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瑠璃窓の宝石商  作者: 秀人


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第十二話 瑠璃窓は今日も開いている

元宝石詐欺師の宝石商が、偽物に隠された真実を鑑る。


最終話「瑠璃窓は今日も開いている」です。


青の王冠事件、灰原家のブローチ事件を経て、瑠璃窓は「隠す場所」から「返す場所」へと少しずつ変わっていきました。


玲央と律の物語は、ここでひとつの区切りを迎えます。


瑠璃窓の青い小窓に、朝の光が差していた。


夜には深く沈むその青も、朝には少しだけ淡く見える。


水城玲央は、開店前の店内で黒い布を広げていた。


カウンターの上には、いくつかの小さな箱が並んでいる。


青の王冠事件に関わったものではない。

灰原家のブローチでもない。


依頼人から預かった、日々の宝飾品たちだった。


サイズ直しの指輪。

真珠の糸替え。

留め具の壊れたペンダント。

曇った銀のブローチ。


どれも、世界を揺るがすような謎は抱えていない。


けれど、それぞれに誰かの時間がある。


長く使われた傷。

何度も触れられた跡。

しまわれすぎて曇った銀。

贈られたまま、使われないままになっていた指輪。


宝石は、いつも美しい顔だけでここに来るわけではない。


むしろ、瑠璃窓へ持ち込まれるものの多くは、どこかが欠けていた。


石が緩んでいる。

爪が曲がっている。

糸が切れている。

持ち主の気持ちが、少しだけ置き場を失っている。


玲央は、真珠のネックレスを手に取った。


白い真珠が、一粒ずつ糸に通されている。


そのうち一粒だけ、わずかに色が違った。


普通なら、揃っていないと判断されるかもしれない。


けれど、玲央はその違いをすぐに悪いものだとは思わなかった。


違うことには、理由がある。


それが価値を下げることもあれば、持ち主にとっての記憶になることもある。


扉の鈴が鳴った。


「まだ開店前ですよ」


玲央は顔を上げずに言った。


「わかっています」


灰原律の声だった。


玲央は顔を上げた。


律は、いつものようにきちんとしたスーツ姿で立っていた。


以前と同じように見える。


背筋が伸びていて、表情は硬い。


けれど、どこか少しだけ変わっていた。


硬さの中に、余白がある。


「おはようございます」


玲央が言うと、律は軽く会釈した。


「おはようございます」


「今日はお仕事ですか」


「半分は」


「残り半分は?」


「報告です」


「では、どうぞ」


玲央はカウンターの前を示した。


律は店内に入り、青い小窓を一度だけ見た。


その癖は、最近になってついたものだった。


瑠璃窓へ来るたび、律は必ずあの窓を見る。


青の王冠の青でもない。

翡翠の緑でもない。

真珠の白でもない。


この店の青。


律にとっても、少しずつ見慣れた色になってきたのかもしれない。


「御影小夜さんの録音について、正式な保管手続きが進んでいます」


律は言った。


「御影真珠子さんは?」


「長崎に戻りました。翡翠も、御影家の墓前に納めたそうです」


「そうですか」


「ただ、完全に手放すわけではなく、記録として残すそうです」


「いい形ですね」


「はい」


律は、少しだけ目を伏せた。


「成瀬真澄さんは、しばらく横浜に残るそうです」


「お父様ですね」


律はその言葉に、以前ほど強く反応しなかった。


「はい」


その返事は短かった。


だが、逃げてはいなかった。


「お母様とは?」


「話しています」


「順調ですか」


律は少しだけ考えた。


「順調、という言葉が合うかはわかりません」


「では?」


「止まっていた時計が、ようやく動き始めた感じです」


玲央は、少しだけ笑った。


「成瀬さんに似た表現ですね」


律は嫌そうな顔をした。


「今のは忘れてください」


「残念ながら、良い表現でした」


「では、余計に忘れてください」


「努力します」


「信用できません」


いつものやり取りだった。


律は、カウンターの上に小さな封筒を置いた。


「母からです」


「私に?」


「はい」


玲央は封筒を受け取った。


中には、一枚の手紙が入っていた。


『水城玲央様


ブローチを見てくださり、ありがとうございました。


私は長い間、空いている場所を見ないようにしていました。

見なければ、ないことにできると思っていたのだと思います。


でも、空白はなくなりませんでした。

むしろ、律の中で大きくなっていました。


今は、石のないブローチを居間に置いています。

最初は怖かったのですが、最近は少しずつ見られるようになりました。


空いている場所があると知っていることは、

何も知らないふりをするより、少し楽です。


瑠璃窓が、そういう場所であってくれてよかったです。


灰原詩乃』


玲央は、最後まで読んでから静かに手紙を畳んだ。


「ありがたいですね」


律は少しだけ視線を逸らした。


「母は、あなたのことを少し信用しているようです」


「少しですか」


「かなり、とは言いたくありません」


「灰原さんらしい」


「母にも言われました」


「何を?」


「水城さんに似てきた、と」


玲央は笑った。


律は真顔で続けた。


「かなり不本意です」


「私は光栄です」


「そこが不本意なんです」


瑠璃窓の中に、朝の静けさが満ちている。


黒い布の上で、真珠が淡く光っていた。


律は、それを見た。


「真珠ですか」


「糸替えの依頼です」


「切れたんですか」


「切れる前に替えたいそうです」


「いい判断ですね」


「ええ」


玲央は真珠を手に取った。


「切れてから直すこともできます。でも、切れる前に手を入れることもできます」


律は黙った。


その言葉が、宝飾品だけの話ではないとわかったのだろう。


「家族も、そうできればよかったんですけどね」


律が言った。


玲央は真珠を布の上に戻した。


「そうですね」


「でも、切れてからでも結び直せますか」


玲央は、真珠を見つめた。


「同じ形には戻らないかもしれません」


「はい」


「でも、新しい糸で通し直すことはできます」


律は、小さく頷いた。


「なら、いいです」


その声は、少しだけ穏やかだった。






昼過ぎ、瑠璃窓に小さな荷物が届いた。


差出人は、鳴海硝子だった。


玲央は、カウンターの上で包みを開ける。


中には、小さな箱と手紙が入っていた。


箱の中には、青い石が一つ。


あのスピネルだった。


鳴海硝子が十年間持っていた、サファイアに似た青。


白河周吾が本物の中心石だと誤認した青。


けれど、サファイアではない。


スピネルとして本物だった青。


手紙には、こう書かれていた。


『水城玲央様


この石を、しばらく瑠璃窓に預けます。


王冠の中心石ではない青。

けれど、偽物ではない青。


私には、それを持ち続ける時間が必要でした。

けれど今は、少し手放してもいいと思えるようになりました。


いつか、この石を別の形に直していただくかもしれません。

そのときは、王冠でも、身代わりでもなく、

ただの青として扱ってください。


鳴海硝子』


玲央は、スピネルを黒い布の上に置いた。


淡い青が、朝より深くなった瑠璃窓の光を受ける。


律はそれを見て言った。


「綺麗ですね」


「ええ」


「サファイアではないんですよね」


「はい」


「でも、本物」


「はい」


律は、少しだけ考えた。


「そういうもの、多いですね」


「宝石に限らず」


玲央が言うと、律は小さく頷いた。


「人も」


「ええ」


偽物ではない。


けれど、誰かが期待した名前ではない。


そのために偽物扱いされるものがある。


青の王冠事件で、玲央はそれを見た。


灰原家のブローチで、律もそれを知った。


名前と本質は、いつも同じではない。


サファイアではない青にも、青としての本物がある。


玲央は箱を閉じた。


「大切に預かります」


律が言う。


「瑠璃窓、預かり物が増えますね」


「返す場所ですから」


「保管しすぎると、また隠す場所になりますよ」


玲央は少しだけ眉を上げた。


「鋭いですね」


「刑事ですから」


「では、気をつけます」


「はい。気をつけてください」


その言い方が真面目で、玲央は少し笑った。






夕方、成瀬真澄が瑠璃窓を訪れた。


灰原詩乃と一緒だった。


二人で並んで入ってくる姿に、律は少しだけ驚いた顔をした。


「母さん」


「近くまで来たから」


詩乃はそう言った。


その横で、真澄は少し居心地が悪そうにしている。


玲央は穏やかに会釈した。


「いらっしゃいませ」


詩乃は、カウンターに小さな包みを置いた。


「今日は、依頼で来ました」


律が首を傾げる。


「依頼?」


詩乃は包みを開けた。


中には、銀のブローチがあった。


石のないブローチ。


灰原家の居間に置かれていたものだ。


玲央はそれを見る。


「どうされましたか」


詩乃は少し緊張した顔で言った。


「このまま使えるようにしてほしいんです」


「翡翠は戻さずに?」


「はい」


「中央の空座は?」


詩乃はそこを見た。


「空いたままで」


玲央は静かに頷いた。


「ブローチとして身につけられるよう、爪の先端だけ整えましょう。空座の縁も、引っかからないようにできます」


詩乃の表情が少し柔らかくなる。


「お願いします」


律は母を見た。


「つけるの?」


詩乃は、少し照れたように頷いた。


「ええ」


「怖くない?」


「怖いわ」


詩乃は正直に言った。


「でも、隠しておくほうが、もっと怖くなった」


律は黙った。


真澄が、ブローチを見ている。


詩乃は彼に言った。


「あなたが渡された石は、もうありません」


「はい」


「でも、このブローチは残りました」


「はい」


「私は、これを持ちます」


真澄は、深く頭を下げた。


「ありがとう」


詩乃は少しだけ眉を寄せた。


「あなたに礼を言われることではありません」


「そうですね」


真澄は小さく頷いた。


律は、そのやり取りを見ていた。


ぎこちない。


けれど、嘘は少ない。


それでいいのだと思った。


玲央はブローチを黒い布の上に置いた。


「お預かりします」


詩乃は頷いた。


「急ぎません」


「では、丁寧に」


「はい」


そのとき、成瀬真澄がカウンターの上に小さな箱を置いた。


「水城さん」


「はい」


「これを見ていただけますか」


箱を開けると、中には古い懐中時計が入っていた。


銀色のケース。

蓋には細かな傷。

針は止まっている。


「時計ですか」


「ええ。佐世保の店で直せなかったものです」


「私に?」


「宝石はついていません。ただ、蓋の内側に小さな石座があります」


玲央は懐中時計を手に取った。


確かに、蓋の内側に小さな丸い石座がある。


今は空いていた。


「石が外れている」


「はい」


「何の石だったのですか」


真澄は首を振る。


「わかりません」


律が少し警戒した顔になる。


「また何かあるんですか」


真澄は苦笑した。


「いや。これは事件ではない」


「本当に?」


「たぶん」


律は眉を寄せた。


玲央は笑った。


「たぶん、がつくと少し不安ですね」


真澄は申し訳なさそうに言った。


「昔から直せずに持っていました。もし石がわかれば、いつか直せるかもしれないと思って」


玲央は懐中時計を静かに見た。


止まった時計。


空の石座。


修復職人が直せなかったもの。


「お預かりしましょう」


律が言う。


「水城さん」


「何です」


「それ、本当に事件ではありませんか」


「まだわかりません」


「その返事が一番怖いんです」


店内に、少しだけ笑いが起きた。


それは、この物語の中で何度も訪れた静けさとは違っていた。


張り詰めた沈黙ではない。


緩やかに息ができる沈黙のあとに来る、小さな笑いだった。






夜、店を閉めたあと、玲央はひとりで瑠璃窓の中にいた。


カウンターの上には、今日預かったものが並んでいる。


鳴海硝子の青いスピネル。

灰原詩乃の石のないブローチ。

成瀬真澄の止まった懐中時計。

糸替えを待つ真珠のネックレス。

サイズ直しの指輪。


どれも、何かを待っている。


直されること。

返されること。

身につけられること。

もう一度、誰かの時間へ戻ること。


玲央は、青い小窓を見上げた。


かつて、この店は隠すための場所だった。


白河周吾が、玲央へ用意した舞台でもあった。


青の王冠が戻る場所。

証言を割る場所。

記憶を試す場所。


だが、今は違う。


少なくとも、玲央はそうしたいと思っている。


ここは、隠すための場所ではない。


返すための場所。


持ち主へ。

名前へ。

声へ。

時間へ。


完全に戻せるものばかりではない。


戻らないもののほうが多い。


十年は戻らない。

二十年も戻らない。

失われた信頼も、言えなかった言葉も、すべてが元通りになるわけではない。


それでも、返せるものはある。


石を。

名前を。

声を。

空白を見る権利を。


玲央は黒い布を畳もうとして、ふと手を止めた。


扉の外に、人影があった。


すり硝子越しに、誰かが立っている。


閉店後の瑠璃窓に来る客は、たいてい何かを抱えている。


玲央は扉へ向かった。


鍵を開ける。


外に立っていたのは、若い女性だった。


二十代半ばほど。

濡れたような黒髪。

手には、小さな紙袋を持っている。


「すみません。もう閉店ですよね」


「ええ」


玲央は柔らかく答えた。


「でも、少しなら」


女性は安心したように息を吐いた。


「これを、見てもらいたくて」


彼女は紙袋から、小さな箱を出した。


その手は、少し震えていた。


玲央は店内へ促した。


「どうぞ」


女性は遠慮がちに店へ入る。


青い小窓の光が、彼女の横顔を照らした。


「お名前を伺っても?」


玲央が尋ねると、女性は小さく頷いた。


「雨宮、といいます」


「雨宮さん」


「祖母の遺品なんです」


彼女は箱をカウンターに置いた。


玲央は白い手袋をはめる。


箱を開けると、中には小さなイヤリングが片方だけ入っていた。


銀の台座に、薄紫の石。


もう片方はない。


玲央は、石を見た。


アメジストだろうか。


いや、光の角度によって、少しだけ青みが揺れる。


「片方だけですか」


「はい」


雨宮は頷いた。


「祖母が亡くなる前に、もう片方を探してほしいと言っていました」


「どこにあるか、心当たりは?」


「ありません」


「なぜ探したいのかは?」


雨宮は、少しだけ目を伏せた。


「祖母は、片方だけでは返せないと言っていました」


玲央の手が、わずかに止まった。


返せない。


また、その言葉。


「何を返すのか、聞きましたか」


雨宮は首を振った。


「聞く前に、亡くなりました」


玲央は、イヤリングを黒い布の上に置いた。


薄紫の石が、瑠璃窓の青い光を受ける。


静かな色だった。


大きな事件になるかはわからない。


ただの思い出探しかもしれない。


失くしたイヤリングの片割れを探すだけかもしれない。


けれど、この店では、そういう小さな空白こそが入り口になる。


「お預かりしても?」


玲央が言うと、雨宮はほっとしたように頷いた。


「お願いします」


「わかりました。まずは石と金具を見ます。片方だけでも、作られた時期や工房の手がかりが残っているかもしれません」


「ありがとうございます」


玲央は依頼票を出した。


名前。

連絡先。

預かり品。

依頼内容。


雨宮は、丁寧に記入した。


その間に、玲央はふと思った。


これでいいのだ。


瑠璃窓は、今日も開いている。


誰かが抱えた小さな箱を置くために。


誰かの空白を、すぐに埋めるのではなく、まず見るために。


雨宮が帰ったあと、玲央はイヤリングを黒い布の上に残したまま、青い小窓を見上げた。


外はすっかり夜だった。


瑠璃色の光が、店内に落ちている。


そこへ、再び扉の鈴が鳴った。


玲央は振り向く。


灰原律が立っていた。


「まだ開いていたんですか」


「閉めたつもりでした」


「客がいましたね」


「よくわかりましたね」


「店の前ですれ違いました」


律はカウンターの上のイヤリングを見る。


「新しい依頼ですか」


「ええ」


「事件ですか」


「まだわかりません」


律は少しだけため息をついた。


「その言葉、だいたい事件になるんですよ」


「今回は、ただの探し物かもしれません」


「そう言って、何度巻き込まれたか覚えていますか」


「灰原さんも、だいぶ慣れましたね」


「慣れたくありませんでした」


そう言いながら、律はカウンターの前に立った。


もう帰る様子はない。


玲央は、イヤリングをルーペで覗いた。


「薄紫の石です」


「アメジストですか」


「かもしれません。ただ、少し青みがあります」


「また珍しい石ですか」


「宝石は、だいたい少しずつ珍しいものです」


律は呆れたように言った。


「便利な言い方ですね」


玲央は笑った。


「確認します」


律は、青い小窓を見た。


「手伝います」


玲央は少し意外そうに顔を上げた。


「お仕事では?」


「今日は非番です」


「では、お客様?」


「違います」


「報告?」


「それも違います」


「では?」


律は、少しだけ考えた。


「相棒として」


玲央は、静かに目を細めた。


相棒。


その言葉は、瑠璃窓の中に思ったより自然に落ちた。


青の王冠事件のころなら、律は絶対に言わなかっただろう。


玲央も、受け取れなかったかもしれない。


だが今は違う。


疑うことをやめたわけではない。


過去が消えたわけでもない。


それでも、二人は同じ黒い布の上を見ることができる。


玲央は、少しだけ笑った。


「では、お願いします」


律は頷いた。


「まず何を見ますか」


「空いている場所です」


「片方ないから?」


「ええ」


「本当に、あなたらしい」


「最近は、灰原さんも得意でしょう」


「否定できないのが嫌ですね」


二人は、黒い布の上の小さなイヤリングを見た。


片方だけの宝石。


まだ何も語っていない石。


けれど、そこには確かに何かがある。


返せないと言われたもの。


探してほしいと託されたもの。


瑠璃窓の青い小窓が、静かに光っていた。


外では夜が深くなっていく。


店の中には、黒い布と、ルーペと、二人の影。


玲央はイヤリングをそっと持ち上げた。


「では、見ましょうか」


律が隣で頷いた。


「はい」


瑠璃窓は、今日も開いている。


ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。


水城玲央は、自分の過去と向き合い、瑠璃窓を返す場所にしようと決めました。

灰原律は、自分の名前と家族の沈黙を見つめたうえで、もう一度その名前を選びました。


宝石は、美しいだけではなく、誰かの声や沈黙、罪や願いを抱えることがある。

けれど、それを見つめ直すことで、返せるものもある。


瑠璃窓は、今日も開いています。

どこかで誰かが、まだ言えなかったものを、小さな箱に入れて持ってくるかもしれないからです。

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