↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
6/6

アリス、一波乱!?


「暖かな春の日差しが、神の祝福のように降りそそぐ、この素晴らしき日に … 」


という、この入学式での新入生代表の言葉を務めた成績優秀者は必然と言うべきか、リーディッヒ皇太子であった。


そんな素晴らしい婚約者を持つアリスは、これまた必然、やはり白王子のビジュアルしか興味がなかった!


(はーやっぱり正統派イケメンと言うだけあって白王子は本日も素晴らしいお顔ね。。

あの色素の薄さに整ったお顔はもはや芸術だわ!)


もちろん、アリスはゲーム中でのスタート地点である入学式で少なくとも、ヒロインである アメリア の顔を確認しておくつもりであったので、それも忘れない。


(さーて、アメリアはどこかしら。

ゲームの記憶では、平民の特待生だったからか分からないけれど、かなり前の方だったわよね。

えーっと、、ピンクの髪、ピンクの髪っと、、)


(ん?あれかしら、、さすがヒロインだわ、美しいわね、、ってなんかこっち見てる?、、

というか目があってるように思うのだけれども、、、

いや、そんなはずは、、)


アリスが目をこすって再びアメリアを見ると、彼女は前を向いていた。


(?まあ気のせいかしら、まだアリスとアメリアの出会いは入学式のあとのはずなのだしね、、)


と、いろいろ考えている間に式典は終わりを迎えた。




次は魔力検査である。


水晶に手をかざし魔力を注ぐと、自分の魔力が数値として出てくる、というものであった。


(大丈夫、私は先生と水晶を使って練習したわ。

水晶を割る、なんてことはないはずよ、、)


と、考えているうちに、魔力検査が始まった。

アリスはアメリアに続き、3番手である。


(1番最初の子はどのくらいかな、、っと)


「アイール、魔力、14!」


検査会場全体が少しざわつく。


(14?どうなのかしら、、

まあ次のアメリアが見ものね!)


「アメリア、魔力、21!」


「おい、21だってよ!」「すごいな、、」「しかもかわいいしな!」


ざわめきが大きくなる。


(うーん、20越えがすごいくらいなのね、、

私はどうかしら?30とか出ちゃったりして、、フフフ)


アリスはとりあえず、自分の鍛練の成果が知りたいようである。


(まあ、割らなければ弁償だなんてないわ!

それに、ある程度目立たないとアメリアに牽制できないしね)


「次、アリス、こちらへ」

検査官がアリスを招く。


「ここに手をかざして、魔力を流してごらん」


「分かりましたわ」


(うーーーーんこのくらいなら割れない!)


アリスが魔力を注ぐと、水晶が光り、数字が表示される。


(わっ、いくつかしら!)


水晶には 07 と表示された。


「アリス、魔力、、、7!?!?」


「え、7?!」「すごく低いわね」「この中で1番低いんじゃ、、」


会場全体が大きくざわつく。


(な、7ですって!?私あれだけ鍛練つんだのよ!?

一体なんのバグなの?これ、、)


試験官もアリスと水晶を見比べ、困った顔をして、アリスに声をかける。


「アリス嬢、もう一度やってみよう。

もしかしたら、この魔力検査の水晶が壊れているかもしれない。」


「え、ええ、分かりましたわ。」


(ええい、こうなったら、割れるなんて気にしてられないわ!)


アリスは再び手をかざし、魔力を先程よりも多めに注ぐ。と、



パアアアアアアンッッッ


水晶が粉々に割れてしまった。


「わ、割れたぞ!?」「一体何したんだ!」「割れるなんてあるのね、、」


ざわめきがさらに大きくなる。


(な、やはり割れてしまったわ!そんな、、)


これには試験官も衝撃だったようで、


「ア、アリス嬢、もう大丈夫だから席に戻りなさい。」


と、かなり困惑した態度で、告げられた。

結局、アリスは意気消沈として席に着くのであった、

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。