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第95話 前線と裏口

正面では鋼がぶつかり、

裏では足音が忍ぶ。


戦場は、常に一つではない。

レオンとフィオが駆け込んだ瞬間、戦場は一段階、熱を増した。


「遅れて悪い!」


レオンの大剣が横薙ぎに振るわれる。

重い一撃が傭兵二人を弾き飛ばす。


「数が多い!」


フィオが叫ぶ。


だがその声は恐怖ではない。

高揚だ。


弓が鳴る。


放たれた矢は正確に急所を射抜く。

盾持ちの足元、鎧の隙間、喉元。


「前より連携が速いな!」


ダリウスが吠える。


リディアは静かに魔力を流し続けている。

途切れさせない。


刃は薄く青白く光り続けている。


叩き割る力はない。

だが、金具を断ち、革を裂き、隙を作る。


「崩せ!」


レンが横から飛び込み、膝裏を斬る。


徐々に押している。


だが――


暗殺部隊は強者揃いだった。


陣形を崩さない。


負傷者を踏み越え、次が出る。


老兵が前に出る。


ダリウスと対峙。


「クローディア家のやり方、しかと見届けたからな!」


「死人に口なしだ」


老兵の剣が重く振るわれる。


火花が散る。


互角。


「お前ら、皆殺しだ!」


老兵が吠える。


「クローディア家の恐ろしさを思い知るがいい!」


正面は、激戦。


その時。


ロークの店の裏手。


静かな足音。


数名の暗殺部隊が回り込んでいた。


「裏は手薄だ」


低い声。


扉に刃をかけた瞬間――


ガン、と衝撃。


「悪いな」


ロークが立っていた。


片手に短剣。


もう片手に鉄棒。


「商売人はな、逃げ道を作るのが得意なんだよ」


一人を突き、もう一人の膝を砕く。


だが数が多い。


「カイ達はやらせん!」


刃がロークの肩をかすめる。


血が滲む。


店内。


「女将さん、下がって!」


カイが工具袋を投げる。


重いハンマーが一人の手首を打ち砕く。


ミレーヌは酒瓶を叩き割り、目潰しのように投げる。


「舐めるんじゃないよ!」


ギリギリで防いでいる。


その時――


「裏口から敵侵入!」


アリアの声が響く。


リディアの視線が瞬時に動く。


「レン、女将さん達を頼む」


「わかった!」


レンが戦線を離脱し、影のように裏へ走る。


レオンも気づく。


「フィオ、前は任せる!」


「了解!」


レオンが店内へ駆け込む。


正面ではダリウスが老兵を押し返し始めていた。


裏では、ロークが踏みとどまり、

カイとミレーヌが背を預けている。


戦場は、完全に入り乱れた。


・正面:ダリウス vs 老兵

・中央:リディア持続強化型の安定戦闘

・側面:レオン・フィオ制圧。アリア達エルフの矢が活躍。

・裏口:ローク覚醒

戦況は入り乱れている………

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