:12
最終話 未来の私たちへ
2025/07/23 21:03
(改)